User manual

リソース使用を調整するオプショ
136 Sybase IQ
キャッシュ・ページのプリフェッチ
SET コマンドの PREFETCH_BUFFER_LIMIT オプションは、Sybase IQ がプ
リフェッチ ( データベース・ページの先読み ) に使用できるキャッシュ・ペー
ジの数を定義します。このオプションのデフォルト値は 0 です。このオプショ
ンは、Sybase 製品の保守契約を結んでいるサポートセンタから指示があった
場合にだけ設定してください。詳細については、Sybase IQ リファレンス
ニュアル』PREFETCH_BUFFER_LIMIT オプション」を参照してください。
SET コマンドの BT_PREFETCH_MAX_MISS オプションは、特定のクエリで
ページのプリフェッチを継続するかどうかを決定します。HG インデックスを
使用するクエリの実行速度が予想より遅い場合は、このオプションの値を徐々
に増やしてみます。詳細については、Sybase IQ リファレンス・マニュアル』
BT_PREFETCH_MAX_MISS オプション」を参照してください。
一般的な使用のための最適化
Sybase IQ は、開いたカーソルの数を追跡して、メモリを割り付けます。特定
の状況においてはUSER_RESOURCE_RESERVATION オプションによっ
て、製品を使用している思われる現在のカーソル数の最小値を調整し、テンポ
ラリ・キャッシュから割り付けるメモリをさらに節約できます。
このオプションは、慎重な分析の結果、実際に必要であると判断された場合に
のみ設定する必要があります。このオプションを設定する場合は、Sybase 製品
の保守契約を結んでいるサポート・センタに連絡してください。
プリフェッチされるローの数の制御
プリフェッチは、相対位置 1 または相対位置 0 のみをフェッチするカーソルの
パフォーマンスを向上させるために使用します。2 つの接続パラメータを使用
して、カーソル・プリフェッチのデフォルトを変更できますPrefetchRows
(PROWS) は、プリフェッチされるローの数を設定します。PrefetchBuffer (PBUF)
は、プリフェッチされたローを格納するために、この接続に使用できるメモリ
を設定します。プリフェッチするローの数を増やすと、次の特定の条件ではパ
フォーマンスが向上する可能性があります。
アプリケーションが数回の絶対フェッチで数多くのロー ( 数百ロー以上 )
をフェッチする場合
アプリケーションがローを高速でフェッチし、クライアントとサーバが同
じマシン上にあるか、高速ネットワークで接続されている
クライアント/サーバ通信がダイヤルアップ・リンクやワイド・エリア
ネットワークなどの低速ネットワークで行われている場合