ポートレート/ウェディングフォト撮影ガイド

Table Of Contents
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屋外ワークフロー編
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ポートレート / ウェディングフォト撮影ガイド
試し撮りをする
撮影を始める前に試し撮りをして、撮りたい色味やイメージになっているかを確認しましょう。
色味を確認する
芝生の上に立つ被写体の顔が青みがかって写るなど、色のついた光が被写体に当たることで本来の色とは違う色
になることを「色かぶり」といいます。色かぶりが起きる場合は、レフ板を使ったり白い布を被写体の足元に置い
て環境を改善しましょう。レフ板や白い布は、画面に写り込まないように注意しながら配置します。
より印象的な色味にしたいときは、ホワイトバランスをオート]から[色温度設定に変更して任意の色温度を
指定します。
色温度は画像の撮影情報で確認できます。
青みを強くしたいときは色温度の数値を小さく、赤みを強くしたいときは数
値を大きくします。
緑がかった色味が気になる場合は M(マゼンタ)方向に、赤の色味が不自然に
感じる場合は G(グリーン)方向に調整します。
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より実際の色に近い色味にしたいときは
より実際の色に近い色味にしたいときは、プリセットマニュアルを使うことをおすすめします。プリセットマニュアル
では、撮影する照明下で白またはグレーの被写体を撮影してプリセットマニュアルデータを取得し、それを基準にして
ホワイトバランスを設定します。プリセットマニュアルは、
i
メニューのホワイトバランス]で
L
プリセットマニュ
アルを選ぶと設定できます。詳しくは、ニコンダウンロードセンター(https://downloadcenter.nikonimglib.com/
からダウンロードできる「活用ガイド」をご覧ください。
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露出補正を素早く行いたいときは
カスタムメニュー b2露出補正簡易設定]を[ するにしておくと、コマンドダイヤルだけで露出補正値を設定できます。
電源を OFF にしても、半押しタイマーがオフになっても、設定した露出補正値はリセットされません。