Electronics America Computer Drive User Manual

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7. [Define LD Menu]で「RAID Mode」、「Stripe Block」、「Fast Init」、「Gigabyte
Boundary」の設定を行います。設定値は矢印キー『』でカーソルを対象の
項目に移動し、<Space>キーを押して変更します。
設定項目 初期値 設定可能
RAID Mode (RAID レベ)
RAID5 RAID0/RAID1/RAID5/RAID10
Stripe Block 64KB/NA 32KB/64KB/128KB/NA(*)
Fast Init OFF ON/OFF
Gigabyte Boundary OFF ON/OFF
Cache Mode AutoSwitch AutoSwitch/WriteBack/WriteThru
*: RAID レベルによっては「NA」と表示され、変更できない場合があります。
[RAID Mode]
RAID レベルを設定します。目的に合わせ RAID ベルを選択してください。
[Stripe Block]
ストライピングを行う際のデータ分割の単位です。設定値が大きいほどシーケン
シャルデータの読み書きが高速になります64KB での使用を推奨します。
[Fast Init]
本設定をONに設定すると、ロジカルドライブ作成時にマスターブートレコー
(MBR)を初期化します(Fast Initialization 機能)HDD 内のデータを消去する場
合はONに設定してください。また、OS の再インストールを実施する場合も
ON設定してください。Fast Initを実施しなくても OS の再インストール
は可能ですが、パーティションのフォーマットで時間がかかる場合があります。
[Gigabyte Boundary]
ロジカルドライブ設定時に、HDD の容量を GB 未満の容量を切り捨ててGB
位でまるめる機能です。常に『OFF』に設定してください。
[Cache Mode]
ディスクアレイコントローラのWrite Cacheのモードを設定します。それぞれ
の設定値の仕様は、下の表を参照してください。
Cache Mode
仕様
AutoSwitch
(デフォルト値)
増設バッテリが接続され残量が十分にあり正常に動作している場合
は「Write Backで動作しますが、バッテリが未接続の場合や残量が
少ない場合、バッテリの異常が検出された場合には自動的に「Write
Thru」に切り替わるため、電源断時でもデータを保護します。常に
AutoSwitch で使用することを推奨しています。
Write Back
本製品上のキャッシュメモリに一旦データを書き込み、そのキャッ
シュメモリのデータを元に HDD データの書き込みを行う非同期の
制御方式です。「Write Thru よりアクセス性能が向上しますが、
電源瞬断などの不慮の事故が発生した際に、データを損失する危険性
があります。
Write Thru
本製品上のキャッシュメモリと HDD の両方にデータの書き込みを行
う制御方式です。一般的にWrite Backよりアクセス性能は劣りま
す。