User manual

トラックのビートグリッドはそのトラックデッキがテンポマスターになったときに使用するだけでなく、現在
のテンポマスターに同期する際にも使用します。
チュートリアル内で使用するトラックはあらかじめ分析されているのでテンポマスターとして安心して使用
できる情報(ビートグリッド)を備えています 手持ちの曲に同期機能を効率よく適用するには、まずそれら
のトラックを分析しておく必要があります。 デフォルトではトラックコレクションに曲をインポートする際
に自動的に分析が行われます。 詳細は3, 曲のインポート章を参照してください. ビートグリッドと、分
析、トラックコレクションの詳細に関しては、別途の TRAKTOR 2 マニュアルを参照してください。
同期できるもの、できないもの
基本的に時間が関係する FX は常時自動的に現在のテンポマスターにシンクします。
逆に、トラックのビートマッチを手動で行う場合、またはビートマッチの必要が全くない場合は、トラックデ
ッキで自動シンクを無効選択することが可能です(↑4.2, 曲のミックス参照)。
4.8.2 セットアップ例
様々なデッキのセットアップを用いてミックスを作成することが可能で、例えばトラックデッキのみを使用、
または下段のリミックスデッキとトラックデッキの併用 (デフォルト)、またはリミックスデッキのみの使用
等のセットアップが考えられます。
好みの DJ スタイルと、デッキのセットアップによって、テンポマスターの指定方法も異なってくることでし
ょう。 以下ではその使用例を挙げておきます。
自動的に TRAKTOR に決定させる-Auto モード
まず TRAKTOR の クロックに注目しましょう。
TRAKTOR のウインドウの左上にあるメトロノームアイコンをクリックしてクロックパネル
を表示します。
TRAKTOR のクロックパネルです。
このクロックパネルに起動した状態の AUTO ボタンがあり、現在 Auto モードであることを示しています。
Auto モードはデフォルトで起動した状態となっており、ここまでのチュートリアルは、このモードを
起動した状態で行いました。
チュートリアル
同期 (Synchronization)
Traktor Kontrol S4 - オペレーション マニュアル - 65