Instruction Manual
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せていただきます。
滑り止め:滑り止めは表示のパラメータによる実験室の条件で試験されています。これ
は様々な要因(フロアの材質やほこり・泥など)により影響されるため、あらゆる状況
での安全な歩行を保証するものではありません。現場での着用テストに加え、「shoe-
oor-medium」システムの使用をおすすめします。
安全靴EN 20345:2011は200ジュールのエネルギー効果の衝撃と、保護トウキャップ部分
では15KNの圧縮負荷に耐える要件を満たしています。これらは、EN ISO 20345:2011の
基本要件であり、カテゴリーSB、S1、S1P、S2、S3項目の落下物に対する保護としてラ
ンク付けされています。落下物に対する保護を備えないEN ISO 20347:2012 OB、O1、O2
、O3項目には適用されません。上記以上の力が加わると、つま先部分の怪我のリスクが
高まります。そのような場合は、代替となる予防措置を検討してください。
このシューズの耐踏抜き性は、実験室で標準的な釘を使用し1100 Nの力によって確認さ
れています。より大きな力またはより直径の小さな釘では、貫通が発生するリスクが高
くなります。そのような環境では、代替となる
予防措置を検討してください。
現在、耐踏抜き性のある一般的なタイプの中敷きはPPEシューズショップでお求めいた
だけます。金属タイプと非金属素材の2種類となっております。両タイプともこのシュ
ーズでの標準の耐踏抜き性の最低要件を満たしておりますが、下記の通りそれぞれ異な
るメリットとデメリットがあります:
金属:鋭い物体/危険物の形状(直径、形、鋭さなど)に影響されにくい一方、製造上
の制約により靴底全体をカバーすることができません。
非金属:金属に比べ、より軽量・柔軟で広い範囲をカバーできますが、耐踏抜き性は鋭
い物体/危険物の形状(直径、形、鋭さなど)に左右されます。
お求めの靴の耐踏抜き中敷きの種類についての詳細は、説明書記載のメーカーまたはサ
プライヤーにお問い合わせください。
靴は正しく保管および輸送してください。できるだけ箱に入れて乾燥した場所に置くよ
うにしてください。靴には製造年月の印が入っています(例:03/2018 = 2018年3月)
。さまざまな要因に左右されるため、一般に使用期限は示されていません。製造から5
~8年を大まかな目安としてご使用ください。また、使用期限は摩耗や使用の程度、使
用場所やその他の要因(熱、低温、水気、太陽光や化学物質など)により異なります。
このため、ご使用前は必ず靴に損傷がないか注意深くご確認ください。損傷がある場合
は、使用しないでください。
損傷評価の説明:(5ページに画像を掲載しています)
これらの場合は使用しないでください。
a) 著しく、深い亀裂がアッパー素材の厚さの半分以上に入り始めている(画像1)
b) 特にトウキャップまたはつま先の保護キャップが露出するなど、アッパー素材が著
しく摩耗している場合(画像2)
c) アッパー素材が変形したり焼けたり、溶けたりしている、または泡ができている場
合。また、レッグ部分のステッチが 切れている場合(画像3)
d) 外側ソールに長さ10mm以上、深さ3mm以上の亀裂が入っている場合(画像4)
e) アッパー素材と外側ソールが長さ10~15mm以上、幅5mm以上にわたって分離してい
る場合
f) 外側ソールのたわみ部分の接地面からの高さが1.5mm以下の場合(画像5)
g) 元のインナーソールが明らかに歪んだりつぶれたりしている場合
h) 手で靴の内部をチェックした時、ライニングが破れていたり、つま先保護材に鋭い
エッジが確認されたりした場合(画像6)
静電防止機能のある靴の場合は、次の推奨事項に従ってください:
静電防止靴は、火花により可燃性物質や気体が発火するリスクを排除するために、放電
によって静電荷を減らす必要がある場合、および電子機器または稼働中の部品からの感
電の危険性を完全に排除できない場合に使用してください。ただし、静電防止靴は
床と足との間に抵抗を与えるだけなので、感電に対しては十分な保護を提供できませ
ん。感電の危険性を完全に排除できない場合は、この危険防止のために他の措置を講じ
てください。
このような措置および以下に規定するテストは、職場での事故防止プログラムの日課と
して行うようにしてください。
ゾーン0、1または20の爆発性エリア、およびMIE<3 mJの物質のあるゾーン21において
は、各自最大108オームの地面に対する放電抵抗を備えた放電機能のある靴を着用する
必要があります。このため、100 MΩ超の電気抵抗を持つ静電防止靴はこれらのエリア
に適していません。
これまでの実例によれば、静電防止の目的で製品を使用する場合、その全耐用年数にわ
たって1000MΩ未満の電気抵抗を維持する必要があります。新品の抵抗の下限としては
100kΩの値が指定されており、これは最大250 Vまで危険な感電や電子機器の欠陥によ
る発火に対して限定的な保護を確保するものです。ただし、特定の条件下では十分に保
護できない場合があるため、着用においてはその他の保護対策を合わせて講じる必要が
ありますのでご注意ください。
一部の靴タイプの電気抵抗は、屈曲、汚れまたは水分により正常に機能しない場合があ
ります。水に濡れる環境で着用する場合、この靴は所定の機能を果たすことができませ
ん。従って、製品が確実に電荷を放電する所定の機能を果たし、その耐用年数を通して
保護を提供できるようにする必要があります。このため、現場での電気抵抗テストを定
期的に行うことをおすすめします。
カテゴリーIの靴は長期間の着用において水分を吸収し、湿気のある、または濡れた状
態では導電性になる可能性があります。
ソールの素材が汚染される条件下で着用される場合、危険なエリアに入る前に毎回靴の
電気的特性を確認してください。
静電防止靴を着用するエリアでは、床の抵抗は靴による保護機能の効果がなくならない
ようなものである必要があります。
インナーソールと足の間には、ソックス以外の絶縁素材を挿入しないでください。靴の
インナーソールと足の間に中敷きを入れる場合は、靴/中敷きの電気的特性を確認する










