User's Manual
コントロールパネル・ソフトウェアを使用する
Audiophile 192
のコントロールパネル・ソフトウェアにより、コンピュータと
DAW
(デジタルオーディオワークステーション)アプリケーションの
簡単でパワフルなインターフェイスとなります。コントロールパネル・ソフトウェアで
Audiophile 192
の入力のどれでもモニター出力にミックスし
録音しながらオーディオ音源をゼロレイテンシーでモニターすることができます。モニター出力は、ソフトウェアミキサーの出力から信号を受信し、
S/PDIF
出力端子は、パッチベイ
/
ルーティングページで割当てが可能です。
Audiophile 192
のコントロールパネルは、ドライバのインストールが終了すると同時にコンピュータのシステムにインストールされます。コントロー
ルパネル・ソフトウェアの起動方法:
Windows –
画面右下のシステムトレーにある小さな「
M
」の形のアイコンをダブルクリックするとコントロールパネル・ソフトウェアが起動します。
Mac –
システム環境設定の中に
Audiophile 192
コントロールパネルがあります。
注意:コントロールパネル・ソフトウェアは、
ASIO
対応音楽プログラムのオーディオ設定ページから起動することもできます。
次項のスクリーンショットは
Windows
のコントロールパネルです。多少の外見上の違いはありますが、
Mac
のコントロールパネルも機能的に同等です。
実際の機能に違いがあるものについては次項で解説しています。
Monitor Mixer
(モニターミキサー)ページ
モニターミキサーのページには、
Audiophile 192
ソフトウェアモニターミキサーに信号を送る入力信号をコントロールするフェーダーが装備されてい
ます。モニターミキサーの出力は、アナログモニター出力に送信されます。
入力は
Audiophile 192
のアナログ入力とデジタル入力からのオーディオ信号と
DAW
アプリケーションからのオーディオ信号を受信します。各入力には
それぞれ、ミュートとソロを有効
/
無効にするボックスがあり、
Stereo Link
のボックスをチェックするとチャンネルがリンクされます。フェーダーは
減衰限定で、入力レベルを最大値からのみ下げることができます。
メイン出力の全体の出力レベルは、
S/W RET 1/2
(
WavOut 1/2
)のレベルフェーダでのみ調整できます。
WavOut 1/2*
これらのフェーダーは、モニターミキサーにある
DAW
アプリケーションで割当てられたメインのオーディオ出力信号とアナログハードウェア出力
1
と
2
の全体の出力信号をコントロールします。
*
注意:
Mac
での表示は
SW Out 1/2
です。
WavOut S/PDIF*
これらのフェーダーは、モニターミキサーで
S/PDIF
デジタル出力に割当てられた
DAW
アプリケーションからのオーディオ出力信号のレベルを調整
します(出力の割当ては
DAW
アプリケーションで選択できます)。これらのフェーダーは、
S/PDIF
出力レベルには関係しません。
*
注意:
Mac
での表示は
SW Out S/PDIF
です。
H/W in S/PDIF
これらのフェーダーは、
S/PDIF
デジタル入力に直接接続するオーディオ出力信号のミキサーレベルをコントロールし、ゼロレイテンシーのハードウェ
アモニタリングを実現します。
S/PDIF
入力と
S/PDIF
出力は同時にモニタリングできません。コントロールパネルの
S/PDIF
のページで選択ができ、一旦
選択すると、モニターミキサーでは残りは全てグレーに消えた状態になります。
H/W in 1/2
これらのフェーダーは、アナログ入力に直接接続したオーディオ出力信号をコントロールし、モニターミキサーでゼロレイテンシーのハードウェアモ
ニタリングを実現します。