使用説明書
階調補正
記録する画像のコントラストを設定します。撮影シーンや好みに応じて次のいず
れかに変更できます。
被写体の輝度の対数値を横軸に、再生画像の輝度の対数値を縦軸にとって出力特性を表わし
た場合、出力特性曲線の傾斜角をθとして、tanθをガンマ(γ)といいます。被写体の輝度
が忠実に再生される場合、つまり横軸(入力)1の増域に対して縦軸(出力)も1だけ増域す
るような場合はグラフ上傾斜角45度の直線となり、tan45°=1 でガンマは 1 となります。
ガンマが1以上の場合は、傾斜角度は45度以上となります。被写体コントラスト以上にコ
ントラストの強い「硬い」出力画調になり、逆にガンマ1以下の場合はコントラストの少ない
フラットな「軟らかい」出力画調になることを意味します。つまり、ガンマは画像再生時の画
調の硬さの度合いを示すものです。
階調補正をA(オート)に設定して撮影する場合、撮影画像を使用して最適なガンマカーブを
適用します。同じようなシーンを撮影する場合でも、被写体の位置、大きさ、または露出が
変わると、適用されるガンマカーブが変化することがあります。ガンマカーブを固定して撮
影したい場合には、A(オート)以外の設定を選択することをおすすめします。
※ ユーザーカスタムは、別売のNikon Capture 4(Ver.4.2以降)のカメラコントロール
機能を使って定義したガンマカーブをD2X にダウンロードできます。
(初期設定)
撮影した画像から、最適なガンマカーブをカメラが自動
的に選択します(ガンマカーブの選択は画像によって異な
ります)。A(オート)を充分に活用するために、Gまた
はDタイプレンズのご使用をおすすめします。
標準的なガンマカーブです。暗いシーンから明るいシー
ンまで、さまざまな撮影状況を再現します。
軟調な画像に仕上げるガンマカーブです。晴天時の人物
撮影や、顔などの白飛びが気になる場合に適しています。
硬調な画像に仕上げるガンマカーブです。霞んだ遠景を
撮影する場合などに適しています。
別売のNikon Capture 4(Ver.4.2以降)でユーザー定
義し、カメラにダウンロードしたガンマカーブを使用し
ます。出荷時のガンマカーブは標準に設定されています。










