Instruction Manual
6.4 保守
500,000サイクルごとにツールを完全に分解し、損傷または磨耗した構成部品を推奨に従い交換します。すべてのO
リングとシールを新しいものに交換し、Molykote 55Mグリースを塗布してから組み立てます。
警告:安全に関する指示(28 ~ 30ページ)を読んでください。
警告:雇用者は、ツールの保守作業手順を適切な担当者に確実に伝える責任があります。
警告:適切な訓練を受けていないオペレータは、ツール保守や修理に関与することはできません。
警告:ツールに損傷や故障がないか定期的に検査してください。
特に指示がない限り、整備や分解を試みる前に、エアラインを切り離します。
分解作業は清潔な環境で行なうことを推奨します。
分解作業を始める前に、本機からオイルを抜きます。ハンドルアセンブリから、プラグ (42)、オイルシールワッシ
ャー(43)、ブリーダー (48)、ブリーダーワッシャー (49) を取り外し、オイルを適切な容器に排出します。
本機を分解する前に、ノーズアセンブリを取り外す必要があります。簡単な取り外し手順については、ノーズアセ
ンブリのセクション(34-37ページ)を参照してください。
ツール全体を整備するためは、サブアセンブリを以下に示す手順で進めることを推奨します。
6.5 空圧シリンダー
• ラバーベース (2) を取り外します。
• ツール底部を上に向けた状態で、柔らかい口金の万力で固定します。
• スパナ* を使って、エンドプラグ (3) を緩めます。空圧ピストン (9) がスプリング (11) の圧力で上に動きます
(空圧ピストン (9) に手で圧力をかける必要がある場合もあります)。
• Oリング (4) を取り外します。
• 空圧ピストン (9) を引き抜きます。
• リップシール (8) とOリング (36) を取り外します。
• ピストンロッド (10) の外周に傷が付かないように、口金の柔らかい万力で固定します。
• スパナ* を使って、ピストンロッド固定ボルト (5) を緩め、空圧ピストン (9) からピストンロッド (10) を外しま
す。
• エアチューブ (12) に損傷や歪みがないか点検します。(エアチューブはハンドル内にねじ込まれ、Loctite® 222
で固定されています)エアチューブを取り外す必要がある場合は、エアチューブの根元を100 °Cまで温めて
Loctite接着剤を柔らかくする必要があります。その後、六角レンチ* でエアチューブ (12) をハンドルから外すこ
とができます。
• スプリング (11) に歪みや損傷がないことを確認します。
• 組み立ては、分解と逆の手順で行います。
6.6 ロッドガイド
• 本機を逆さまにして万力で固定した状態で、スパナ* とTバー* を使ってロッドガイド (15) のねじを外します。
• ロッドガイド (15) を引き抜きます。
• 六角レンチ* でロックナット (13) を緩め、シール (14) とOリング (98) を取り外します。
• Oリング (16) を取り外します。
• 組み立ては、分解と逆の手順で行います。
6.7 トリガー
• 本機を万力で固定し、ピンパンチ* を使ってピン (26) を外します。
• トリガー (25)、ピン (22)、ローラー (23)、プッシュウェッジ (24) を取り外します。
• トリガーロッド (20) の頭部をゆっくり押して、Oリング (7、21)、ガイド (19)、リップシール (18)、プラグ
(17) と一緒に取り外します。
• 組み立ては、分解と逆の手順で行います。リップシール (18) のリップが本機の頭部に向いていることを確認し
てください。
* 74200サービスキットに含まれます。完全なリストは、37ページをご覧ください。
太字の項目番号は、一般組立図と部品表を参照してください(42-43ページ)。
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英語 取扱説明書原文からの翻訳