Product Manual
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使用推奨場所
一般土木
機械高の設定
機械高とは本体のレーザ光の高さです。
機械高は、ベンチマークまたは既知標高点の高さと、
標尺の値を足し算することで得られます。
1. 本体をセットアップして、標尺を現場のベンチマ
ークまたは既知標高点の上に置きます。
2. 水平位置表示を示すまで、標尺上で受光器を上
下させます。
3. ベンチマークに標尺の値を加えて、機械高を求め
ます。
例:
ベンチマーク =30.55 m
標尺の値 =+1.32 m
機械高 =31.87 m
この機械高をその他すべての高さの基準として使
用します。
勾配の設定
1. 本体を基準点(A) の上に設定します。
2. 本体上部の視準ガイドを使用して、自動整準モードで使用される軸上にある方向杭と直線になる向きに本体
をあわせます。三脚上でレーザの向きを変え、一直線上になるように
あわせます。
3. 受光器を標尺に取り付けます。本体の高さを確認するために、勾配0%
の軸上の方向杭点(B)に標尺を設置します。
メモ: 勾配を設定した後、この高さを基準高として勾配面の
確認 に使えます。
4. 発光機かリモートコントロールの左または右矢印ボタンを押してクロ
ス(y)軸用の勾配を入力します
5. (B) 点の 0%の軸上で手順3の機械高を使用してレーザ高を確認しま
す。
メモ: 機械高を変更した場合は三脚の上で発光機の向きを変
え、オングレードの高さになるように調整します。標尺上の受光
器の高さは絶対に変更しないでください。
6. 片方の軸かまたは両方の軸に最終的に指定された勾配を入力します。
メモ: 短い距離での軸あわせは日よけの視準ガイドだけを使用して行うことができ、手順の3から5を
省略 することができます。
メモ: 道路の片側の勾配を設定した後に、リモートコントロールを使用してy 軸のサインを逆向きに
することができます。
Y (∠) または X (y) 勾配のサインを逆にするには、勾配変更モードのときにマニュアルボタンを押します。
通り出し基 準 の設 定
1. 最初の基準点上の手前側に発光機を設置します。
2. 受光器を2番目の基準点上に設置します。
3. レーザ光を線の方向に調整するには、レーザ光が線のポイントに一致するまで発光機またはリモートコントロ
ールの上下ボタンを押します。
メモ: 垂直レーザ光を下げ振り位置と異なる調整をするには、発光機またはリモートコントロールのマ
ニュアルボタンを押し、左右ボタンを使用します。
HI
HI = Rod Reading + Benchmark
HI = 1.32 m + 30.55 m = 31.87 m (4.34 ft + 100.23 ft = 104.57 ft)
Height of Instrument (HI)
Rod Reading
1.32 m (4.34 ft)
Benchmark
30.55 m (100.23 ft)
C
L
A
C
B
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標準的な方法
Y (∠) 軸の上下の矢印ボタンとX (y) 軸の左右ボタンを、発光機とリモートコントロールの液晶画面に正しい勾
配が表示されるまで押し続けます。
メモ: 勾配の変化する速さはボタンを押し続ける時間によって変わります。
メモ: 0 から ±9.999% までの勾配が1000分の1パーセント単位で表示されます
10% 以上の勾配は100分の1パーセントで表示されます。
Y (∠) または X (y) 勾配の数値を戻すには、勾配変更モードのときにマニュアルボタンを押します。
発光機は、勾配変更の矢印ボタンを離してから2秒後、または使用していない軸の矢印ボタンを押してから2秒後
に指定された勾配位置に自動整準します。勾配変更モードが終了するとピッという音が1回 鳴ります。
メモ: 発光機とリモートコントロールの液晶画面の勾配は、発光機が指定された勾配位置に自動整準
するまで点滅します。
クイックチェンジ
メモ: 変更したい軸の矢印ボタンを同時に押し続けると勾配を素早く0.000% に変更することができ
ます。
1. Y軸の上下ボタンまたはX軸の左右ボタンを同時に押し続けて勾配を0.000%に設定します。
2. 上下ボタンまたは左右ボタンを押し続けると勾配が1% ずつ増加します。
メモ: 両方の軸の勾配は1.00% ずつ増加します。最も高い値に達すると、次に最も低い値になります。
つまり+15% の次は -10%になります。
発光機は、勾配変更の矢印ボタンを離してから2秒後、または使用していない軸の矢印ボタンを押してから2秒後
に指定された勾配位置に自動整準します。勾配変更モードが終了するとピッという音が1回 鳴ります。
メモ: 発光機とリモートコントロールの液晶画面の勾配は、発光機が指定された勾配位置に自動整準
するまで点滅します。
グレードマッチ・モード (GL422のみ)
グレードマッチ・モードでは、Y(∠)軸上の2点間の指定高さの勾配値を計測することができます。本体またはリモ
ートコントロールのマニュアルボタンを2回押します
メ モ:マニュアルLEDと整準LEDが同時に点滅します。
液晶画面の右下に「G」が表示され、3秒後に両軸の勾配値は0%に設定されます。
3秒経過する前に再度マニュアルボタンを押すと、直前に使用されていた勾配値に戻ります
グレードマッチ・モードに入ると両軸の勾配値を0%に
整準し直しますので、その間レーザ光は停止されます。
整準完了時、第1地点の設定高さにレーザ高を合わせます。あるいは、グレードマッチ・モードに入る前にレーザ
を0%にして第1地点に設置し、そのレーザ高を第1地点の指定高さに設定しておきます。
第1地点の高さ合せが終わったら次に第2地点の指定高さに受光器を設置し、オングレードを示すまで、本体ま
たはリモートコントロールの上・下矢印ボタンを押してレーザ光の勾配を変更します。
メ モ:グレードマッチ・モードでは、Y軸の勾配値は100分の1パーセント単位でカウントします。
自動整準モードに戻るには、もう一度マニュアルボタンを押します。液晶画面は、計測されたY(∠)軸の
勾配値を1000分の1パーセントまで表示します。
メ モ:グレードマッチを終了したら、X軸の勾配値は自由に設定できます。
グレードマッチ・モード始動 グレードマッチ・モードでの勾配値表示
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