User manual
Audio Settings ページを開いた状態の Control Panel です。
Audio Settings ページには 2
つのセクションがあります。
▪ Audio Processing: オーディオインターフェイスで処理されるアナログ-デジタル/デジタル-アナログ変
換の設定を行います。
▪ Device Monitor: オーディオインターフェイスの処理状況とシステムのアウトプットレイテンシーを表
示します。
Audio Processing セクション
Audio Processing セクションには 2 つのメニューと 1 つのディスプレイがあります。
▪ サンプルレート (Sample Rate) : 使用している音楽アプリケーションに対応したサンプル・レートを選
択してください。 サンプルレートを高くするほど CPU ロードも高くなります。 デフォルトでサンプル
レートは 44100 Hz (CD の音声品質と同等) に設定してあります。
サンプルレートでサウンドを 1 秒間にどれだけ録音/再生するか設定します。 高いサンプルレートに
なるほど音質がよくなります。44100 Hz (CD 規格) が一般的な値です。 録音媒体が CD である場
合はこの設定、または倍に設定します(88200 Hz)。 48000 Hz は DAT または DVD (映画)用規格値
です。 96000 Hz は DVD、 HD DVD、Blue-ray Disc で使用します。 サンプルレートを高くするほ
ど CPU ロードも高くなります。
▪ Process Buffer : バッファサイズを下げるほど、コンピュータの TRAKTOR コントローラー、ソフトウ
ェアに対する反応が早くなります。
オーディオをデジタル、またはアナログ変換する場合、オーディオドライバがデータをバッファとし
て保管する必要があり(オーディオバッファ)、 これらは CPU によって処理、送信されます。 バッフ
ァサイズが大きくなるほど、シグナルがアウトプットまで到達するまでの時間がかかります。 この時
間差はコンピュータの音楽ソフトウェアをコントロールする場合コントローラーのキーを押したと
き、またはアウトプットのサウンドの反応が遅れる際に実感できるものです。 この遅れをレイテンシ
ーと呼びます。 バッファサイズを下げるほどレイテンシー値も下がります。 レイテンシーにはバッ
ファサイズの他にも原因となる要素があります(例、CPU スピードと RAM サイズ)。 この設定の際は
高いバッファサイズ設定から始めて、演奏と音声に問題がなくなるまでこの値を徐々に下げることで
設定するとよいでしょう。 オーディオインプットに問題が生じる場合は、使用しているコンピュータ
の CPU では現在のバッファサイズが適切では無いことを意味します。
S4 オーディオインターフェイスとコントロールパネル
Windows での設定: コントロールパネル
Traktor Kontrol S4 - オペレーション マニュアル - 174