User's Manual

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各撮影モードでのフラッシュ撮影
シャッター速度を任意にセットしたいとき
カメラを TV モードにセットすると、フラッシュの同調速度の範囲内でシャッター速度を任意に選択でき
す。シャッター速度を任意にセットすると、バックが最適となる絞りが自動選択されます。
絞りを任意にセットしたいとき
カメラを AV モードにセットすると絞りを任意に選択できます。絞りを任意にセットすると、フラッシュ
の同調速度の範囲内で、バックが最適となるシャッター速度が自動選択されます。
M モードのとき
シャッター速度と絞りを自分で選べます。選べるシャッター速度は、カメラの同調速度~bulb の間です。
カメラの露出計の表示に合わせて適正露出をセットすれば、簡単にデーライトシンクロやスローシンクロ
が行えます。求めた適性露出をもとに、意図的に露出を変化させたいときに便利です。
連続撮影時のご注意
連続発光による加熱での劣化を防止するため、以下の表に示す回数以下で止めて
10
分以上休ませてください。
モード 最大連続発光回数
TTL, M(1/1, 1/2)
15
M(1/4, 1/8)
20
M(1/161/32) 40
MULTI
10 サイクル
マニュアル発光撮影
任意の発光量をセットすることが可能です。
マニュアル発光による撮影は、非常に高度な技術を要します。オート
での撮影をお薦めします。マニュアル発光撮影を行う場合は、市販の
フラッシュメーターを使用するか、テスト撮影を行って露出を決定し
てください。
左右の発光部、個々に発光量
1/1~1/64
および発光なしを設定できます。
カメラの撮影モードを M にセットします。
MODE ボタンで M を選択します。
SEL ボタンを押します。(発光部 1(左)の発光量表示が点滅します)
或いはボタンを押して発光部 1(左)発光量を設定します。--
を表示させると、発光部 1(左)は発光しません。
SEL ボタンを押します。(発光部 2(右)の発光量表示が点滅します)
或いはボタンを押して発光部 2(右)発光量を設定します。--
を表示させると、発光部 2(右)は発光しません。
SEL ボタンを押して表示を点灯させます。
発光部 1 2 の発光量を同一にセットした場合は、発光量表示が点灯
します。異なる発光量をセットした場合は、発光量表示がでません。
ガイドナンバーは巻末の[ 1]を参照してください。
マニュアル発光での適正露出は、次の計算式で割り出せます。
フラッシュの発光量(ガイドナンバー)/撮影距離m)= 値( F
ハイスピードシンクロ撮影
FP
発光)
P-TTL 対応カメラのみ)
通常のフラッシュ撮影は、シャッター幕が全開になったときにフラッシュを光らせます。このため、同調
速度より高速のシャッターは使用できませんでした。ハイスピードシンクロはフラッシュを連続発光させ
て、シャッターの走行開始から終了まで発光を維持することにより、同調速度より高速のシャッターの使
用を可能にしました。