Instruction Manual
132 0456 705 0001 B19
鋭利な物体(例えば釘またはガラス
の破片)が貫通する危険がある場合
は、S3仕様の耐貫通製品を着用して
ください。お客様が使用条件にとっ
て最適な安全靴を選定できますよ
う、弊社では謹んでアドバイスいた
します。
耐滑性:耐滑性は、規定のパラメー
ターに従った実験室の条件下で試験
されています。しかしながら、様々
な要因(地面を覆っている物質や埃
等)による影響を受けるため、こう
した試験は安全な歩行を保証するも
のではありません。作業場で「靴、
地面、地面を覆う物質」の様々な組
み合わせを用いて着用試験を行うこ
とをお勧めします。
EN ISO 20345 に準拠する安全靴は、
200 ジュールのエネルギーと15 kN
の圧力が爪先に加わった場合に保護
要件を満たします。これらは
EN ISO 20345の基本要件であり、
SB、S1、S1P、S2、およびS3に分
類される製品の、落下物に対する保
護性能になります。上記よりも大き
な力は、爪先がつぶれるリスクを高
めることがあります。そうした状況
では、他の予防策を検討してくださ
い。
安全靴が帯電防止特性を備えている
場合は、下記の推奨事項に従うこと
が不可欠です:
例えば可燃性の物質/気化ガスが火
花によって点火される危険があると
きや、電気製品または通電部品によ
って感電する危険を完全に排除でき
ないときに、電荷を放電させること
で静電荷を低減させる必要がある場
合は、常に帯電防止靴を着用してく
ださい。ただし、地面と足の間で抵
抗を生み出すだけのため、帯電防止
靴には感電に対する十分な保護機能
は備わっていない点に注意してくだ
さい。感電リスクを完全に排除でき
ない場合は、他の保護策を講じてリ
スクを回避してください。そうした
保護策と下記の試験を作業場所にお
ける慣習的な事故防止プログラムの
一部に組み入れてください。
経験上、帯電を防止するためには、
製品と足の間の電気抵抗は、靴が寿
命に達するまでの間、1000 MΩ以
下になっていなければなりません。
250 Vまでの電圧で作動する電気機
器が故障した場合に生じる危険な感
電または火花に限定的な保護効果を
発揮させるために、新品の製品の抵
抗下限値として100 kΩの値が規定
されています。ただし、特定の状況
下では、安全靴は十分な保護効果を
発揮しないため、着用者は追加的な
保護策を講じる必要があります。
このモデルの安全靴の電気抵抗は、
曲げたり、汚れや水分が付着したり
すると大幅に低下するおそれがあり
ます。濡れた状態で着用すると、こ
の安全靴は本来の機能を発揮しなく
なります。そのため、電荷を放電さ
せる本来の機能を果たし、着用中に
保護効果を発揮することができるよ
う、製品の状態に関心を払う必要が
あります。こうした理由から、使用
者には必要に応じて電気抵抗のオン
サイト試験を定期的かつ頻繁に行う
ことをお勧めします。
分類 I の安全靴は、長時間の着用
中に水分を吸収することがあり、高
湿度下や濡れた状態では電気を通す
場合があります。靴底の素材が汚染
されたまま安全靴を着用する場合
は、危険なエリアに進入する前に毎
回安全靴の電気的な特性を試験する
必要があります。帯電防止靴を着用
するエリアでは、アース抵抗が安全
靴の保護機能を無効にしないことを
確認してください。










