User manual

統計関数
66 Sybase IQ
4-3: 分割された入力と、3 ロー分の移動ウィンドウ
UNBOUNDED
PRECEEDING
FOLLOWING
ウィンドウフレームは、パーティションの先頭 (UNBOUNDED PRECEDING)
最後 (UNBOUNDED FOLLOWING)、または両方まで到達する無制限の集合グ
ループによって定義されます。
UNBOUNDED PRECEDING には、パーティション内の現在のロー以前にあるす
てのローが含まれておりROWS または RANGE で指定できます。UNBOUNDED
FOLLOWING には、パーティション内の現在のロー以後にあるすべてのローが
まれており、ROWS または RANGE で指定できます。詳細については、ROWS
(67 ページ ) RANGE(70 ページ ) を参照してください。
FOLLOWING の値では、現在のロー以降にあるローの範囲または数を指定し
ます。ROWS を指定する場合その値には、ローの数を表す正の数を指定し
ます。RANGE を指定する場合、そのウィンドウには、現在のローに指定の数
値を足した数よりも少ないローが含まれます。RANGE を指定する場合、その
ウィンドウ値のデータ型は、ORDER BY 句のソート・キー式の型に対応して
いる必要があります。指定できるソート・キー式は 1 つだけで、このソート・
キー式のデータ型は「加算」を許可していなければなりません。
PREDCEEDING の値では、現在のロー以前にあるローの範囲または数を指定し
ます。ROWS を指定する場合、その値には、ローの数を表す正の数を指定しま
す。RANGE を指定する場合、そのウィンドウには、現在のローから指定の数
値を引いた数よりも少ないローが含まれます。RANGE を指定する場合、その
ウィンドウ値のデータ型は、ORDER BY 句のソートキー式の型に対応してい
る必要があります。指定できるソートキー式は 1 つだけで、このソートキー
式のデータ型は「減算」を許可していなければなりません。1 つ目のバインド
されたグループで CURRENT ROW または FOLLOWING の値を指定している場
合は、2 つ目のバインドされたグループにこの句を指定することはできません。