Product Manual
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スタンバイモードは、バッテリ電力を節約するためのモードです。
本体またはリモートコントロールのマニュアルボタンを3秒押し続けると、スタンバイモードに切り替わります。
メモ: スタンバイモードのとき、レーザ光とロータ、自動整準システム、LEDは停止しますが、機械高警
告はオンのままです。
発光機がスタンバイモードであることを示すために、バッテリLEDは4秒に1回点滅し、発光機とリモー
トコントロールの液晶画面に破線が表示されます。
スタンバイモードをオフにして、発光機の全機能を使用できるようにするには、本体またはリモートコントロールの
マニュアルボタンを3秒間押し続けます。本体とその他すべての機能が再び使用可能になります。
マニュアルモード
本体またはリモートコントロールのマニュアルボタンを押すと、自動整準モードからマニュアルモードに切り替わ
ります。マニュアルモードになると、赤いLED(5)が毎秒点滅するようになり、さらに水平スクロールセグメントが
液晶画面に現れます。
マ ニュアル モード(水平)では、Y(∠) 軸の勾配設定は発光機のキーパッドまたはリモートコントロールの上・下矢印
ボタンを押すことで調整できます。同様にX(y)軸の勾配入力は本体のキーパッドまたはリモートコントロールの
左・右矢印ボタンを押すことで調整できます。
垂直モードでは、上・下矢印ボタンを押すとレーザ光が左・右に移動します。左・右矢印ボタンはレーザ光の傾き
を調整します。
自動整準モードに戻るには、もう一度マニュアルボタンを押します。
マスクモード
マスクモ ード – レーザ光の出射口を3つまで塞ぐことができ(電子シャッターにより)、現場に複数の発光機があっ
て互いの受光器に干渉しているときに使用します。
水平、垂直の設置に関わらず、マスクモードでは矢印ボタンの1つに続いてマニュアルボタンを押し、+か-Y軸ま
たは+か-X軸を選択します。マニュアルボタンに続けて上または下の矢印ボタンを押すと、Y軸の+または-の
マスクモードが作動、または終了します。+Y軸にマスクモードを作動させるには、発光機かリモートコントロールの
上の矢印ボタンを押し、1秒以内にマニュアルボタンを押します。Y軸にマスクモードを作動させるには最初に下の
矢印ボタンを押し、後は同じ手順で行います。
同様に、右か左の矢印ボタンをマニュアルボタンに続けて押すと+ または – X 軸のマスクモードを作動または終
了させることができます。
マスクモードが作動すると、シンボルの同じ位置にある棒が消え、その出射口が塞がれていることを示します。
メモ: マスクモードが終了すると、機器の出力があがります(標準設定)。
Y軸 (∠) またはX軸 (y) の勾配設定方法
Y軸 (∠) とX軸 (y) の勾配を変える
メモ: レーザは水平に設置された三脚の上で0%~±9%までの勾配を自動的に整準します。
より大きい勾配に対しては発光機を上向きに傾け、発光機が自動整準範囲内にあるようにしてください。
両方の軸に対する勾配は標準、またはクイック・チェンジのいずれかの方法で変えられます。標準の方法は勾配
を小さく変更する場合に使用されます。クイック・チェンジは勾配をゼロに設定し、それから大きく変更する場合
に使用します。
勾配変更モードを作動させるには、矢印ボタンのうちの1つをしばらく押し続けます。勾配変更モードになるとピ
ッという音が1回鳴ります。1方向勾配レーザ GL412 の精度は、上下の矢印ボタンを使用してY (∠)軸のみ変更
することができます。
マ ニュアル 水 平 マ ニュアル 垂 直
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整準感度の選択
メ モ:強い風や振動等の不安定な状況下で、レーザ光の大きなゆれによる作業への影響を最小限にし
たい場合は、「センシティブ・モード」を選択します。
センシティブ・モードの設定
1.発光機をオンにします。
2.起動時に、本体の上と左の矢印ボタンを同時に押し続けると、センシティブ・モードで立ち上がります。
メ モ:長いピーッという音と液晶画面の右下に「S」が表示されれば、センシティブ・モードの状態です。
3.通常の状態に戻すには、もう一度本体の上と左の矢印ボタンを同時に押し続けます。短いピッという音と液晶画
面の「S」表示が消えて、通常の状態に戻ります。
メ モ:本機を起動する際は、直前に選択されたモードで立ち上がります。
無線リモートコントロールをオン・オフする
無線リモートコントロールは、遠隔地から発光機へ操作コマンドを送信することができる携帯用機器です。発光機
とリモートコントロールが接続すると、発光機とリモートコントロールの初期画面の右端に「T」の文字が表示されま
す。「T」が点滅しているときは、接続が遮断されていることを表します(例:通信可能な範囲を外れた場合など)。無線
リモートコントロールと発光機が通信しているときは、「T」(アンテナのアイコン)の上に横棒が表示されます。
電源ボタンを押して無線リモートコントロールを起動します。
メモ: 無線リモートコントロールを起動すると、まず始めに標準画面(モデル番号とソフトウェア・バー
ジョン)が3秒間表示され、その後に軸のシンボルと各軸に最後に入力された勾配が短い間表示され
ます。発光機とリモートコントロールの接続が3秒以上遮断されると接続が再度確立されるまでの間
標準画面が表示されます。
リモートコントロールの起動時とボタン操作を行った後には液晶画面のバックライトが点灯しますが、その後8秒
以上何のボタン操作も行われなければ自動的に消灯します。
LED (2) はリモートコントロールのバッテリの状態を示します(レーザのバッテリLED と同様の機能です)。
無線リモートコントロールを終了するには、電源ボタンを押してください。
メモ: 20 分以上何もボタン操作が行われませんとリモートコントロールは自動的に電源をOFFしま
す。
発光機とリモートコントロールを同期させる
リモートコントロールが発光機と通信できるようにするには両機を同期させる必要があります。まず、発光機とリモ
ートコントロールの電源を切っておきます。そして発光機の右矢印のボタンをしばらく押し続け、発光機を起動しま
す。次に同じ操作をリモートコンロトールにも行います。両方の機器の画面には下記の情報が表示されます。
1秒後に両機の画面に最後に使用された勾配と、マスクモードとアンテナのシンボルが表示されたら、発光機とリ
モートコントロールが同期されたことを意味します。
スタンバイモード
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