Instruction Manual

130 0456 705 0001 M19
危険の性質に応じて安全靴を選定す
ることをお勧めします。安全靴とズ
ボンを重ね合わせることが重要で
す。
さらに、大きさが30 mm以上のラベ
ルに保護等級(等級1、等級2、また
は等級3)を示す以下のピクトグラム
が記載され、そのラベルが安全靴外
側のはっきりと目視される位置に永
久的に貼り付けられていなければな
りません。
人間工学的な理由から、ほとんどの
作業環境や運転条件下では保護等級
1が使用されています。
一般的な注意事項:手持型チェンソ
ーによる切断に保護効果を発揮する
安全靴は、林業専用です。他の用途
には使用できません。安全靴の選定
と使用に関する手引きは、German
Social Accident Insurance (DGUV=
ドイツ社会的事故保険)の刊行物
112-191 にも記載されています。種
類によって、安全靴は爪先部分を水
分や機械的な影響(衝撃や圧力)と
いった危険から保護し、靴底の貫
通、滑り、帯電、熱、冷たさを防ぎ
ます。
安全靴は、仕様書に明記されている
保護機能を発揮します。追加的な衝
撃要因および環境条件(より大きな
機械的な力、極めて鋭利な物体、高
温または超低温、あるいは高濃度の
酸・苛性アルカリ溶液・または他の
化学物質の影響等)は、安全靴の機
能を低下させるおそれがあるため、
追加保護策を講じる必要がありま
す。
鋭利な物体(例えば釘またはガラス
の破片)が貫通する危険がある場合
は、S3仕様の耐貫通製品を着用して
ください。お客様が使用条件にとっ
て最適な安全靴を選定できますよ
う、弊社では謹んでアドバイスいた
します。
耐滑性:耐滑性は、規定のパラメー
ターに従った実験室の条件下で試験
されています。しかしながら、様々
な要因(地面を覆っている物質や埃
等)による影響を受けるため、こう
した試験は安全な歩行を保証するも
のではありません。作業場で「靴、
地面、地面を覆う物質」の様々な組
み合わせを用いて着用試験を行うこ
とをお勧めします。
EN ISO 20345 に準拠する安全靴は、
200 ジュールのエネルギーと15 kN
の圧力が爪先に加わった場合に保護
要件を満たします。これらは
EN ISO 20345の基本要件であり、
SB、S1、S1P、S2、およびS3に分
類される製品の、落下物に対する保
護性能になります。上記よりも大き
な力は、爪先がつぶれるリスクを高
めることがあります。そうした状況
では、他の予防策を検討してくださ
い。
安全靴が帯電防止特性を備えている
場合は、下記の推奨事項に従うこと
が不可欠です
例えば可燃性の物質/気化ガスが火
花によって点火される危険があると
きや、電気製品または通電部品によ
って感電する危険を完全に排除でき
ないときに、電荷を放電させること
で静電荷を低減させる必要がある場
合は、常に帯電防止靴を着用してく
ださい。ただし、地面と足の間で抵
抗を生み出すだけのため、帯電防止
靴には感電に対する十分な保護機能
は備わっていない点に注意してくだ