Instruction Manual

0456 705 0001 B19 131
ます。安全靴製造時の制約により、
靴底の一部には耐貫通性は備わって
いません。
メーカーに関する情報:
EN ISO 17249:2013 に準拠するチ
ェンソーによる切断に対して保護性
能を発揮する安全靴
作業者用保護装備には、手持型チェ
ンソーによる切断を完全に防ぐ機能
はありません。経験上、作業者用保
護装備は、特定の水準の保護性能を
発揮するように設計することができ
ます。
保護効果は、例えば以下の様々な機
能原理によって実現することができ
ます:
接触時にチェンまたはカッティン
グアタッチメントが滑り、それに
より素材が細断されない。ゴム製
の靴の場合、この保護機能は経年
変化で低下することがあります。
チェンドライブのスプロケットに
引き込まれた繊維がチェンの動き
を止める。
運動エネルギーを吸収し、チェン
を減速させる耐切断性が高い繊維
を使用してチェンの動きを止め
る。
上記の原理が一つ以上利用されるこ
とが多々あります。3種類の保護等
級があり、各等級はチェンソーの様
々な保護効果に対応しています。
保護等級1:チェン速度 20 m/s
保護等級2:チェン速度 24 m/s
保護等級3:チェン速度 28 m/s
危険の性質に応じて安全靴を選定す
ることをお勧めします。安全靴とズ
ボンを重ね合わせることが重要で
す。
さらに、大きさが30 mm以上のラベ
ルに保護等級(等級1、等級2、また
は等級3)を示す以下のピクトグラム
が記載され、そのラベルが安全靴外
側のはっきりと目視される位置に永
久的に貼り付けられていなければな
りません。
人間工学的な理由から、ほとんどの
作業環境や運転条件下では保護等級
1が使用されています。
一般的な注意事項:手持型チェンソ
ーによる切断に保護効果を発揮する
安全靴は、林業専用です。他の用途
には使用できません。安全靴の選定
と使用に関する手引きは、German
Social Accident Insurance (DGUV=
ドイツ社会的事故保険)の刊行物
112-191 にも記載されています。種
類によって、安全靴は爪先部分を水
分や機械的な影響(衝撃や圧力)と
いった危険から保護し、靴底の貫
通、滑り、帯電、熱、冷たさを防ぎ
ます。
安全靴は、仕様書に明記されている
保護機能を発揮します。追加的な衝
撃要因および環境条件(より大きな
機械的な力、極めて鋭利な物体、高
温または超低温、あるいは高濃度の
酸・苛性アルカリ溶液・または他の
化学物質の影響等)は、安全靴の機
能を低下させるおそれがあるため、
追加保護策を講じる必要がありま
す。