User manual
オーディオをデジタル、またはアナログ変換する場合、オーディオドライバがデータをバッファとし
て保管する必要があり(オーディオバッファ)、 これらは CPU によって処理、送信されます。 バッフ
ァサイズが大きくなるほど、シグナルがアウトプットまで到達するまでの時間がかかります。 この時
間差はコンピュータの音楽ソフトウェアをコントロールする場合コントローラーのキーを押したと
き、またはアウトプットのサウンドの反応が遅れる際に実感できるものです。 この遅れをレイテンシ
ーと呼びます。 この設定の際は速いレイテンシー値から始めて、演奏と音声に問題がなくなるまでこ
の値を徐々に下げることで設定するとよいでしょう。 音声に問題が生じる場合は、使用しているコン
ピュータの CPU では現在のレイテンシー値が適切で無いことを意味します。
8.2 Windows での設定: コントロールパネル
Windows で TRAKTOR KONTROL S4 オーディオインターフェイスの設定は Traktor Kontrol S4 コント
ロールパネルで行います。 コントロールパネルは S4 コントローラー用ドライバと共に TRAKTOR
KONTROL S4 のインストールの際にインストールされているはずです。
このセクションでは Traktor Kontrol S4 コントロールパネルユーザーインターフェイスについて解説しま
す。
8.2.1 コントロールパネルを開く
コントロールパネルを開く方法はいくつかあります。
►
TRAKTOR PRO で
Preferences > Audio Setup
と進み、Latency スライダーとディスプレ
イの右にある Settings ボタンをクリックします。
►
デスクトップからは
Start > Programs > Native Instruments > Traktor KONTROL S4
Driver > Traktor KONTROL S4 Control Panel
と進みます。
コントロールパネルが見つからない場合はドライバをインストールしていない可能性が高いです。 この場合
は別途のセットアップガイドに従ってドライバをインストールしてください。
以下がコントロールパネルです。
S4 オーディオインターフェイスとコントロールパネル
Windows での設定: コントロールパネル
Traktor Kontrol S4 - オペレーション マニュアル - 172