ポートレート/ウェディングフォト撮影ガイド
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撮影の準備編
ポートレート / ウェディングフォト撮影ガイド
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「点光源」と「面光源」
小さい光源を「点光源」、大きい光源を「面光源」をいいます。光の特性上、光源のサイズが小さくなるほど光は硬くなり、
影がくっきりと写ります。一方、光源が大きくなると光はやわらかくなり、影がぼやけて写ります。
光源のサイズが小さくなるほど光は硬くなる 光源が大きくなると光はやわらかくなる
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光の向きで被写体の見え方が変わる
被写体の見え方は、被写体に対して光が当たる向きで変わります。
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順光:撮影者側から被写体に当たる光。被写体をくっ
きり鮮やかに表現できます。全体的に光が当たるため
凹凸や奥行きは出にくくなります。
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サイド光(斜光):被写体の左右側面から当たる光。真
横からの光をサイド光、斜め前からの光を斜光と呼び
分ける場合もあります。被写体の凹凸に合わせて明る
い部分と陰になる部分ができ、立体的な写真になりま
す。
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逆光:撮影者の反対側から被写体に当たる光。斜め後
ろから当たる光を半逆光と呼ぶ場合もあります。背後
から光が当たるため被写体の前面は暗くなりますが輪
郭が際立ちます。被写体自体が暗くなりすぎる場合は、
露出補正やフラッシュ、レフ版などで明るさを調整し
ながら撮影します。
カメラ
サイド光
(斜光)
サイド光
(斜光)
半逆光
逆光
半逆光
順光
人物
順光 サイド光(斜光) 逆光