User manual
AUTO を起動すると、TRAKTOR は自動的に各トラックデッキを使用状況によってテンポマスターとして処
理します。 この機能によって使用中にテンポマスターの指定に関して全く気にする必要がなくなるというこ
とです。
トラックデッキ上で全く再生を行っていない場合は、クロックがマスターとなり、これによってスピ
ーカーから流れる FX の同期が保たれます。
確認する場合は以下の通りです。
1. 再生しているデッキを停止します。
S4 のマスターディスプレイで、MASTER ボタンとインジケーターが点灯し、 クロックが現在のテン
ポマスターであることを示します。
2. デッキ A と B に各トラックをロードします。
3. デッキ A の再生を開始します。
現在デッキ A がテンポマスターです。マスターディスプレイの MASTER インジケーターがオフとな
り、左デッキディスプレイの MASTER インジケーターが点灯します。
4. デッキ B を再生し、デッキ A のトラックに (手動、または自動シンク機能を用いて) ビートマッチさせ
ます。
5. デッキ A を停止します。
→
これでデッキ B がテンポマスターとなり、左デッキディスプレイの MASTER インジケータ
ーがオフとなり、右デッキのインジケーターが点灯します。
2 つのデッキのみでプレイする場合、またはビートマッチを手動で行う場合は、トラック追加時に使用してい
るテンポマスター値を参照し、FX を正確に同期させることができる Auto モードを使用すると良いでしょ
う。
手動+自動シンクの組み合わせによる演奏を模索している場合もやはり、AUTO を起動したままにし、S4 に
ある各デッキの SYNC ボタンを押すとよいでしょう。
▪ SYNC を有効にすると、デッキはミックス中一定のテンポを保つようになります。
▪ SYNC をオフにすると、トラックを追加する度にそのトラックのテンポがテンポマスターとなります。
手動で特定のデッキをテンポマスターとして指定することも可能です。
チュートリアル
同期 (Synchronization)
Traktor Kontrol S4 - オペレーション マニュアル - 66