User manual
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左デッキで、ジョグホイールの外枠を任意の方向に動かし、一時的にテンポをずらすことで必
要のないトラックのずれを修正します。
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これでトラック同士が完全に同期します。
ここまでの操作内容は TRAKTOR の Sync 機能を使用している場合でも便利です。 TRAKTOR の
自動ビート検知機能が割り出した結果が、例えば超低音の影響で同期の”ノリ”が悪い場合があリ、そう
いった場合は上記の方法で修正を行います。 手動でトラックのビートグリッドを修正できなかった場
合、ジョグホイールの外輪を使用して調節することでトラック同士の違和感を解消できます。
新規トラックのミックス
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準備ができたら、デッキ B の曲からクロスフェーダーを使用してデッキ A の曲をミックスし
てください。
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これが TRAKTOR KONTROL S4 を使ったあなたの最初のマニュアルミックスです!
マニュアルビートマッチングには練習が必要です。時間をかけ、納得がいくミックスが出来る様になって下さ
い。 練習あるのみです。
4.3 レベルの調整
更に先に進む前に、ミックスでは音量調節も重要な要素であることを解説しておく必要があります。 ここで
は簡単なヒントを例に出すので、今後の参考にしていただければと思います。
このセクションの敷居が若干高いと感じた場合でも、特にライブ環境でのトラブルを避けるために、時間をか
けて読み進めてここでの内容を把握しておくことを推奨します。
4.3.1 セオリー
ミックスでは異なるソースからシグナルを混ぜることになります(そしてそれらの音声を加工する場合もあり
ます)。
基本ルールは、 シグナルのクリッピングを避けつつ、ダイナミックレンジをフル活用することです。 これら
を守るべき理由として、以下の二つがあります。
▪ ダイナミックレンジをフル活用することで、ミックス内のノイズレベルを最低限に抑えることができま
す。 その結果曲の詳細がよりよい状態で表現されます。
チュートリアル
レベルの調整
Traktor Kontrol S4 - オペレーション マニュアル - 39