User manual
ビートスナップ
TRAKTOR のデフォルト設定によりホットキュー設置は自動的に行われるので、ホットキューを正確にビー
トに設置する為の手間を考える必要はないでしょう。 これは Snap モードをオンにすることで使用できる機
能で、ミキサー中央にあるマスターディスプレイの SNAP インジケーターが点灯することで機能の起動状態
を確認することが可能です。
マスターディスプレイの SNAP ボタンとインジケーターです。
Snap モードをオンにすると、トラック内に設置したポイントはそこから一番近いビートに移動しするので、
これによりこのポイントに直接何度でも戻ることができるようになります。
トラック同士を揃える
両方のトラックを揃える作業は非常に簡単です。
1. デッキ B は再生させておいてください (PLAY ボタンが点灯した状態)。
2. 他のトラックのダウンビートを確認しながら先ほどダウンビートを配置したホットキューボタンを押
します。
→
デッキ B の再生位置が保存したキューポイントに移動し、(TRAKTOR ウインドウを確認して
ください) 再生がそこから始まります。 両方のトラックが完全に揃ったので、これでミックス
が可能な状態となります。
ビートスティック
ここでも、ホットキューボタンを押すタイミングに細心の注意を注ぐ 必要はありません。デフォルトで
TRAKTOR は両方のトラックのビートをマッチさせるので、突然の曲間移動でもビートマッチの状態を崩す
ことはありません。 これはクオンタイズ (Quantize) モードが音の状態となっているからで、このモードの
起動状況はマスターディスプレイ(上図参照) の QUANT インジケーターで確認することが可能です。
Quantize モードをオンにすることで、トラック中を移動しても(例、ホットキューボタンを押すことによる
曲間移動)ビートマッチした状態となり、現在保たれている同期の状態を崩すことはありません。
4.2.6 備考-トラックが終わってしまった場合
デッキ A の「House 1」はチュートリアルを開始してからずっと再生しているので、トラックが終わりそう
になっている可能性もあるでしょう。 そういった場合、以下の手順を行ってください。
チュートリアル
曲のミックス
Traktor Kontrol S4 - オペレーション マニュアル - 34