Technical Bulletin

COTB5--WW-JPN, Rev.3, 6/2015 2/7 ページ
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アークテスト方式の標準規格: IEC 60512-9-3 および IEC 60512-99-001
PoE が動作しているジャックからプラグを取り外したときに、電気アーク (スパーク) が自然発生します。この
アークはユーザーに危険を及ぼすものではなく、気づかないことが多いものです。しかし、このアークによって、
ジャックとプラグの接触面のさまざまな場所が損傷する可能性があります。そこで、プラグとジャックの接触
る箇所がアークにより損傷を受けないようにコネクタを設計する必要があります。IEC はこの問題に対処するた
め、IEC 60512-9-3 および IEC 60512-99-001 と呼ばれるテスト方式を開発しました。
最大 PoE 電力は 100 W を超える可能性が少ない
新しい PoE++ 標準規格では 71 W が提案されていますが、今後何年もの間、71 W を超える標準規格が策定さ
れる可能性は低いと考えられます。これまで、次世代 PoE 標準規格は 6 8 ごとに、従前の標準規格の 2
倍の電力で市場に投入されてきました ( 1 を参照)これらの標準規格は、市場のニーズに応じて策定されてい
ます。新しい標準規格が作成されるにあたっては、200 W 程度の電力に対応する大規模な配線のためのインストー
ルドベースと市場のニーズの普及が必要です。100 W 超の PoE を求めようにも、今日の配線のほとんどが 200
W には未対応なのでインストールドベースが存在していません。200 W に対応するには、通常のカテゴリ 5E
カテゴリ 6 を超える、高温度の稼働性や改良された熱性能を備えた次世代の配線が必要となります。この点を踏
まえると、100 W 以上の PoE が出現するのは、少なくとも 10 15 年先になるでしょう。
現在および将来の PoE 標準規格
Power over Ethernet で給電できる電力と電流の大きさは、表 1 に示すとおりです。
タイプ 規格 最大電流
電流が流れる
ペアの数
受電機器
標準規格が
承認された年
PoE IEEE 802.3af (802.3at タイプ 1) 350 mA 2 13 W 2003
PoE+ IEEE 802.3at タイプ 2 600 mA 2 25.5 W 2009
PoE++
IEEE 802.3bt タイプ 3 ()
IEEE 802.3bt タイプ 4 ()
600 mA
960 mA
4
51 W
71 W
2016 2017
(予定)
PoE 標準
規格以外
Cisco UPOE
HDBaseT (www.hdbaset.org)
600 mA
1000 mA
4
60 W
71 W
現存しているが、
正式には未承認
1Power over Ethernet 現在および将来の標準規格