Professional 設定ガイド – 動画編 –
目次 ■撮影前の準備 露出に関する設定 .......................................... 32 動画撮影のフロー .............................................4 ● 撮影モード.....................................................................32 ● 露出補正 .........................................................................33 ● アクティブ D- ライティング ................................34 ● 動画フリッカー低減..................................................34 ● 測光モード.....................................................................
目次 操作や表示に関する設定 ................................ 47 ● タイムコード ................................................................47 ● フォーカス回転方向の変更 ...................................48 ● フォーカスリングの角度設定 ..............................48 ● コントロールリングの感度 ...................................49 ● i メニューのカスタマイズ .................................49 ● カスタムボタンの機能 .............................................52 ● 操作のロック ................................................................54 ● ビューアシスト ................
撮影前の準備 動画撮影のフロー 1 撮影前の準備をする 動画を撮影する前にカメラの各部名称を確認し、カメラにバッテリーとメモリー カードを入れてください。 ● 長時間撮影する場合は、付属の本体充電 AC アダプター EH-7P または別売の AC アダプターのご使用をおすすめします。また、USB 給電も可能です。詳し くはニコンダウンロードセンターの Z 9 製品ページ(https://downloadcenter. nikonimglib.com/ja/products/589/Z_9.
動画撮影のフロー 4 必要に応じて被写体にピントを合わせる 動画モードでのフォーカスモードの初期設定は AF-F です。カメラは常に被写体の動きや構図の変化に合わせてピン トを合わせ続けるため、特にピント合わせを行う必要はありません。 ● ピントを合わせる被写体を変更したい場合、画像モニターにタッチすると、タッチした位置にフォーカスポイン トを移動してピント合わせを行います。マルチセレクターでフォーカスポイントを移動すると、ファーカスポイ ントの位置で自動的にピント合わせを行います。 ● フォーカスモードを AF-S または AF-C に設定している場合、AF-ON ボタンを押すか、シャッターボタンを半押 ししてもピントを合わせられます。 ● フォーカスモードを MF に設定している場合、レンズのフォーカスリングまたは コントロールリングを回して、被写体にピントを合わせます。カスタムメニュー a13[フォーカスピーキング]>[フォーカスピーキング表示]を[ON]に設定す ると、ピントが合っている部分(ピーキング)の輪郭に色を付けて表示できます。 5 動画撮影ボタンを押して、動画の撮影を終了する
動画撮影のフロー ! ● ● 動画撮影ボタン以外のボタンで動画記録の開始 / 終了を行う カスタムメニュー g2[カスタムボタンの機能]で[動画撮影]を割り当てると、任意のボタン で動画記録の開始および終了が行なえます。[動画撮影]を割り当てられるボタンは次の通り です(052)。 − フォーカスモードボタン − シャッターボタン − AF-ON ボタン − サブセレクター中央 − J ボタン − 縦位置 AF-ON ボタン − 縦位置マルチセレクター中央 シャッターボタンに[動画撮影]を割り当てた場合、動画記録開始時にピント合わせを行いた くないときは、カスタムメニュー a6[半押し AF レンズ駆動]を[しない]に設定してください。 ! リモコンを使って動画記録の開始 / 終了を行う 別売のリモートコード MC-36A などシャッターボタンのあるアクセサリーを接続し、カスタム メニュー g2[カスタムボタンの機能]>[シャッターボタン]に[動画撮影]を割り当てると、ア クセサリーのシャッターボタンで動画記録の開始および終了が行えます。 6 撮影前の準備
動画撮影でよく使用するボタンやダイヤル 動画用マイク(ステレオ) 電源スイッチ シャッターボタン E ボタン S(Q)ボタン I ボタン 動画撮影ボタン 表示パネル サブコマンドダイヤル Fn1 ボタン Fn2 ボタン Fn3 ボタン イメージセンサー (撮像素子) 外部マイク入力端子 ヘッドホン出力端子 HDMI 端子 USB 端子 フォーカスモードボタン 静止画 / 動画セレクター DISP ボタン g(Fn4)ボタン O(Q)ボタン スピーカー 画像モニター メインコマンドダイヤル AF-ON ボタン サブセレクター i ボタン J ボタン マルチセレクター G ボタン K ボタン X ボタン b ボタン W(Q)ボタン U ボタン 撮影前の準備 7
動画撮影でよく使用するボタンやダイヤル ! イメージセンサー(撮像素子)のゴミの付着を防ぐ 特に動画の場合、画像にゴミが付着していると後工程に大きな影響が出ます。このため、レンズ 交換時などカメラの電源を OFF にするときにはセンサーシールドを閉じておくことをおすすめ します。センサーシールドを閉じるには、セットアップメニュー[電源 OFF 時のセンサーシー ルド]を[閉じる]に設定してください。 ● カメラの電源を ON にしてから操作ができるようになるまで時間がかかることがあります。 ● 閉じているセンサーシールドに触れると、故障の原因になります。 ● レンズ交換をする場合、カメラとレンズのマウントが真っ直ぐになるように取り付けてくださ い。レンズを傾けて装着しようとすると、センサーシールドに接触してセンサーシールドやイ メージセンサーが破損する恐れがあります。 8 撮影前の準備
動画撮影時の撮影画面について 動画撮影時は、実際に撮影される動画や静止画の露出(明るさ)を画像モニターまたはファインダーで確認できます。 本書では主に画像モニターで表示の説明をしています。 情報表示について 動画撮影時に表示される画面のアイコンの意味は次の通りです。 q w e r 動画記録中に表示されます。動画が記録でき t q 録画中マーク ない状態の場合は、動画記録禁止マーク( ) が表示されます。 y !3 !2 !1 !0 o i u w 外部記録制御 HDMI 対応機器と接続して同期記録を行うと きに表示されます(065)。 e 動画記録時間 撮影開始からの経過時間を表示します。 画像サイズ / r フレームレート 動画を記録するときの画像サイズ(ピクセル) とフレームレートを表示します(019)。 t 動画記録残り時間 動画記録時に、メモリーカードに記録できる 残り時間を表示します(017)。 y 動画記録ファイル形式 動画の記録ファイル形式を表示します (018)。 音声レベル u インジケーター 音声を記録するときの音量レベルを表示しま す。イ
動画撮影時の撮影画面について 動画モード時の表示切り換え DISP ボタンを押すたびに撮影画面の表示を切り替えられます。切り替える画面の種類の数や、それぞれの画面で ]または g13[撮影画面カスタマイズ 表示する項目はカスタムメニュー g12[撮影画面カスタマイズ(画像モニター) (ファインダー)]で変更できます(058)。 ! ● ● ● 画面 1 画面 2 画面 4 画面 3 温度上昇警告について カメラ内部の温度が上昇すると、温度上昇警告が表示され、カウントダウンが表示されます。 カウントダウンが 0 になると、撮影画面の表示が消灯します。 消灯する 30 秒前から赤字で表示されます。撮影条件によっては、電源を ON にした後すぐに カウントダウンが始まることがあります。 カメラ内部の温度上昇により撮影画面の表示が消灯したときは、電源を OFF にしてください。 カメラの温度を下げるときは、直射日光が当たらないように日傘やタオルをお使いになること をおすすめします。 ! メモリーカード高温の注意表示について メモリーカードが高温になると、撮影画面にメモリーカード高温の注意表示が表示さ
動画撮影時の撮影画面について ■ 画面に表示する項目について 画面に表示する項目はカスタムメニュー g12[撮影画面カスタマイズ(画像モニター) ]または g13[撮影画面カスタ マイズ(ファインダー) ]で変更できます。詳しくは「撮影画面カスタマイズ」(058)をご覧ください。表示でき る項目は次の通りです。 A [基本撮影情報] 撮影モードやシャッタースピード、絞り値などの設定を表示します。 B [詳細撮影情報] フォーカスモードや AF エリアモード、ホワイトバランスなどの設定を表示します。 C [タッチ] タッチ AF や i メニューなど、画像モニターをタッチして設定を変更できる項目を表示します。 g13[撮影画面カスタマイズ(ファインダー)]では設定できません。 ● D [水準器] 水準器を表示します。水準器の種類はカスタムメニュー d16[水 準器の種類]で設定できます。 E [ヒストグラム] RGB ヒストグラムを表示します。 b [ガイドライン] 構図用ガイドラインを表示します。 F [センターマーカー] 撮影画面の中央を示す十字線を表示します。 撮
動画撮影時の撮影画面について ■ 水準器表示について 撮影画面に水準器を表示させることで、カメラが水平になっているかを撮影しながら確認できます。三脚にセット したカメラを水平に設置したい場合などに便利です。初期設定では DISP ボタンを押して画面 3 の表示に切り替え ると水準器が表示されます。 カメラを正位置(傾きのない状態)にすると、基準線が緑色に変わります。 ● カメラがローリング方向、ピッチング方向 とも正位置の場合 カメラがローリング方向に 傾いている場合 カメラがピッチング方向に 傾いている場合 表示する水準器の種類はカスタムメニュー d16[水準器の種類]で変更できます。 [Type B]に設定すると、画面下部にローリング方向の水準器を、画面右部にピッ チング方向の水準器を表示します。 ● ! 水準器の精度について カメラを前または後ろに大きく傾けると、水準器の誤差が大きくなりますのでご注意ください。測定できない状態までカメラを傾ける と、水準器の目盛が消灯します。 12 撮影前の準備
動画撮影時の撮影画面について ■ 表示を一時的に切り換える カスタムメニュー g2[カスタムボタンの機能]で任意のボタンに画面表示に関する機能を割り当てられます。 ● b[ライブビュー情報表示の消灯]:ボタンを 1 回押すと撮影画面のアイコン や撮影情報を非表示にします。もう一度ボタンを押すと、アイコンや撮影情報が 表示されます。 ● b[ガイドライン表示]:ボタンを 1 回押すと、撮影画面に構図用ガイドライン を表示します。もう一度ボタンを押すと、ガイドラインの表示を終了します。表 示するガイドラインの種類はカスタムメニュー g11[ガイドラインの種類]で選 べます。 ● D[水準器表示]:ボタンを 1 回押すと、撮影画面に水準器を表示します。もう 一度ボタンを押すと、水準器の表示を終了します。表示する水準器の種類はカス タムメニュー d16[水準器の種類]で選べます。 ■ 拡大表示について 動画モード時に X ボタンを押すと、フォーカスポイントを中心にして拡大表示しま す(最大約 16 倍)。 ● X ボタンを押すごとに拡大率が上がり、W(Q)ボタンを押すごとに拡大率が下 がります。 ●
撮影の設定 動画撮影時の設定方法について 動画撮影の設定を変更するためには、i ボタンを使う方法、機能を割り当てられているボタンを使う方法、動画撮影 メニューを使う方法の 3 つがあります。 i ボタン 静止画 / 動画セレクターを 1 に合わせて i ボタンを押すか画像モニターの i をタッチすると、動画の i メニューが表示されます。 ● 項目 0 [ピクチャーコントロール] 025 [ホワイトバランス] 022 [画像サイズ / フレームレート] 019 [マイク感度] 044 [AF エリアモード / 被写体検出] 037、38 [フォーカスモード] 036 項目 [電子手ブレ補正] [手ブレ補正] 0 031 030 [撮影メニュー切り換え] ̶ [カスタムボタンの機能] 052 [機内モード] ̶ [動画記録先] 017 ■ i ボタンでの設定方法 1 2 動画モード時に i ボタンを押す ● 設定できるメニューが表示されます。 ● i ボタンを押したときの設定は、タッチ操作でも 行えます。 設定したい項目を選んで J ボタンを押す ● 3 設定項
動画撮影時の設定方法について 動画で使用する各種ボタン カメラのボタンを押して、動画撮影時の機能を設定できます。 ボタン I ボタン E ボタン S ボタン Fn2 ボタン フォーカスモードボタン g(Fn4)ボタン b ボタン U ボタン 項目 0 032 033 021 020 撮影モード 露出補正 ISO 感度 撮像範囲 フォーカスモード、 036、37 AF エリアモード ピクチャーコントロール マイク感度 ホワイトバランス 025 044 022 ■ カスタムボタン 次のボタンにはカスタムメニュー g2[カスタムボタンの機能]で動画撮影時の機能を割り当てられます。詳しくは 「カスタムボタンの機能」(052)をご覧ください。 w [Fn1 ボタン] y [Fn2 ボタン] 1 [Fn3 ボタン] n [縦位置 Fn ボタン] u [フォーカスモードボタン] V [AF-ON ボタン] b [プロテクト /Fn4 ボタン] p [OK ボタン] 8 [サブセレクター中央] A [QUAL ボタン] X [音声ボタン] j [縦位置 AF-ON ボタン] F [縦位置マルチセレクタ
動画撮影時の設定方法について 動画撮影メニュー G ボタンを押して、タブの 1 アイコンを選ぶと、動画撮影メニューが表示され ます。 メニュー項目 メニュー項目 0 [撮影メニューの管理] ̶ [自動ゆがみ補正] [撮影メニューの拡張] ̶ [動画フリッカー低減] [記録フォルダー設定] ̶ [測光モード] [ファイル名設定] ̶ [フォーカスモード] 017 018 019 020 021 022 025 [AF エリアモード] [動画記録先] [動画記録ファイル形式] [画像サイズ / フレームレート] [撮像範囲] [ISO 感度設定] [ホワイトバランス] [ピクチャーコントロール] [カスタムピクチャーコントロール] [HLG 画質調整] [アクティブ D- ライティング] [高感度ノイズ低減] [ヴィネットコントロール] [回折補正] ̶ 028 045 028 028 029 [AF 時の被写体検出設定] [手ブレ補正] [電子手ブレ補正] [マイク感度] [アッテネーター] [録音帯域] [風切り音低減] [マイク端子のプラグインパワー] [ヘッドホン音
保存に関する設定 撮影した動画の保存に関する設定は次の通りです。 動画記録先 i ボタン 4 メモリーカードを 2 枚使用している場合に動画を記録するスロットを設定できます。 各種ボタン ̶ メニュー 4 1 2 動画モードで i ボタンを押し、[動画記録先]を選んで J ボタンを押す ● 設定項目が表示されます。 ● J ボタンを押す前にコマンドダイヤルを回しても設定を変更できます。 42 で設定したい内容を選んで J ボタンを押す ● それぞれのカードで動画を記録できる残り時間が表示されます。 ● 選んだファイル記録先のメモリーカードの残量がなくなると、撮影は自動的に終了しま す。 ● 動画撮影時の順次記録およびバックアップ記録は非対応です。 ● 撮影に戻るには、再度 i ボタンを押してください。 撮影の設定 17
保存に関する設定 動画記録ファイル形式 i ボタン ̶ 動画のコーデックの種類およびファイル形式を選べます。 各種ボタン ̶ メニュー 4 動画撮影メニュー[動画記録ファイル形式]で設定できます。ファイル形式は MOV と MP4 から選べます。 項目 内容 階調モード [SDR] [ProRes 422 HQ 10-bit (MOV)] 映像編集に適した記録形式です。 [H.265 10-bit(MOV)] [SDR] 高性能のパソコンで編集を行うことを前提とした [HLG] 記録形式です。 [N-Log] [N-Log] [H.265 8-bit(MOV)] 圧縮効率に優れた記録形式です。 [SDR] [H.264 8-bit(MP4)] 再生の互換性が高い記録形式です。 [SDR] フレーム間 圧縮方式 音声記録方式 YCbCr 4:2:2 ALL-I リニア PCM Long GOP 4:2:0 AAC ■ 階調モードについて [ProRes 422 HQ 10-bit(MOV)]または[H.
画質に関する設定 動画の画質に関する設定は次の通りです。 画像サイズ / フレームレート i ボタン 4 動画を記録するときの画像サイズ(ピクセル)とフレームレートを設定します。 各種ボタン ̶ メニュー 4 ■ 画像サイズ / フレームレートの設定方法 1 2 動画モードで i ボタンを押し、[画像サイズ / フレームレート]を選んで J ボタンを押す ● 設定項目が表示されます。 ● 選べる画像サイズは、動画撮影メニュー[動画記録ファイル形式]で選んだ動画の記録形 式によって異なります。詳しくは下の表をご覧ください。 ● J ボタンを押す前にコマンドダイヤルを回しても設定を変更できます。 42 で設定したい内容を選んで J ボタンを押す ● 撮影に戻るには、再度 i ボタンを押してください。 ■[画像サイズ / フレームレート]について [動画記録ファイル形式]の設定により選べる画像サイズ / フレームレートは以下のとおりです。 動画記録形式 項目※ 1 ProRes 422 HQ 10-bit H.265 10-bit H.265 8-bit H.
画質に関する設定 撮像範囲設定 撮像範囲を変更できます。[FX]に設定した場合は FX ベースの(動画)フォーマットに、 [DX]に設定した場合は DX ベースの(動画)フォーマットになります。 i ボタン 4 各種ボタン 4 メニュー 4 ■ 動画撮影時の撮像範囲について 動画撮影時の撮像範囲は図のようになります。アスペク ト比(縦横比)は撮像範囲にかかわらず 16:9 です。 ●[ FX]に設定した場合は FX ベースの(動画)フォー マットに、 [DX]に設定した場合は DX ベースの(動画) フォーマットになります。 ●[画像サイズ / フレームレート]を[3840 × 2160 120p ]、[ 3840 × 2160 100p ]、[ 1920 × 1080 120p]、[1920 × 1080 100p]に設定している場合 に、[撮像範囲設定]を[DX]に設定するか DX レン ズを装着すると、FX フォーマットの焦点距離の約 2.
画質に関する設定 ISO 感度 動画モードでは、撮影モードが P、S、A の場合は常に ISO AUTO(感度自動制御)で制御 されます。ISO 感度が高くなり過ぎないように、上限感度を設定することもできます。撮 影モード M の場合は、さらに自分で ISO 感度を設定することが可能です。 i ボタン 4 各種ボタン 4 メニュー 4 ■ 撮影モード P、S、A の場合 ● ISO 感度は常に ISO 64 〜 Hi 2.0 の間で自動制御され、制御された ISO 感度は撮 影画面と表示パネルに表示されます。 ■ 撮影モード M の場合 ● S ボタンを押しながらサブコマンドダイヤルを回すと、ISO AUTO(感度自 動制御する)と ISO(感度自動制御しない)を切り換えられます。動画撮影メ ニュー[ISO 感度設定]の[M モード時の感度自動制御]でも設定できます。 ISO(感度自動制御しない)の場合、S ボタンを押しながらメインコマンドダ イヤルを回すと ISO 感度を ISO 64 〜 Hi 2.
画質に関する設定 ホワイトバランス i ボタン 4 天候や光源に合わせてホワイトバランスを変更します。 各種ボタン 4 メニュー 4 ■ ホワイトバランスの設定方法 ● U ボタンを押しながらメインコマンドダイヤルを回します。選んだ設定によっ て、撮影画面に表示される画像の色味が変更され、ホワイトバランスの効果をす ぐに確認できます。 ● ホワイトバランスが v(オート)および I(蛍光灯)のときに、U ボタンを 押しながらサブコマンドダイヤルを回すと、v(オート)または I(蛍光灯) の種類を変更できます。 ● ホワイトバランスが K(色温度設定)の場合は、サブコマンドダイヤルを回すと 色温度が切り替わります。 ● ホワイトバランスがプリセットマニュアルの場合は、サブコマンドダイヤルを回 してプリセットマニュアルデータの保存場所を選べます。 ● ホワイトバランスは、撮影画面に表示されます。 U ボタン ■ i メニューでホワイトバランスを微調整する ● i メニューで[ホワイトバランス]を選んで J ボタンを押すと、ホワイトバラン スの選択項目が表示されます。設定したいホワ
画質に関する設定 ■[オート]または[自然光オート]設定時にホワイトバランスを一時的に固定する ホワイトバランスを[オート]または[自然光オート]に設定している場合、ホワイトバランスを一時的に固定でき ます。たとえば、赤や緑色などの鮮やかな色の服を着た被写体をアップにすると画像の色味が変わってしまうこと がありますが、ホワイトバランスを固定すれば色味が変わることを防げます。 被写体をアップにすると、画 角内の色に合わせてホワイト バランスが変更されて色味が 変わることがあります。 ● 被写体をアップで撮影する前 にオートホワイトバランス ロック(AWB-L)をしておく と、色味が変わることなく撮 影できます。 g2[カスタムボタンの機能]で[AWB-L(ホールド)]を割り当てたボタンを 1 回 押すとホワイトバランスを固定できます(オートホワイトバランスロック)。ま た、 [AE-L/AWB-L(ホールド)]を割り当てると、ホワイトバランスと露出をロッ クできます(052)。 ● もう一度[AWB-L(ホールド)]または[AE-L/AWB-L(ホールド)]を割り当てた ボタンを押すか、半押しタイマ
画質に関する設定 ■ プリセットマニュアルデータの新規取得方法 撮影する光源下でホワイトバランスデータを取得し、カメラに保存したい場合は、プリセットマニュアルを使用し ます。 1 U ボタンを押しながらメインコマンドダイヤルを回して L を選ぶ 2 U ボタンを押しながらサブコマンドダイヤルを回して、新規取得するプリ セットマニュアルデータの保存場所を選ぶ ● 3 4 5 24 プリセットマニュアルデータの保存場所を d-1 〜 d-6 の中から選びます。 いったん U ボタンから指を放し、再度 U ボタンを押し続けてプリセット マニュアル取得モードにする ● 撮影画面に L が点滅します。 ● 画面中央に黄色の r が表示されます。 L の点滅中に r を被写体の白またはグレーの部分に重ねてプリセットマ ニュアルデータを取得する ● X ボタンを押すと、被写体が拡大表示され、r で選んだ部分を細部まで確認できます。 ● r はマルチセレクターで移動できます。 ● シャッターボタンを全押しするか J ボタンを押すとプリセットマニュアルデータを取得 できます。 ● 画像
画質に関する設定 ピクチャーコントロール i ボタン 4 各種ボタン 4 被写体や撮影シーンに合わせてピクチャーコントロールを設定します。[静止画の設定と同 メニュー 4 じ]を選ぶと、静止画撮影時と同じ設定になります。動画とピクチャーコントロールの[フ ラット]を組み合わせた場合、動画のポストプロダクション時に豊富な情報を持つ素材映 像として有効です。ハイライト部の情報をしっかり確保したい場合には、ハイライト重点測光を併用することで被 写体のハイライト部分の白とびを抑えることができます。 ■ ピクチャーコントロールの設定方法 g(Fn4)ボタンを押しながらメインコマンドダイヤルを回します。 ● 選んだ設定によって、撮影画面に表示される画像の色味などが変更され、ピク チャーコントロールの効果をすぐに確認できます。 ● Creative Picture Control の項目を選んでいる場合、g(Fn4)ボタンを押しな がらサブコマンドダイヤルを回すと適用度を変更できます。 ● 設定が変更され、撮影画面に戻ります。 g(Fn4)ボタン n [オート] [ニュートラル]をもとに、動画に適
画質に関する設定 ■ i メニューでピクチャーコントロールを調整する ● i メニューで[ピクチャーコントロール]を選んで J ボタンを押すと、ピク チャーコントロールの選択項目が表示されます。調整したいピクチャーコント ロールを選んで 3 を押すと、撮影画面を見ながら調整できます。 ● 13 で調整する項目を選びます。42 を押すと 1 ステップ刻みで、サブコマン ドダイヤルを回すと 0.
画質に関する設定 ! ピクチャーコントロールで[n オート]を選んでいる場合 各項目の調整レベルを調整レベルを[A − 2]〜[A + 2]から選ぶことができます。 ! 調整項目の[A](オート)についてのご注意 A](オート)がある項目では、[A]を選ぶと自動で調整されます。 ●[ ● 同じような状況で撮影しても、被写体の位置や大きさ、露出によって、仕上がり具合は変化します。 ! ピクチャーコントロール調整時のアンダーバーについて ピクチャーコントロール調整中に各項目に表示される o マークは、調整する前の値を示していま す。前回調整した値を参考にして調整するときに便利です。 ! [モノクローム]の[フィルター効果]について [フィルター効果]には、次のような効果があります。 Y(黄※) O(オレンジ※) R(赤※) G(緑※) コントラストを強調する効果があり、風景撮影で空の明るさを抑えたい場合などに使います。[Y]→[O]→[R] の順にコントラストが強くなります。 肌の色や唇などを落ち着いた感じに仕上げます。ポートレート撮影などに使います。 ※ 市販の白黒写真用カラーフィルターの色です
画質に関する設定 HLG 画質調整 i ボタン 4 階調モードとして[HLG]を設定した場合の画像の仕上がりを調整できます。 各種ボタン ̶ メニュー 4 動画撮影メニュー[HLG 画質調整]で設定できます。 ■ HLG 画質調整の設定項目 [クイックシャープ] 手動調整 [輪郭強調] [ミドルレンジ シャープ] [明瞭度] [クイックシャープ]を調整すると、画像のシャープさを調整する[輪郭強調]、 [ミドルレンジシャープ]、 [明 瞭度]の各項目をバランスよく調整します。各項目を個別に調整することも可能です。 画像の精緻な部分や、被写体の輪郭部分のシャープさを調整します。 [輪郭強調]と[明瞭度]の中間の細かさの模様や線に対してシャープさを調整します。 画像の階調や明るさを維持しながら、画像全体や太めの線のシャープさを調整します。 [コントラスト] 画像のコントラストを調整できます。 [色の濃さ(彩度)] 画像の彩度(色の鮮やかさ)を調整できます。 [色合い(色相)] 画像の色合いを調整できます。 高感度ノイズ低減 i ボタン ̶ 動画の撮影時に、ISO 感度が高
画質に関する設定 回折補正 [ON]に設定すると、レンズの絞りを絞り込んだときに画像の解像感が低下する、回折現 象を補正します。 i ボタン ̶ 各種ボタン ̶ メニュー 4 i ボタン ̶ 各種ボタン ̶ メニュー 4 動画撮影メニューまたは静止画撮影メニューの[回折補正]で設定できます。一方 の設定を変更するともう一方も連動して変更されます。 自動ゆがみ補正 [ON]に設定すると、広角レンズ使用時のたる型のゆがみや望遠レンズ使用時の糸巻き型 のゆがみを補正して撮影します。 動画撮影メニューまたは静止画撮影メニューの[自動ゆがみ補正]で設定できます。 一方の設定を変更するともう一方も連動して変更されます。 ●[ ● ON]の場合は、カメラが必要だと判断した場合に補正します。 装着しているレンズによっては設定が[ON]に固定され、メニューはグレーで 表示されて選べません。 撮影の設定 29
画質に関する設定 手ブレ補正 i ボタン 4 手ブレ補正を行うかどうかを設定できます。 各種ボタン ̶ メニュー 4 ■ 手ブレ補正の設定方法 1 動画モードで i ボタンを押し、[手ブレ補正]を選んで J ボタンを押す ● 設定項目が表示されます。 ● 選べる項目は、カメラに装着しているレンズによって異なります。詳しくは下の表をご覧 ください。 ●[静止画の設定と同じ]を選ぶと、静止画モード時と同じ設定になります。 ● 2 J ボタンを押す前にコマンドダイヤルを回しても設定を変更できます。 42 で設定したい内容を選んで J ボタンを押す ● 撮影に戻るには、再度 i ボタンを押してください。 ■ 手ブレ補正の設定項目 C[ノーマル] 手ブレ補正効果が高く、静止している被写体を撮影する場合に適しています。 D[スポーツ] スポーツなどの動きの変化が激しい被写体を撮影する場合に適しています。動画撮影時は手ブレ補正を[ス ポーツ]に設定することをおすすめします。[スポーツ]に設定すると、撮影時のカクツキが生じにくくなり ます。 [しない] ! ● ● ● 30
画質に関する設定 電子手ブレ補正 i ボタン 4 動画モードで電子手ブレ補正を行います。 各種ボタン ̶ メニュー 4 1 2 動画モードで i ボタンを押し、[電子手ブレ補正]を選んで J ボタンを押す ● 設定項目が表示されます。 ● J ボタンを押す前にコマンドダイヤルを回しても設定を変更できます。 42 で設定したい内容を選んで J ボタンを押す ● ! ● ● ● 撮影に戻るには、再度 i ボタンを押してください。 電子手ブレ補正について 画像サイズを 7680 × 4320 に設定している場合、およびフレームレートを 120p または 100p に設定している場合は[OFF]に固定 されます。 電子手ブレ補正を[ON]に設定すると、画角が小さくなるため撮影した画像は少し拡大されます。 電子手ブレ補正を[ON]に設定し、カメラを左右または上下に振って構図を動かそうとした場合、動き始めの動画がわずかに遅れる ことがあります。 撮影の設定 31
露出に関する設定 動画の露出に関する設定は次の通りです。 撮影モード i ボタン I ボタンを押しながらメインコマンドダイヤルを回すと、撮影モードを設定できます。 各種ボタン 4 メニュー ̶ ̶ 設定した撮影モードは、撮影画面と表示パネル に表示されます。 ● I ボタン ● 撮影モード P、S で画像が明るくなりすぎたり、暗くなりすぎたりする場合は、撮影モードを A にして絞りの調 整を行ってください。 ● 動画撮影時に絞り値、シャッタースピード、ISO 感度を設定できるかどうかは、撮影モードによって異なります。 P、S A M ※1 ※2 ※3 ※4 ※1 絞り値 シャッタースピード ISO 感度※ 2 ̶ ̶ ̶※ 3 4 ̶ ̶※ 3 4 4 4 ※4 撮影モードが S の場合は、P に設定したときと同じ露出制御になります。 動画撮影メニュー[電子手ブレ補正]を[ON]に設定すると、動画の ISO 感度の上限は 25600 に制限されます。 動画撮影メニュー[ISO 感度設定](021)>[制御上限感度]で ISO 感度の上限を設定できます
露出に関する設定 露出補正 露出補正とは、カメラが制御する適正露出値を意図的に変えることです。画像全体を明る くしたり、暗くしたいときなどに使います。 i ボタン 4 各種ボタン 4 メニュー ̶ E ボタンを押しながらコマンドダイヤルを回します。 E ボタン ● 補正量を設定すると、撮影画面と表示パネルに露出補正マーク E が表示されま す。表示パネルには補正量も数字で表示されます。E ボタンを押すと、撮影画 面でも補正量を数字で確認できます。 ● 動画の露出補正は± 3 段の範囲で設定できます。 ● 補正ステップは、初期設定では 1/3 段ステップです。ステップ幅は、カスタムメ ニュー b2[露出設定ステップ幅]で変更できます。 ● 被写体を明るくしたいときは+側に、暗くしたいときは−側に補正してくださ い。 ● 露出補正を解除するには、補正量を 0.
露出に関する設定 アクティブ D- ライティング ハイライト部の白とびを抑えて暗部の黒つぶれを軽減する効果があり、見た目のコントラ ストに近い画像に仕上がります。暗い室内から外の風景を撮ったり、直射日光の強い海辺 など明暗差の激しい景色を撮影するのに効果的です。 i ボタン 4 各種ボタン 4 メニュー 4 i ボタン ̶ 各種ボタン ̶ メニュー 4 動画撮影メニュー[アクティブ D- ライティング]で設定できます。 設定したアクティブ D- ライティングは、撮影画面に表示されます。 ● ! アクティブ D- ライティングについて 動画の階調モードで[HLG]または[N-Log]を選んでいる場合は、設定が[しない]に固定されます。 動画フリッカー低減 動画記録中に、蛍光灯や水銀灯などの光源下で画面に生じるちらつきや横縞(フリッカー 現象)を低減できます。 動画撮影メニュー[動画フリッカー低減]で設定できます。 通常はカメラが自動的に電源周波数を選ぶ[オート]をお使いください。 ● ●[オート]にしていてもフリッカー低減効果が得られない場合は、お使いの地域 の電源周波
露出に関する設定 測光モード i ボタン 4 被写体の明るさを測るための設定を選べます。 各種ボタン 4 メニュー 4 動画撮影メニュー[測光モード]で設定できます。 ● 設定した測光モードは、撮影画面に表示されます。 ■ 測光モードの設定項目 L [マルチパターン測光] 画面の広い領域を測光して、被写体の輝度(明るさ)分布、色、距離や構図などさまざまな情報を瞬時 に分析するため、見た目に近い画像が得られます。 M [中央部重点測光] 画面の中央部分を重点的に測光します。画面中央にメインの被写体を大きく配置して撮影する場合など に適しています。 t [ハイライト重点測光] 画面のハイライト部分を重点的に測光します。舞台撮影など、ハイライト部分の白とびを軽減して撮影 したい場合に適しています。 ! 動画撮影時の測光モードについて スポット測光は使用できません。 撮影の設定 35
フォーカスに関する設定 動画のフォーカスに関する設定は次の通りです。 フォーカスモード i ボタン 4 ピントの合わせ方を選べます。 各種ボタン 4 メニュー 4 ■ フォーカスモードの設定方法 フォーカスモードボタンを押しながらメインコマンドダイヤルを回します。 フォーカスモードボタン 設定したフォーカスモードは、撮影画面および表示パネルに表示されます。 ● ■ フォーカスモードの設定項目 静止している被写体の撮影に適しています。 シャッターボタンを半押しまたは AF-ON ボタンを押してピント合わせを行えます。ピントが合っ た時点でフォーカスポイントが赤色から緑色に変わって点灯し、フォーカスがロックされます。 AF-S [シングル AF] ● AF-C [コンティニュアス AF] ● AF-F [フルタイム AF] ● スポーツなど動きのある被写体の撮影に適しています。 シャッターボタンの半押しまたは AF-ON ボタンを押し続けている間はフォーカスロックされず、 被写体の動きに合わせてピントを追い続けます。 被写体の動きや構図の変化に合わせて常にピントを合わせ続け
フォーカスに関する設定 AF エリアモード i ボタン 4 オートフォーカス使用時に、フォーカスポイントをどのように選択するか設定できます。 各種ボタン 4 メニュー 4 ■ AF エリアモードの設定方法 フォーカスモードボタンを押しながらサブコマンドダイヤルを回します。 フォーカスモードボタン 設定した AF エリアモードは、撮影画面および表示パネルに表示されます。 ● ■ AF エリアモードの設定項目 d [シングルポイント AF] 選んだフォーカスポイントだけを使ってピント合わせをします。 f [ワイドエリア AF(S)] シングルポイント AF よりも広い範囲で被写体をとらえてピント合わせを行います。動きのある被写体 g [ワイドエリア AF(L)] を撮影する場合やパン・チルトを行う場合に、滑らかで安定したピント合わせが行えます。 n [ターゲット追尾 AF] 被写体の動きに合わせてフォーカスポイントを追尾させることができます。 追尾させたい被写体にフォーカスポイントを合わせ、J ボタンまたは AF-ON ボタンを押すか、 シャッターボタンを半押しすると被写体
フォーカスに関する設定 AF 時の被写体検出設定 i ボタン 4 オートフォーカス使用時に優先してフォーカスを合わせる被写体を選べます。 各種ボタン ̶ メニュー 4 ■ 被写体検出の設定方法 1 2 動画モードで i ボタンを押し、[AF エリアモード / 被写体検出]を選んで J ボタンを押す ● 設定項目が表示されます。 ● J ボタンを押す前にサブコマンドダイヤルを回しても設定を変更できます。 13 で[AF 時の被写体検出設定]を選び、42 で設定したい内容を選んで J ボタンを押す ● 撮影に戻るには、再度 i ボタンを押してください。 被写体検出は[AF エリアモード]の設定が[ワイドエリア AF(S)]、[ワイドエリア AF (L)]、[ターゲット追尾 AF]、[オートエリア AF]の場合に有効です。 ● ■ 被写体検出の設定項目 [人物] カメラが人物の顔を検出すると顔にフォーカスポイントが表示されます。瞳を検出 できるときは、左右どちらかの瞳にフォーカスポイントが表示されます(瞳 AF/ 顔 検出 AF)。カメラが検出した人物が一時的に横や後ろを
フォーカスに関する設定 ! 瞳 AF と顔検出 AF についてのご注意 次のような場合は、瞳または顔を正常に検出できないことがあります。 ● 顔が画面に対して大きい / 小さい場合 ● 顔が明るすぎる / 暗すぎる場合 ● メガネやサングラスをかけている場合 ● 髪の毛で目や顔が隠れている場合 ● 人物の動きが大きすぎる場合 ! ● ● ! ● ● 動物 AF についてのご注意 次のような場合は、動物を正常に検出できないことがあります。 − 顔が画面に対して大きい / 小さい場合 − 顔が明るすぎる / 暗すぎる場合 − 体毛などで目や顔が隠れている場合 − 瞳と周辺部位の色が近い場合 − 動物の動きが大きすぎる場合 − 犬、猫、鳥以外でも、類似した動物に枠が表示されることがあります。 AF 補助光が動物の瞳に悪影響をおよぼす可能性があるため、カスタムメニュー a12[内蔵 AF 補助光の照射設定]を[OFF]に設定し てください。 乗り物 AF についてのご注意 次のような場合は、乗り物を正常に検出できないことがあります。 − 被写体が画面に対して大きい / 小さい場合 − 被写体が明るすぎる /
フォーカスに関する設定 フォーカスポイント表示 i ボタン ̶ フォーカスポイントの表示に関する設定ができます。 各種ボタン ̶ メニュー 4 カスタムメニュー a11[フォーカスポイント表示]で設定できます。 ■[マニュアルフォーカス時の表示] MF 時のフォーカスポイント表示を設定できます。 ●[ ON]:マニュアルフォーカスでの撮影時にフォーカスポイントが常に点灯します。 ●[OFF] :フォーカスポイントを移動したときのみ一瞬点灯します。 ■[AF-C モード時の合焦表示] フォーカスモードが AF-C の場合に、ピントが合ったときのフォーカスポイントの表示を設定できます。 ●[ ON]:ピントが合っているとカメラが判断した場合に、フォーカスポイントが緑色で表示されます。撮影画面で はピントが合っているか分かりづらいシーンに有効です。 ●[ OFF]:ピントの状態にかかわらず、フォーカスポイントは常に赤色または黄色で表示されます。 40 撮影の設定
フォーカスに関する設定 フォーカスピーキング マニュアルフォーカスで動画撮影するときに、ピントが合っている部分の輪郭を色付きで 表示するかどうかを設定できます。 i ボタン 4 各種ボタン 4 メニュー 4 カスタムメニュー a13[フォーカスピーキング]の[フォーカスピーキング表示]で 設定できます。 ■[フォーカスピーキング表示] [ON]に設定すると、フォーカスピーキングを有効にします。現在どこにピントが ピントが合っている部分 合っているのかを簡単に確認できます。 ! フォーカスピーキング表示の設定について カスタムメニュー g2[カスタムボタンの機能]で任意のボタンに[フォーカスピーキング表示]を割り当てると、割り当てたボタンで表 示の ON と OFF を切り換えられます(052)。 ■[フォーカスピーキングの感度] フォーカスピーキングで表示される範囲を変更できます。 ●[ 3(高感度)]に設定するとピントが合っていると判断される範囲が広くなり、[1(低感度)]に設定すると範囲が 狭くなります。 ■[フォーカスピーキング表示色] フォーカスピーキングで強調する部分
フォーカスに関する設定 AF エリアモードの限定 i ボタン ̶ 各種ボタン ̶ メニュー 4 フォーカスモードの制限 i ボタン ̶ フォーカスモードを固定できます。 各種ボタン ̶ メニュー 4 AF 速度 i ボタン ̶ フォーカスモードが AF-F または AF-C の場合のピント合わせ速度を設定できます。 各種ボタン ̶ メニュー 4 フォーカスモードボタンを押しながらサブコマンドダイヤルを回した場合に選べる AF エ リアモードを設定できます。 カスタムメニュー g4[AF エリアモードの限定]で設定できます。 チェックボックスをオン M にした項目のみ、フォーカスモードボタンを押しな がらサブコマンドダイヤルを回したときに選べます。 ● ●[シングルポイント AF]の L は外せません。 カスタムメニュー g5[AF エリアモードの限定]で設定できます。 ●[制限しない]以外を選ぶと、フォーカスモードボタンを押しながらメインコマ ンドダイヤルを回してもフォーカスモードが変わらないため、誤操作で設定を変 更してしまうことを防止できます。
フォーカスに関する設定 AF 追従感度 i ボタン ̶ 被写体にピントを合わせる感度を設定できます。 各種ボタン ̶ メニュー 4 カスタムメニュー g7[AF 追従感度]で 1 〜 7 の範囲から設定できます。 ●[ 7(鈍感)]に設定すると、元の被写体からピントが外れにくくなります。 ●[1(敏感) ]に設定すると、被写体がフォーカスポイントから外れた場合、フォー カスポイントの範囲内にある他の被写体にすぐにピントを合わせます。 フォーカス位置の記憶 ピント合わせを行った後にカメラの電源を OFF にして再度 ON にした場合も、ピント位置 を保持するかどうかを設定できます。 i ボタン ̶ 各種ボタン ̶ メニュー 4 セットアップメニュー[フォーカス位置の記憶]で設定できます。 ●[ ON]に設定すると、カメラの電源を OFF にしてもピント位置を保持します。 ! フォーカス位置の記憶について カメラの電源を ON にしてから操作ができるようになるまで時間がかかることがあります。 ●[ON]に設定していても、ズーム操作や環境温度の変化によっては、カメラの電源を
録音に関する設定 動画音声の録音に関する設定は次の通りです。 マイク感度 i ボタン 4 内蔵マイクまたは外部マイクの感度を調整できます。 各種ボタン 4 メニュー 4 b ボタンを押しながらコマンドダイヤルを回します。 ● 1 〜 20 の間で調整できます。数字が大きいほど感度が高く、小さいほど低くな ります。 オートに設定すると、カメラが自動的にマイク感度を調整します。 ● ●[録音しない]に設定すると、音声は記録しません。 b ボタン ! マイク感度について 音声レベルインジケーターの色が赤で表示される場合、音量が大きすぎることを示しています。 マイク感度を調節してください。 ! ● ● 44 外部マイクについて 3.
録音に関する設定 アッテネーター i ボタン 4 大音量の環境下で動画記録をするときに、マイク感度を減衰させて音割れを抑えます。 各種ボタン ̶ メニュー 4 動画撮影メニュー[アッテネーター]で設定できます。 ●[ ON]に設定すると、音割れを抑えて動画を記録します。 録音帯域 i ボタン 4 内蔵マイクまたは外部マイクの周波数特性を設定します。 各種ボタン ̶ メニュー 4 動画撮影メニュー[録音帯域]で設定できます。 ●[広帯域] :低音域から高音域まで録音します。楽器演奏や街のざわめきの録音な ど、幅広いシーンに適しています。 ●[音声帯域] :主に人の声を録音したいときに適しています。 風切り音低減 i ボタン 4 ローカットフィルター機能により、内蔵マイクに吹き付ける風の音を抑えて記録できます。 各種ボタン ̶ メニュー 4 動画撮影メニュー[風切り音低減]で設定できます。 ●[ ON]に設定すると、風の音を抑えられます。 ! 風切り音低減について ●[ ON]に設定すると風切り音以外の音も聞こえにくくなることがあります。 ●
録音に関する設定 マイク端子のプラグインパワー i ボタン ̶ カメラから外部マイクに電源を供給するかどうかを設定できます。 各種ボタン ̶ メニュー 4 動画撮影メニュー[マイク端子のプラグインパワー]で設定できます。 ●[ OFF]に設定すると、カメラから外部マイクに電源を供給しません。 ● ご使用の外部マイクがプラグインパワー不要で、電力を供給することでノイズが 録音される場合のみ[OFF]に設定することをおすすめします。 ● お使いのマイクにプラグインパワーが不要かどうかは、外部マイクのメーカーに お問い合わせください。 ヘッドホン音量 i ボタン 4 ヘッドホン音量を調整できます。 各種ボタン ̶ メニュー 4 動画撮影メニュー[ヘッドホン音量]で調整できます。 ● 13 を押して 0 〜 30 の範囲で設定できます。 46 撮影の設定
操作や表示に関する設定 動画撮影時の操作や撮影画面の表示に関する設定は次の通りです。 タイムコード 動画撮影メニュー[タイムコード]>[タイムコード記録]を[する]または[する(HDMI 外部出力あり)]に設定すると、フレームごとに「時・分・秒・フレーム」の情報(タイムコー ド)を記録した動画を撮影できます。タイムコードを記録しておくと、動画を編集する場 合に再生位置や編集位置が管理しやすくなります。 i ボタン ̶ 各種ボタン ̶ メニュー 4 ●[する] :動画にタイムコードを記録します。撮影画面にタイムコードが表示されます。 ●[する( [タイムコード記録] HDMI 外部出力あり)]:カメラと外部レコーダーを HDMI ケーブルで接続している場合、外部 レコーダーに記録 される動画にタイムコードを記録します。外部レコーダー は Atomos 社製 Monitor Recorder(SHOGUN、NINJA、SUMO シリーズ)に対応しています。 ●[しない] :タイムコードを記録しません。 ●[レックラン] :動画記録中のみタイムコードをカウント [カウントアップ方式] アップ
操作や表示に関する設定 フォーカス回転方向の変更 マニュアルフォーカス時にフォーカスリングまたはコントロールリングでピントを合わせ るときの回転方向を逆方向に変更できます。 i ボタン ̶ 各種ボタン ̶ メニュー 4 カスタムメニュー f8[フォーカス回転方向の変更]で設定できます。[ON]に設定 するとピントを合わせるときの回転方向を変更できます。 ● Z マウントレンズを装着している場合に変更できます。マウントアダプター FTZ II/FTZ を装着して F マウントレンズを使用している場合は対応していませ ん。 ● 一部のマニュアルフォーカス専用 Z マウントレンズには対応していません。 フォーカスリングの角度設定 マニュアルフォーカスでピント合わせをする場合に、至近側から無限遠側までピント位置 を移動するために必要な、フォーカスリングまたはコントロールリングを回す角度を設定 できます。 i ボタン ̶ 各種ボタン ̶ メニュー 4 カスタムメニュー f9[フォーカスリングの角度設定]で設定できます。 [ノンリニア] ピント位置の移動量は、フォーカスリングまた
操作や表示に関する設定 コントロールリングの感度 i ボタン ̶ 各種ボタン ̶ メニュー 4 i メニューのカスタマイズ i ボタン ̶ 動画モードで i ボタンを押して表示される i メニューの項目を設定できます。 各種ボタン ̶ メニュー 4 レンズのコントロールリングに[絞り]、[パワー絞り]、[露出補正]、[ISO 感度]を割り当 てている場合の感度を設定できます。 カスタムメニュー f10[コントロールリングの感度]で[敏感]または[鈍感]に設定 できます。 ● レンズのコントロールリングに割り当てる機能はカスタムメニュー g2[カスタ ムボタンの機能]で設定できます。 1 カスタムメニュー g1[i メニューのカスタマイズ]を選んで J ボタンを押す 2 機能を割り当てたい場所を選んで J ボタンを押す ● 3 4 割り当てられる機能の一覧が表示されます。 割り当てたい機能を選んで J ボタンを押す ● 新しい機能が割り当てられ、手順 2 の画面に戻ります。 ● 他の場所にも機能を割り当てたい場合は手順 2、3 を繰り返します。 G ボタ
操作や表示に関する設定 ■ i メニューに割り当てられる機能について 動画モード時の i メニューに割り当てられる機能は次の通りです。 n j J G N E 9 m h 6 y w s 7 u [撮影メニュー切り換え] [カスタムメニュー切り換え] [撮像範囲設定] [画像サイズ / フレームレート] [動画記録先] [露出補正] [ISO 感度設定] [ホワイトバランス] [ピクチャーコントロール] [HLG 画質調整] [アクティブ D- ライティング] [測光モード] [フォーカスモード] [AF エリアモード / 被写体検出] [手ブレ補正] 4 H 5 6 7 8 L w W 9 3 u 8 9 v [電子手ブレ補正] [マイク感度] [アッテネーター] [録音帯域] [風切り音低減] [ヘッドホン音量] [サイレントモード] [カスタムボタンの機能] [フォーカスピーキング] [ゼブラ表示] [モニター / ファインダーの明るさ] [機内モード] [マルチセレクターによるパワー絞り] [マルチセレクターによる露出補正] [赤色画面表示] ■[マルチセレクターによるパワー絞り] マルチセレ
操作や表示に関する設定 ■[マルチセレクターによる露出補正] マルチセレクターによる露出補正を有効にするかどうかを設定できます。マルチセレクターを押して露出補正の設 定を変更するため、コマンドダイヤルを回すクリック音が記録中の動画に入りません。 1 カスタムメニュー g1[i メニューのカスタマイズ]で任意の場所に[マルチ セレクターによる露出補正]を割り当てる 2 動画モードで i ボタンを押し、[マルチセレクターによる露出補正]を選んで J ボタンを押す 3 ● 設定項目が表示されます。 ● J ボタンを押す前にコマンドダイヤルを回しても設定を変更できます。 42 で設定したい内容を選んで J ボタンを押す ● 撮影に戻るには、再度 i ボタンを押してください。 ●[有効]に設定すると、 1 または 3 を押して露出補正を行えます。 ! 露出補正について 露出補正はカスタムメニュー g2[カスタムボタンの機能]でカスタムボタンに割り当てることもできます(052)。 撮影の設定 51
操作や表示に関する設定 カスタムボタンの機能 このカメラの Fn(ファンクション)などのボタンは、カスタムメニュー g2[カスタムボタ ンの機能]で自分の好みの機能を割り当てることが可能です。 1 カスタムメニュー g2[カスタムボタンの機能]を選んで J ボタンを押す ● 機能を割り当てられるボタンを選ぶ画面が表示されます。 2 機能を割り当てたいボタンを選んで J ボタンを押す 3 割り当てたい機能を選んで J ボタンを押す ■ 機能を割り当てられるボタンについて 機能を割り当てられるボタンは次の通りです。 w [Fn1 ボタン] y [Fn2 ボタン] 1 [Fn3 ボタン] n [縦位置 Fn ボタン] u [フォーカスモードボタン] V [AF-ON ボタン] b [プロテクト /Fn4 ボタン] p [OK ボタン] 8 [サブセレクター中央] 52 撮影の設定 A [QUAL ボタン] X [音声ボタン] j [縦位置 AF-ON ボタン] F [縦位置マルチセレクター中央] y [コマンドダイヤル] G [シャッターボタン] 3 [レンズの Fn2 ボタン] S [レン
操作や表示に関する設定 ■ 各ボタンに割り当てられる機能について 各ボタンに割り当てられる機能は次の通りです。 w y 1 n u V b p 8 A X j F y G 3 S l L [サイレントモード] b b A F E N O C B p D W O [ライブビュー情報表示の 消灯] 4 4 4 ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ 4 ̶ ̶ ̶ 4 ̶ ̶ 4 4 ̶ 4 4 4 4 ̶ 4 ̶ ̶ 4 ̶ ̶ 4 4 ̶ ̶ 4 4 ̶ ̶ 4 ̶ ̶ 4 4 ̶ ̶ [ガイドライン表示] 4 4 4 4 ̶ ̶ ̶ ̶ 4 ̶ ̶ [AF-ON] ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ 4 ̶ ̶ 4 ̶ ̶ 4 4 ̶ 4 4 ̶ [AF-L] ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ 4 ̶ ̶ 4 ̶ ̶ 4 4 ̶ ̶ 4 4 ̶ [AE-L(ホールド)] ̶ ̶ ̶ 4 ̶ 4 ̶ ̶ 4 ̶ ̶ 4 4 ̶ ̶ 4
操作や表示に関する設定 w y 1 n u V b p 8 A X j F y G 3 S l [露出設定] ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ 4 ̶ ̶ ̶ ̶ [フォーカスモード / AF エリアモード設定] ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ 4 ̶ ̶ ̶ ̶ [拡大表示中の サブコマンドダイヤル] ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ ̶ 4 ̶ ̶ ̶ ̶ [設定しない] 4 4 4 4 ̶ 4 4 4 4 4 4 4 4 ̶ 4 4 4 4 ! ● ● パワー絞りについて 撮影モード A または M のときのみ動作します。 パワー絞りの動作中は画面にちらつきが発生します。 操作のロック i ボタン ̶ 動画撮影時の露出の設定またはフォーカスポイントをロックできます。 各種ボタン 4 メニュー 4 カスタムメニュー g3[操作のロック]で設定できます。 [ON]に設定すると、撮影モー
操作や表示に関する設定 ビューアシスト 動画の階調モードを[HLG]または[N-Log]にしている場合に、カメラの撮影画面を簡易 的に階調補正して表示します。 i ボタン ̶ 各種ボタン ̶ メニュー 4 カスタムメニュー g8[ビューアシスト]で設定できます。[ON]に設定すると簡易 補正された画像が撮影画面に表示されます。 ● 実際に記録している動画には影響ありません。 ● カメラで HLG 動画または N-Log 動画を再生する場合にも階調補正が適用されま す。 ビューアシスト OFF ビューアシスト ON 撮影の設定 55
操作や表示に関する設定 ゼブラ表示 i ボタン 4 指定した明るさの部分を斜線で表示できます。 各種ボタン 4 メニュー 4 カスタムメニュー g9[ゼブラ表示]で設定できます。 [ゼブラ表示の検出モード] 斜線で表示する明るさの部分を選べます。 ●[高輝度] :撮影画面内の明るい部分をゼブラ表示します。どの部分を高輝度として扱うかは[高輝度検 出の範囲]で設定します。 ●[中間輝度] :撮影画面内の中間輝度の部分をゼブラ表示します。どの部分を中間輝度として扱うかは [中間輝度検出の範囲]で設定します。 ●[しない] :ゼブラ表示を行いません。 斜線の向きを[パターン 1]または[パターン 2]から選べます。 [ゼブラ表示の表示パターン] パターン 1 パターン 2 [高輝度検出の範囲] [ゼブラ表示の検出モード]で[高輝度]を選んだ場合に、どの程度の明るさから高輝度として扱うかを設 定できます。 ● 輝度は 120 から 255 の間で設定できます。値が小さいほど暗い部分も斜線で表示されます。 ● 255 を選ぶと、白とびする部分だけが斜線表示されます。 [中間輝度検出の範囲
操作や表示に関する設定 ガイドラインの種類 i ボタン ̶ 動画モード時に表示する構図用ガイドラインの種類を選べます。 各種ボタン ̶ メニュー 4 カスタムメニュー g11[ガイドラインの種類]で設定できます。ガイドラインは次 の場合に表示されます。 ● カスタムメニュー g2[カスタムボタンの機能]で[ガイドライン表示]を割り当 てたボタンを押した場合 ● カスタムメニュー g12[撮影画面カスタマイズ(画像モニター) ]および g13[撮 影画面カスタマイズ(ファインダー)]で b(ガイドライン)をオン M にした画 面を表示した場合 撮影の設定 57
操作や表示に関する設定 撮影画面カスタマイズ 動画モード時に DISP ボタンを押して撮影画面に表示する画面を設定できます。それぞれ の画面に表示する情報を自分好みにカスタマイズでき、状況に応じて使い分けることがで きます。 画面 1 画面 2 画面 4 画面 3 i ボタン ̶ 各種ボタン ̶ メニュー 4 カスタムメニュー g12[撮影画面カスタマイズ(画像モニター)]で画像モニター、 g13[撮影画面カスタマイズ(ファインダー)]でファインダーに表示できる画面の 設定を行えます。 ●[画面 (g13 は[画面 2]〜[画面 3])を選んで J ボタンを押すと、 2]〜[画面 4] オン M とオフ U を切り換えられます。撮影時に DISP ボタンを押すと撮影画面 が切り換わり、チェックボックスをオン M にした画面のみ表示されます。[画面 1]はオフ U にすることはできません。 ■ 画面に表示する項目について [画面 1]〜[画面 4](g13 は[画面 2]〜[画面 3])を選んでマルチセレクター の 2 を押すと、その画面に表示する項目を設定できます。表示したい項目を選ん
操作や表示に関する設定 ■ ヒストグラムについて [ヒストグラム]をオン M に設定すると、撮影画面に RGB ヒストグラムが表示され ます。 ■ ガイドラインについて [ガイドライン]をオン M に設定すると、撮影画面に構図用ガイドラインが表示さ れます。ガイドラインの種類はカスタムメニュー g11[ガイドラインの種類]で設 定できます(057)。 ■ センターマーカーについて [センターマーカー]をオン M に設定すると、撮影画面に中央を示す十字線が表示 されます。 撮影の設定 59
操作や表示に関する設定 モニターモード i ボタン M(モニターモード切り換え)ボタンを押すと、ファインダーと画像モニターの表示設定 各種ボタン 4 メニュー ̶ を切り換えることができます。モニターモードは使用するものだけに限定することもでき ます。 M ボタンを押すたびに、次の順にモニターモードが切り替わります。 [自動表示切り換え]:アイセンサーにより、ファインダーの表示と画像モニターの表示が自動 的に切り替わります。 動画モードで画像モニターの角度を変更している場合、アイセンサーに顔を近づけてもファ インダー表示には切り替わりません。 ● [ファインダーのみ]:画像モニターには何も表示されなくなります。メニューの設定や撮影し た画像の確認なども全てファインダーで行ってください。 [モニターのみ]:画像モニターのみを使用して撮影や設定をする場合に選びます。ファイン ダーに顔を近づけてもファインダーには何も表示されません。 [ファインダー優先]:静止画モードの場合、ファインダーに顔を近づけるとファインダーに撮 影画面が表示されますが、顔を離しても画像モニターには撮影画面は表示され
外部機器への HDMI 出力に関する設定 HDMI に対応した外部レコーダー接続に接続すると、HDMI 機器に直接録画できます。 外部レコーダーに接続するには、市販の HDMI 端子用ケーブル (Type A)が必要です。別途お買い求めください。HDMI ケーブル を抜き差しするときは、必ずカメラの電源を OFF にしてください。 ● 外部レコーダー接続時にカメラにメモリーカードを挿入してい る場合、動画は外部レコーダーとメモリーカード両方に記録さ れます。メモリーカードを挿入していない場合、外部レコー ダーのみに記録されます。 HDMI 端子(カメラ側) HDMI 端子(外部機器側。使用する外部機器 の端子に合ったケーブルをお使いください。) HDMI i ボタン ̶ カメラを HDMI 対応機器と接続したときの設定を変更できます。 各種ボタン ̶ メニュー 4 セットアップメニュー[HDMI]で設定できます。 ■ HDMI 外部機器接続時の設定項目 [出力解像度] [出力レンジ] [出力映像への情報表示] [出力中のカメラ側表示] HDMI 対応機器への出力解像度を[オ
外部機器への HDMI 出力に関する設定 ■ 出力解像度を[オート]に設定している場合 ● セットアップメニュー[HDMI]>[出力解像度]を[オート]に設定すると、カメラが設定している画像サイズお よびフレームレートに外部レコーダーが対応しているかどうかを自動的に検出します。対応していない場合、カ メラは次の表の順に外部レコーダーが対応している解像度 / フレームレートを探して出力します。いずれの解像 度 / フレームレートにも外部レコーダーが対応していない場合、何も出力されません。 外部レコーダーに出力するときに対応する解像度とフレームレートの順番は次の通りです。 ● 画像サイズ / フレームレート [7680 × 4320 30p] [7680 × 4320 25p] [7680 × 4320 24p] [3840 × 2160 120p] [3840 × 2160 100p] [3840 × 2160 60p] [3840 × 2160 50p] [3840 × 2160 30p] [3840 × 2160 25p] [3840 × 2160 24p] [1920 × 1080 120p] [19
外部機器への HDMI 出力に関する設定 ■ 出力解像度を[オート]以外に設定している場合 設定した出力解像度で外部レコーダーに出力されます。 外部レコーダーに出力される解像度 / フレームレートの順番 画像サイズ / フレームレート 4320p 2160p (プログレッシブ) [7680 × 4320 30p] (プログレッシブ) 1080/30p 1080/25p 1080/24p 1080/120p → 1080/60p → 1080/30p ※ 1080/100p → 1080/50p → 1080/25p ※ 1080/60p → 1080/30p ※ 1080/50p → 1080/25p ※ 1080/30p 1080/25p 1080/24p 1080/120p → 1080/60p → 1080/30p ※ 1080/100p → 1080/50p → 1080/25p ※ 1080/60p → 1080/30p ※ 1080/50p → 1080/25p ※ 1080/30p 1080/25p 1080/24p [7680 × 4320 24p] 4320/30p 4320/
外部機器への HDMI 出力に関する設定 ■ HDMI 外部機器接続時の YCbCr および出力ビット数について 動画撮影メニュー[動画記録ファイル形式]で[H.265 10-bit]または[H.265 8-bit]を選んでいる場合、画像サイ ズ / フレームレートの設定によって外部機器に出力される YCbCr とビット数が異なります。 画像サイズ / フレームレート 動画記録形式 H.265 10-bit H.
外部機器への HDMI 出力に関する設定 外部記録制御(HDMI) カメラ側の操作に連動して外部レコーダーの録画の開始および終了をするかどうかを設定 できます。 i ボタン ̶ 各種ボタン ̶ メニュー 4 動画撮影メニュー[外部記録制御(HDMI)]で設定できます。 ● お使いの外部レコーダーが対応しているかどうかは、外部レコーダーのメーカーにお問い合わせください。 ● カスタムメニュー c3[パワーオフ時間]>[半押しタイマー]で設定した時間が経過すると、撮影画面が自動的に 消灯して外部レコーダーにも映像が送られなくなります。[半押しタイマー]の設定は、動画を撮影する時間より も長い時間を設定するか、[制限なし]にすることをおすすめします。 ●[ ON]に設定すると、カメラの撮影画面にアイコン(動画記録待機中:A、動画記録中:B)が表示され ます。動画を記録するときは、外部レコーダーの表示や、外部レコーダーで動画が記録されていることをご確認 ください。 ●[ ON]に設定すると、テレビなどに外部出力している場合に画像が乱れることがあります。 撮影の設定 65
動画の再生 動画再生時の操作方法 動画再生時の操作方法は次の通りです。 一時停止する マルチセレクターの 3 を押すと一時停止します。 再生を再開する 一時停止中または早戻し / 早送り中に J ボタンを押すと動画再生を再開します。 早戻しする / 早送りする 動画の再生中に 4 を押すと早戻し、2 を押すと早送りします。同じ方向のボタンを押すごとに、早 戻し / 早送りの速度が 2 倍、4 倍、8 倍、16 倍に切り替わります。 スロー再生する 一時停止中に 3 を押すとスロー再生します。 コマ戻しする / コマ送りする ● ● 一時停止中に 42 を押すと、コマ戻し / コマ送りします。 42 を押し続けると連続でコマ戻し / コマ送りします。 10 秒進める /10 秒戻す 10 フレーム進める /10 フレー サブコマンドダイヤルを回すと、10 秒前または後に移動します。 先頭フレームに移動する / 最終 フレームに移動する ● ム戻す メインコマンドダイヤルを回すと、10 フレーム前または後に移動します。 再生終了 4 を押し続けると、先頭フレームに移動し、2
動画からの静止画切り出し 撮影した動画から 1 フレームを切り出して、JPEG 画像として保存できます。 1 1 コマ表示モードで編集したい動画を表示する 2 保存したい位置で動画を一時停止する 3 ● 動画の再生中にマルチセレクターの 3 を押すと、一時停止します。 ● プログレスバーで再生中の位置の目安を確認できます。 ● 42 やコマンドダイヤルで再生中の位置を調整できます。 i ボタンを押し、[表示中のフレームを保存]を選んで J ボタンを押す 動画撮影メニュー[動画記録ファイル形式]を[ProRes 422 HQ10-bit(MOV)]または[H.
1 コマ再生時のフリック操作 1 コマ表示時に画像モニターを上下にフリックした場合の動作を割り当てられます。 カスタムメニュー f11[1 コマ再生時のフリック操作]の[上にフリック]または[下に フリック]で画像モニターを上または下にフリックした場合の動作を設定できます。 ■ 上にフリック / 下にフリックの設定項目 画像にレーティングを設定できます。 マルチセレクターの 2 を押すと、フリック時に画像に付ける c の数を設定できます。d(削除候補)また は c1 〜 5 の範囲から選べます。 ●[上にフリック]と[下にフリック]で異なるレーティングを設定しておけば、画像のレーティング設定が素早 く行えます。 ● c [レーティング] K [送信指定(PC)] N [送信指定(FTP)] g [プロテクト] W [音声メモ] [設定しない] ● パソコンへ送信する画像に優先送信設定マークを付加します。 FTP サーバーへ送信する画像に優先送信設定マークを付加します。 画像をプロテクト(保護)します。 音声メモの録音 / 再生を行います。動画には音声メモは録音できません。 画像モニターを上下にフリ
フィルター再生 [フィルター再生の条件設定]で設定した条件で画像を絞り込んで再生できます。 1 再生画面で i ボタンを押し、 [フィルター再生の条件設定]を選んで 2 を押す ● 2 3 設定項目が表示されます。 フィルター再生したい画像の条件を 13 で選ぶ ● J ボタンを押すとオン M とオフ U を切り換えられます。 ● フィルター再生時は、[フィルター再生の条件設定]でオン M にした項目に全て当てはま る画像が表示されます。 ● 再生メニュー[フィルター再生の条件設定]でも設定できます。 G ボタンを押し、[フィルター再生]を選ぶ ● フィルター再生時は、撮影画面の周りに白枠が表示されます。 ● もう一度[フィルター再生]を選ぶとフィルター再生を解除します。 ■ フィルター再生の条件設定の設定項目 [プロテクト] オン M にすると、プロテクトされた画像を再生対象にします。 [画像の種類] オン M にした画像の種類を再生対象にします。 [レーティング] オン M にしたレーティングの画像を再生対象にします。 [送信指定(PC)] [送信指定(FTP
付録 トラブルシューティング 記録時に発生しやすい現象について ● 動画撮影時の撮影画面の表示に、次のような現象が発生する場合があります。これらの現象は撮影した動画にも 記録されます。 − 動きのある被写体が歪む(電車や自動車など、高速で画面を横切る被写体が歪む/カメラを左右に動かした場 合、画面全体が歪む) − ジャギー、偽色、モアレ、輝点が発生する − 周囲でスピードライトやフラッシュなどが発光されたり、イルミネーションなどの点滅する光源がある場合、 画面の一部が明るくなったり、明るい横帯が発生する − 動画記録時のパワー絞り作動中、画面にちらつきが発生する ● 蛍光灯、水銀灯、ナトリウム灯などの照明下で、画面にちらつきや横縞が生じる「フリッカー現象」が発生する場 合があります。その場合、動画撮影メニュー[動画フリッカー低減](034)の設定を変更すると、フリッカー 現象を軽減できます。被写体が非常に明るい場合、フリッカー低減効果が得られない場合があります。絞りを絞 り込んで(より大きい数値にして)ください。 ● 撮影画面を X ボタンで拡大表示した場合、ノイズ(ざらつき、むら、