Instruction Manual

8. プライミング
ツールを分解した後には、運転に先立って必ずプライミングが必要です。ストロークが縮小され、締付け具が、ト
リガーの1度のオペレーションによって完全には取り付けられていない場合、一定の使用の後に十分なストロークを
回復することが必要となることがあります。
8.1 オイル詳細
プライミング用の推奨オイルHyspin® VG32は、0.5L(部品番号:07992-00002)または1ガロンコンテナ(部品番
号:07992-00006)が用意されています。下記の安全データを参照してください。
8.2 HYSPIN®VG 32オイル 安全データ
救急
皮膚:
すぐに石鹸と水でよく洗ってください。日常的な接触の場合、応急手当は必要ありません。短時間の接触の場合、
応急手当は必要ありません。
経口摂取:
直ちに医師の診察を受けてください。吐かせないでください。
目:
数分間水で直ちに洗浄します。一次刺激原ではありませんが、次の接触で小さな刺激が生じることがあります。
発火
引火点:232°C。可燃性に分類されません。
適切な消火メディア: CO2、乾燥粉末消火薬剤、泡、水霧。ウォータージェットは使用しないでください。
環境
廃棄物処理:許可された契約業者を通じて認められた場所で処分すること。焼却も可能です。使用済みの製品は埋
め立て可能です。こぼれ:排水管、下水管および水道に入らないようにしてください。吸収材で吸収させます。
取り扱い
保護めがね、不浸透性手袋(PVCなど)、プラスチック製エプロンを着用してください。十分換気されたエリアで
使用してください。
保管
特別な注意事項はありません。
8.3 プライミング手順
注意:油が完全に清潔で気泡が無いことを確認してください。
注意:プライミング作業中のツールは横にしておく必要があります。
注意:すべての操作を、清潔な手で、清潔なエリアの清潔な作業台で行ってください。
注意:深刻な損害が生じる可能性があるため、ツールに異物が入らないよう注意してください。
ツールを横にした状態で、オイルプラグ (42) を上にして置きます。
ストローク設定フィンガー (88) を引いて、リアハウジング (86) を完全にねじ込んだ状態から5回転以上回して
取り外します。
六角レンチでオイルプラグ (42) を緩め、オイルシールワッシャー (43) と一緒に取り外します。
ツールにプライミングオイルを入れ、軽く揺らして空気を抜きます。
オイルシールワッシャー (43) とオイルプラグ (42) を交換して締め付けます。
この状態でツールの抽気を行う必要があります。この作業は、オイル回路から気泡を除去するために行います。
オイルブリーダー (48) が完全に締め付けられていることを確認し、六角レンチで1回転だけねじを緩めます。
ツールをエア供給に接続してから、トリガーを押し下げます。
オイルブリーダー (48) の周囲にオイルがにじみ出るのを待ち、再度締めます。余分なオイルを拭き取ります。
トリガーを戻します。
六角レンチでオイルプラグ (42) を開けます。
プライミングオイルを補充してレベルをリセットします。オイルシールワッシャー (43) とオイルプラグ (42)
を交換して締め付けます。
ツールを操作する前に、適切なノーズ機器を取り付けて、ツールのストローク調整を行う必要があります。
太字の項目番号は、一般組立図と部品表を参照してください(42-43ページ)。
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英語 取扱説明書原文からの翻訳