Technical Bulletin

COTB5--WW-JPN, Rev.3, 6/2015 1/7 ページ
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Power over Ethernet とパンドウイットのメタルケーブリング
はじめに
Power over Ethernet (PoE) は、敷設にかかるコストと時間を短縮するためによく使われる技術で、電力とデータ
1 つのツイストペアケーブルで供給できるようにします。Ethernet があらゆる場所に普及するにつれて、ネッ
トワークで相互接続されるデバイスはますます増えています。デジタルサイネージ、次世代の無線アクセスポ
ント、ナースコールシステム、シンクライアントなど、こうした新しいデバイスは現在の PoE+ 標準規格の規定
を超える電力を必要とします。このニーズを認識した業界は、51 71 W の電力を供給できる PoE++ 機器
開発に乗り出しています。こうした機器は 2016 年までには利用できるようになると見られています。
本書では、現在の PoE+ 標準規格とより大きな電力に対応した新しい PoE++ 標準規格を利用してパンドウイッ
トのコネクタやケーブルを接続するための情報とガイダンスを提供します。
ケーブルの規格と Power over Ethernet
PoE で重要な点は、ケーブルとコネクタ自体に 960 mA/71 W の電力を供給できる能力があることです。PoE
利用したケーブルでは、複数のケーブルを束ねたときに発生する熱と温度の上昇への対処が問題になります。
た、コネクタでは、動作中の PoE コネクタからプラグを取り外したときに発生するアークが問題になります。
のような要因に関して、以下の問題が発生します:
温度の上昇によってケーブルの挿入損失が大きくなり、アプリケーションでビットエラーが発生する可能性
がある
温度がケーブルの推奨使用温度範囲を超えて上昇し、ケーブルが損傷する可能性がある
アークによってプラグとジャックの接触面が損傷し、データや電力がその部分を通過できなくなる可能性が
ある
TIA TSB-184 TSB-184-A の温度上昇に関するガイダンス
Telecommunications Industry Association (TIA) TSB-184 は、2 ペアで最大 600 mA の電力を供給できる PoE
利用したケーブルの敷設に関する技術資料で、熱と温度の上昇に関するガイダンスを提供しています。この TSB
が間もなく TSB-184-A に改訂され、4 ペアで最大 960 mA の電流を供給できる PoE++ に関するガイダンスが
提供される予定です。これらの資料では、束ねたケーブルの中心部の温度が 15 を超えないようにすることが
推奨されています。こうした温度上昇は、以下の要因に左右されます:
束ねるケーブルの数
より対線を流れる電流の大きさと、電流が流れるペアの数
ケーブルワイヤーゲージと構造

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