User manual

トラックからサンプルを抽出しトラックと同期再生させる (↑4.5, ミックス内でサンプルを使用する
照)。
Gater FX のトラックへの同期 (↑4.6, FX の追加参照)。
ループレコーダーで録音したループとトラックとの同期(↑4.7, Loop Recorder の使用参照)。
テンポマスター
これらの同期がなされる為には、TRAKTOR は同期するための指標となるメインテンポを必要とします。 当
社では、このテンポをテンポマスター (tempo master) と呼びます。 テンポマスターは流動的で変化しま
すが、テンポマスターを同期の為に使用するというルールは変わりません。
例えばトラックデッキで SYNC を起動することは、TRAKTOR に「このデッキのトラックを現在の
テンポマスターとシンクしろ」と命じていることとなります。 Remix Deck でサンプルをループモー
ドで再生している場合、またはループレコーダーでループを録音する場合も常に現在のテンポマスタ
ーに同期します。
TRAKTOR では、クロックまたはトラックデッキがテンポマスターとなります。
テンポと(小節等の)時間的な区切りを供給する TRAKTOR のクロック。
テンポと現在再生しているトラックのビートを供給するトラックデッキ。
ビートグリッド
トラックデッキはトラックによって異なるテンポとビートをゆるぎない同期値として使用します。 そのた
め、TRAKTOR 内で各トラックを分析し、BPM と ビートの位置を確認することが必要不可欠です。 この分
析結果を当社ではビートグリッド (Beatgrid) と呼びます。 各トラックはそれぞれ異なるビートグリッドを
含んでいます。
Grid Marker (1) と Beatgrid (白い垂直線、2) を表示した状態の波形です。
チュートリアル
同期 (Synchronization)
Traktor Kontrol S4 - オペレーション マニュアル - 64