Professional 推奨設定ガイド – スポーツ AF 編 –
目次 スポーツ撮影の AF の基本設定...........................................................................................................4 ● フォーカスモードを AF-C に! ........................................................................................................................................... 4 ● AF エリアモードを個人競技のときは 3D- トラッキング、団体競技のときはダイナミック AF(S)に! .... 4 ● AF 時の被写体検出設定を[オート]に! .......................................................................................................................
目次 撮影競技別の推奨設定 ..................................................................................................................... 17 ● 撮影シーン別 ● サッカー ● 体操 ........................................................................................................................................................................................18 .......................................................................................................................................................................
スポーツ撮影の AF の基本設定 スポーツ撮影をするための AF の基本設定は次の通りです。 フォーカスモード AF-C AF エリアモード 個人競技のとき:3D- トラッキング 団体競技のとき:ダイナミック AF(S) 静止画撮影メニュー AF 時の被写体検出設定 [オート] カスタムメニュー a1: AF-C モード時の優先 a3: AF ロックオン [レリーズ] 横切りへの反応 [2] 被写体の動き a9: フォーカスモードの制限 [スムーズ] [コンティニュアス AF] フォーカスモードを AF-C に! AF-ON ボタンを押している間、またはシャッターボタンを半押ししている間は常に ピントを合わせ続けるモードです。 AF エ リ ア モ ー ド を 個 人 競 技 の と き は 3D- ト ラ ッ キ ン グ、 団 体 競 技 の と き は ダイナミック AF(S)に! 個人競技のときは AF エリアモードを 3D- トラッキングに設定することをおすす めします。特定の被写体にフォーカスポイントを追尾させることができます。 団体競技のときは AF エリアモードをダ
スポーツ撮影の AF の基本設定 AF 時の被写体検出設定を[オート]に! カメラが人物、乗り物および動物を被写体として検出し、ピントを合わせる対象 を自動的に選択します。 ● AF エリアモードがワイドエリア AF(S)、ワイドエリア AF(L)、3D- トラッキ ング、およびオートエリア AF の場合に有効です。 AF ロックオンの[横切りへの反応]を[2]に! 敏感側に設定することで、撮影対象の被写体が頻繁に切り替わる場合にも素早く 対応できます。 AF ロックオンの[被写体の動き]は[スムーズ]に! 幅広い被写体に対応できます。 ! 競技別の推奨設定について 各競技における最適な AF の設定は、「撮影競技別の推奨設定」(0 17)を参照してください。 5
AF エリアモードのヒント AF エリアモードの種類 フォーカスモードを AF-C に設定している場合、8 種類の AF エリアモードを選択できます。 AF エリアモード d シングルポイント AF d ダイナミック AF(S) e 説明 選んだフォーカスポイントだけを使ってピント 合わせをします。 AF 開始時、撮影者が選んだフォーカスポイン トでピント合わせを行います。その後、選んだ フォーカスポイントから一時的に被写体が外れ た場合にも、周辺のピント情報を利用してピン ト合わせを行う設定です。選んだフォーカスポ ダイナミック AF(M) イントでピントが合いにくい場合や、被写体の 動きが激しく、1 つのフォーカスポイントだけ ではとらえ続けることが難しい場合に有効です。 被写体の占める面積が大きい場合や、被写体 の動きが速く複雑な場合は、ピントを合わせ る範囲を広くすることをおすすめします。 ● f ダイナミック AF(L) f ワイドエリア AF(S) シングルポイント AF よりも広い範囲で被写体を とらえてピント合わせを行います。 g 6 ワイドエリア AF(
AF エリアモードのヒント AF エリアモード u h 説明 3D- トラッキング 被写体の動きに合わせてフォーカスポイントを 追尾させることができます。静止画モードの場 合のみ選べます。 ● 追尾させたい被写体にフォーカスポイントを 合わせ、AF-ON ボタンを押すか、シャッター ボタンを半押しすると被写体の追尾を開始し、 被写体の動きに合わせてフォーカスポイント が移動します。 ● AF-ON ボタンまたはシャッターボタンを放すと 追尾を終了してフォーカスポイントが追尾を 開始する前の位置に戻ります。 ● カメラが途中で被写体を見失ってしまった場 合は、いったんシャッターボタンを放して、 もう一度フォーカスポイントで被写体にピン トを合わせてください。 オートエリア AF 主要被写体と思われる場所のフォーカスポイン トをカメラが自動で選択し、ピント合わせを行 います。 画像モニター ! 3D- トラッキングについてのご注意 追尾中の被写体が隠れたり、画面から外れた場合、追尾動作が正常に行われないことがあります。 ! フォーカスモードを素早く移動するには ● ● カスタムメニュー a
スポーツ撮影の AF に関する カスタムメニューについて a1:AF-C モード時の優先 ピントの状態とレリーズのタイミングのどちらを優先するかを設定できます。 シャッターボタンを 全押しした時 ピントが合っていない状態 ピントが合っている状態 撮影できた画像(左上の数字はコマ数を表しています) G レリーズ ピント状態に関係なく、レリーズのタイ ミングを優先してシャッターをきること ができます。連続撮影する場合にも連続 撮影速度を維持します。 B フォーカス / レリーズ 1 コマ目はレリーズのタイミングが遅れる こともありますが、1 コマ目からピントの 合った撮影が可能になります。連続撮影時 には 2 コマ目以降からレリーズのタイミン グを優先し、連続撮影速度を維持します。 1 2 3 4 5 6 7 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 F フォーカス ピントの状態を優先するため、ピントが 合うまでシャッターがきれませんが、ピ ントの合う割合が向上します。 ※この図はレリーズの正確なタイミングを表すものではありません。 8
スポーツ撮影の AF に関するカスタムメニューについて a3:AF ロックオン [横切りへの反応]と[被写体の動き]の 2 種類の設定があります。 ■ 横切りへの反応 フォーカスモードを AF-C に設定している場合、ピント合わせをしている被写体が 横切り被写体によってとらえることができなくても一定時間ピントの位置を維持 します。被写体とカメラの間を障害物が横切るような撮影など、意図に反して障 害物にピント合わせを行うことを防止できます。追従するピント合わせの切り替 えを開始するまでの時間が短い順に[1(敏感)]、[2]、[3]、[4]、[5(鈍感)]の 5 段階になります。 ● 主要被写体のそばの物体には追従してピント合わせを行います。 ● 鈍感側に設定すると、主要被写体との間に横切り被写体が横切っても、撮影対 象の主要被写体にピントを合わせ続けます。敏感側に設定すると、撮影対象の 主要被写体との間に横切り被写体が横切ったときに素早くピント合わせの対象 を切り換えることができます。頻繁に被写体を切り換えたい場合に便利です。 ●[横切りへの反応]は AF 作動中に有効です。撮影中の被写体から距
スポーツ撮影の AF に関するカスタムメニューについて a5:縦 / 横位置フォーカスポイント切換 カメラの横位置と縦位置を切り換えたときに、選択したフォーカスポイントと AF エリアモードを姿勢ごとに保持できます。カメラの姿勢を変えてもフォーカスポ イントを設定し直さなくてもよいため、撮影に専念できます。設定は[フォーカ スポイント]、[フォーカスポイントと AF エリアモード]または[しない]から選 べます。 ●[フォーカスポイント]に設定すると、横位置と時計 回りの縦位置、反時計回りの縦位置で個別にフォーカ スポイントを保持できます。設定後、フォーカスポイ ントを移動すると、そのフォーカスポイントの位置が 自動的に保持されます。一度[しない]に設定すると、 フォーカスポイントはカメラの位置に関係なく中央に リセットされます。 ●[フォーカスポイントと AF エリアモード]に設定した 場合、フォーカスポイントに加えて AF エリアモード も個別に保持できます。設定後、フォーカスポイント を移動したり AF エリアモードを設定したりすると、 そのフォーカスポイントの位置または AF エリアモー
スポーツ撮影の AF に関するカスタムメニューについて ●[しない]に設定した場合、横位置と縦位置で同じ フォーカスポイントおよび AF エリアモードを使いま す。 a6:半押し AF レンズ駆動 [しない]に設定すると、シャッターボタンを半押ししてもピント合わせの動作を行いません。レリーズとピント合 わせをそれぞれ独立して行うことができます。 ● ピント合わせは AF-ON ボタンまたはカスタムメニュー f2[カスタムボタンの機 能(撮影)]で[AF-ON]を割り当てたボタンで行い、レリーズはシャッターボ タンで行います。 ● ピントを固定してシャッターをきりたいときや、被写体の手前に障害物が入り 込んできたときなど、オートフォーカスの駆動を止めたい場合は AF-ON ボタン を放すことで AF ロック状態になります。 ●[しない] を選んでマルチセレクターの [非合焦時のレリーズ]を設定できます。スポーツ撮影時は[許 2 を押すと、 可]に設定していることを確認してください。 ! レンズのボタンを使用してピント合わせを行うには L-Fn ボタンおよび L-Fn2 ボタンのあるレンズを使
スポーツ撮影の AF に関するカスタムメニューについて a7:フォーカスポイントの引き継ぎ カスタムメニュー f2[カスタムボタンの機能(撮影)]で任意のボタンに[AF エ リアモード]または[AF エリアモード +AF-ON]を割り当てている場合はボタン を押している間だけ AF エリアモードが切り替わります。このとき、[フォーカス ポイントの引き継ぎ]を[オート]に設定しておくと、切り替え前に選ばれていた フォーカスポイントが引き継がれます。 ■[フォーカスポイントの引き継ぎ]の使用例 ここでは切り替え前の AF エリアモードをオートエリア AF に設定し、Fn1 ボタンを押している間はダイナミック AF (S)に切り替わるように設定します。 1 カスタムメニュー a7[フォーカスポイントの引き継ぎ]を[オート]に設定 する 2 通常使用する AF エリアモードを設定する 3 12 ● ここでは[オートエリア AF]に設定しています。 ● フォーカスモードは AF-C に設定してください。 カスタムメニュー f2[カスタムボタンの機能(撮影)]で任意のボタンに[AF エリアモード
スポーツ撮影の AF に関するカスタムメニューについて 4 5 シャッターボタンを半押しまたは AF-ON ボタンを押して被写体にピントを合 わせる ● カメラが自動的に全てのフォーカスポイントから被写体を判別してピントを 合わせます。 ● シャッターボタンを半押しまたは AF-ON ボタンを押している間は、被写体を 判別しながらフォーカスポイントが移動します。 Fn1 ボタンを押して AF エリアモードを切り替える ● カスタムメニュー a7[フォーカスポイントの引き継ぎ]を[オート]に設定し ている場合、現在のフォーカスポイントの位置をキープしたままダイナミック AF(S)に切り替わります。 ●[しない]に設定している場合は、 Fn1 ボタンを押して AF エリアモードを切り 換えてもオートエリア AF で判別したフォーカスポイントの位置を引き継ぎま せん。 13
スポーツ撮影の AF に関するカスタムメニューについて a8:AF エリアモードの限定 AF エリアモードを限定し、意図しない設定で撮影することを防ぎます。 ● たとえば[ダイナミック AF(S) ]と[ワイドエリア AF(S)]に M を入れると、 シングルポイント AF、ダイナミック AF(S)またはワイドエリア AF(S)のみ 選べるようになります。 ●[シングルポイント AF]の L は外せません。 a9:フォーカスモードの制限 フォーカスモードを制限できます。スポーツ撮影で AF-C だけを使用する場合、 ここを[コンティニュアス AF]に設定しておけば、誤操作で AF-S や MF に設定 変更してしまうことを防止できます。 a10:フォーカスポイント循環選択 フォーカスポイントをマルチセレクターで選ぶときに、上下左右端で循環するように設定できます。フォーカスポ イントの位置を頻繁に大きく移動する場合に便利です。 ●[ ON]に設定すると、たとえば右端のフォーカスポイント(q)を選んでいると きにマルチセレクターの 2 を押すと、反対側の端のフォーカスポイント(w) に移動します。
AF に便利なカスタムボタンの割り当てについて カスタムメニュー f2[カスタムボタンの機能(撮影)]でカメラの Fn ボタンや AF-ON ボタンなどに任意の機能を割り 当てられます。各ボタンに AF に関する機能を割り当てることもできます。 AF に関する機能を割り当てられるボタン 各ボタンに割り当てられるオートフォーカスに関する機能は次の通りです。 w y 1 n b V 8 p W B R j z S 3 A プリセットフォーカスポイント x AF エリアモード 5 AF エリアモード +AF-ON A AF-ON F AF-L B AE-L/AF-L K フォーカスポイント中央リセット z フォーカスモード /AF エリアモード ● ● ● ̶ ̶ ● ● ● ̶ ̶ ● ● ̶ ● ● ● ● ● ̶ ̶ ● ● ̶ ̶ ̶ ● ● ̶ ● ● ● ● ● ̶ ̶ ● ● ̶ ̶ ̶ ● ● ̶ ● ● ● ● ● ̶ ̶ ● ● ̶ ̶ ̶ ● ● ̶ ● ● ● ●
AF に便利なカスタムボタンの割り当てについて ボタンに割り当てられる AF に関する機能 カスタムメニュー f2[カスタムボタンの機能(撮影)]で各ボタンに割り当てられる機能のうち、オートフォーカスに 関する機能は次の通りです。 A プリセットフォーカスポイント x AF エリアモード ボタンを押すと、あらかじめ設定した位置のフォーカスポイント(プリセッ トフォーカスポイント)が選ばれます。 ● プリセットフォーカスポイントを設定するには、設定したい位置にフォー カスポイントを移動して、フォーカスポイントが点滅するまでフォーカス モードボタンを押しながら割り当てたボタンを長押しします。 ● a5[縦 / 横位置フォーカスポイント切換]を[しない]以外に設定した場合、 カメラの横位置と時計回りの方向の縦位置、反時計回りの方向の縦位置で 個別にプリセットフォーカスポイントを設定できます。 ●[プリセットフォーカスポイント]を選んでマルチセレクターの 2 を押す と、割り当てたボタンを押したときの動作を設定できます。 −[AF ポイントを移動] :ボタンを押すと、プリセットフォーカスポイン トに移動します。
撮影競技別の推奨設定 撮影シーン別 AF に関する推奨設定一覧 撮影シーン別の AF に関する推奨設定は次の通りです。 ● フォーカスモードはすべての競技で AF-C をおすすめします。 ● 静止画撮影メニュー[AF 時の被写体検出設定]はすべての競技で[オート]をおすすめします。 ● カスタムメニュー a1[AF-C モード時の優先]はすべての競技で[レリーズ]をおすすめします。 カスタムメニュー 撮影競技 AF エリアモード 被写体の 動き a5 スムーズ フォーカスポイント オートエリア AF ー 平均台(0 19) 3D- トラッキング ー フォーカスポイントと AF エリアモード 跳馬(0 19) オートエリア AF つり輪、鉄棒、段違い平行棒(0 19) 3D- トラッキング サッカー(0 18) ゆか、新体操(0 18) 体操 短距離走(特定走者を正面から手持ち撮影) (0 20) ダイナミック AF(S)または ダイナミック AF(M) 横切りへ の反応 a3 2 ー ー 陸上競技 3D- トラッキング ー ー ダイナミック A
撮影競技別の推奨設定 サッカー フォーカスモード AF-C AF エリアモード ダイナミック AF(S)または ダイナミック AF(M) カスタムメニュー a1: AF-C モード時の優先 a3: AF ロックオン [レリーズ] 横切りへの反応 [2] 被写体の動き [スムーズ] a5: 縦 / 横位置フォーカスポイント切換 [フォーカスポイント] ● サッカーでは被写体の手前を別の被写体が横切ったり、頻繁に主要被写体を遠くと近くで切り換えるなどさまざ まなケースが発生しますが、上記の設定で幅広いケースに対応できます。 ● 多くの選手が密集する中で特定の選手だけを狙いたい場合は、ダイナミック AF(S)をおすすめします。 体操 ■ ゆか、新体操 フォーカスモード AF-C AF エリアモード オートエリア AF カスタムメニュー a1: AF-C モード時の優先 [レリーズ] ● 構図を優先して撮影したい場合はオートエリア AF をおすすめします。 ● カメラの縦位置と横位置を瞬時に切り換えて撮影する場合は、あらか じめ a5[縦 / 横位置フォーカスポイント
撮影競技別の推奨設定 ■ 平均台 フォーカスモード AF エリアモード AF-C 3D- トラッキング カスタムメニュー [レリーズ] a1: AF-C モード時の優先 a5: 縦 / 横位置フォーカスポイント切換 [フォーカスポイントと AF エリアモード] カメラの縦位置と横位置を瞬時に切り換えて撮影する場合は、あらかじめ a5[縦 / 横位置 フォーカスポイント切換]で[フォーカスポイントと AF エリアモード]に設定し、横位置、 時計回りの縦位置、反時計回りの縦位置でそれぞれのフォーカスポイントの位置や AF エリア モードを設定しておくと便利です(0 10)。 ■ 跳馬 フォーカスモード AF-C AF エリアモード オートエリア AF カスタムメニュー a1: AF-C モード時の優先 [レリーズ] オートエリア AF を使用すると、カメラが自動的にフォーカスポイントを選択してピントを合 わせるため、構図に集中して撮影できます。 ■ つり輪、鉄棒、段違い平行棒 フォーカスモード AF エリアモード AF-C 3D- トラッキング カスタムメニュー a1: AF-C
撮影競技別の推奨設定 陸上競技 ■ 短距離走(特定走者を正面から手持ち撮影) フォーカスモード AF エリアモード AF-C 3D- トラッキング カスタムメニュー [レリーズ] a1: AF-C モード時の優先 a5: 縦 / 横位置フォーカスポイント切換 [フォーカスポイント] ● 遠くのスタート位置にいる選手を撮影する場合は、ダイナミック AF(S)がおす すめです。 ● ゴール後にカメラの縦位置と横位置を瞬時に切り換えて撮影する場合は、あらかじめ a5[縦 / 横位置フォーカス ポイント切換]で[フォーカスポイントと AF エリアモード]に設定し、横位置、時計回りの縦位置、反時計回り の縦位置でそれぞれのフォーカスポイントの位置や AF エリアモードを設定しておくと便利です(0 10)。 ! レンズの L-Fn ボタンまたは L-Fn2 ボタンに[AF エリアモード]を割り当てる場合の使用例 ● f2[カスタムボタンの機能(撮影)]>[S レンズの Fn ボタン]または[3 レンズの Fn2 ボタン]の[AF エリアモード]で[ダイナミック AF(S)]を割り当てておくと、 スタートの
撮影競技別の推奨設定 ■ ハードル走 フォーカスモード AF-C 3D- トラッキング AF エリアモード カスタムメニュー [レリーズ] a1: AF-C モード時の優先 a5: 縦 / 横位置フォーカスポイント切換 [フォーカスポイント] ● 選手の手前にあるハードルにピントが合ってしまった場合は、主要な被写体に AF し直すことで瞬時にピントを戻すことができます。 ● ゴール後にカメラの縦位置と横位置を瞬時に切り換えて撮影する場合は、あらかじめ a5[縦 / 横位置フォーカス ポイント切換]で[フォーカスポイントと AF エリアモード]に設定し、横位置、時計回りの縦位置、反時計回り の縦位置でそれぞれのフォーカスポイントの位置や AF エリアモードを設定しておくと便利です(0 10)。 ■ マラソン(乗り物から撮影) フォーカスモード AF-C AF エリアモード ダイナミック AF(S) カスタムメニュー a1: AF-C モード時の優先 a3: AF ロックオン [レリーズ] 横切りへの反応 [3] 被写体の動き [スムーズ] a5: 縦 / 横位置フォーカスポイ
撮影競技別の推奨設定 ■ 走幅跳、三段跳、棒高跳(正面から撮影) フォーカスモード AF-C AF エリアモード オートエリア AF カスタムメニュー a1: AF-C モード時の優先 [レリーズ] 姿勢の変化が大きい競技の場合はオートエリア AF がおすすめです。 ■ 走高跳 フォーカスモード AF-C AF エリアモード ワイドエリア AF(L) カスタムメニュー a1: AF-C モード時の優先 [レリーズ] ● 被写体の顔が一時的に見えなくなる競技の場合は、被写体を広い範囲でとらえ 続けるワイドエリア AF(L)がおすすめです。 ● 走高跳の場合、被写体が一時的に横や後ろを向いても、近くにあるポールやバーに影響されずにピントを合わせ 続けます。 22
撮影競技別の推奨設定 水泳 ■ 競泳 フォーカスモード AF-C AF エリアモード ダイナミック AF(S) カスタムメニュー a1: AF-C モード時の優先 a3: AF ロックオン [レリーズ] 横切りへの反応 [2] 被写体の動き [スムーズ] ● 泳いでいる選手を撮影する場合は、水しぶきにピントが合うことをなるべく避けるためダイナミック AF(S)がお すすめです。 ● 水しぶきにピントが合ってしまった場合は、主要な被写体に AF し直すことで瞬時にピントを戻すことができます。 a3[AF ロックオン]の[横切りへの反応]を敏感側に設定すると、素早くピント合わせの対象を切り換えることが できます。 ! レンズの L-Fn ボタンまたは L-Fn2 ボタンに[AF エリアモード]を割り当てる場合の使用例 ● f2[カスタムボタンの機能(撮影)]>[S レンズの Fn ボタン]または[3 レンズの Fn2 ボタン]の[AF エリアモード]で[オートエリア AF]を割り当てておくと、選 手が飛び込む瞬間だけレンズの L-Fn ボタンまたは L-Fn2 ボタンを押してオート
撮影競技別の推奨設定 ■ 飛込 フォーカスモード AF-C AF エリアモード オートエリア AF カスタムメニュー a1: AF-C モード時の優先 [レリーズ] ● 飛込のようにフレーミングが難しい被写体に対しては、オートエリア AF を使用 することで、構図に集中して撮影できます。 ● AF-ON ボタンを押し続けるか、シャッターボタンを半押しし続けると、選手の動きに合わせてフォーカスポイン トが自動的に移動します。 ■ アーティスティックスイミング フォーカスモード AF-C AF エリアモード ワイドエリア AF(S)または ワイドエリア AF(L) カスタムメニュー a1: AF-C モード時の優先 [レリーズ] 被写体の形が目まぐるしく変わったり、複数の選手や特定の選手を代わる代わる撮影するよう なケースの多いアーティスティックスイミングは、汎用性の高いワイドエリア AF(S)をおす すめします。 24
撮影競技別の推奨設定 卓球 フォーカスモード AF エリアモード AF-C 3D- トラッキング カスタムメニュー a1: AF-C モード時の優先 [レリーズ] ネットの奥にいる選手を撮影する場合でも、3D- トラッキングを使用するとネット を避けた構図を作りやすくなります。 BMX・スケートボード フォーカスモード AF-C AF エリアモード オートエリア AF カスタムメニュー [レリーズ] a1: AF-C モード時の優先 a5: 縦 / 横位置フォーカスポイント切換 [フォーカスポイント] ● オートエリア AF を使用すると、カメラが自動的にフォーカスポイントを選択し てピントを合わせるため、構図に集中して撮影できます。 ● BMX の場合、人物を被写体として撮影するときは静止画撮影メニューの[AF 時の被写体検出設定]で[人物]に 設定することをおすすめします。 モータースポーツ フォーカスモード AF エリアモード AF-C 3D- トラッキング カスタムメニュー [レリーズ] a1: AF-C モード時の優先 a5: 縦 / 横位置フォーカスポイント切換
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