Fast Track Ultra 8R Product Manual
Table Of Contents
- Fast Track Ultra 8R | ユーザーズ・マニュアル
- 1 はじめに
- 2 製品パッケージ内容
- 3 Fast Track Ultra 8Rの特徴
- 4 最低システム必要条件
- 5 コントローラとコネクタ
- 6 Fast Track Ultra 8Rをインストールする
- 7 ハードウエアの接続
- 8 Fast Track Ultra 8Rを使用する
- 9 コントロールパネル・ソフトウエア
- 10 オーバーダブ・レコーディングとモニター・ミキシング
- 11 MIDIについて
- 12 トラブルシューティング
- 13 技術仕様
- 14 製品保証
- お問い合わせ先

Fast Track Ultra 8R
ユーザーズ
・
マニュアル
18
10
オーバーダブ・レコーディングとモニター・ミキシング
最近
のポップミュージックの
多
くは
「
オーバーダブ
」(音声多重録音)
と
呼
ばれる
手法
を
用
いて
制作
されています
。
オーバーダブ
・
レコーディングではアーティスト
が
既
に
録音済
みのソングを
聞
きながら
、音楽
を
録音
することができます
。例
えばヴォーカリストは
既
に
録音
してあるギターやベース
、
ドラム
等
のトラックをヘッド
フォンで
聞
きながら
、
ボーカルのパートを
録音
することができます
。録音
したパートそれぞれが
、
その
他
のパートから
完全
に
独立
し
、簡単
に
編集
やミックスを
加
えて
「洗練
された
」
ソングを
制作
できるためこの
方法
は
一般的
によく
使
われています
。例
えばギタリストがソロで
演奏
した
部分
に
納得
がいかない
場合、問題
のあ
るノートを
編集
したり
、
ソロ
全体
を
録音
し
直
したり
、何度
も
録音
した
中
から
最高
の
部分
だけをつなぎ
合
わせて
、
シームレスなパフォーマンスに
仕上
げることがで
きます
。
このように
細
かく
編集
する
方法
は
、通常、全
てのサウンドが
一度
に
録音
される
「
ライブ
」
の
録音環境
では
可能
ではありません
。
オーバーダブで
録音
するには
、各
アーティストがヘッドフォンでモニター
・
ミキサーやキューミックスをヘッドフォンに
送信
するように
設定
します
。例
えば
、
ボー
カリストはギターやベース
、
ドラムのトラックを
聞
きながら
歌
う
必要
があり
、歌
うと
同時
にコンピュータに
歌
が
録音
されます
。
Fast Track Ultra 8R
ではコントロールパネルの
左
から
4
つのタブを
使用
してステレオ
・
モニターミックスを
最大
4
つまで
作成
することができます
。各
タブに
は
入力
16
系統(
ハードウエア
入力
8
系統
と
DAW
からの
出力
8
系統)
を
装備
するステレオ
・
ミキサーが
装備
されています
。詳細
は
本
ユーザーガイドの
「
ソフト
ウエア
出力
シグナルのルーティング
」
のセクションを
参照
して
下
さい
。
各
タブからは
以下
の
表
の
通
りの
個々
の
出力
ペアへシグナルをルーティングします
:
タブ
名:
タブの
出力
のルーティング
先:
Monitor 1/2
ハードウエア
出力
1/2
とヘッドフォン
出力
1
Monitor 3/4
ハードウエア
出力
3/4
とヘッドフォン
出力
2
Monitor 5/6
ハードウエア
出力
5/6
Monitor 7/8
ハードウエア
出力
7/8
と
S/PDIF
出力
モニター・ミキサーを使用する
Fast Track Ultra 8R
のモニター
・
ミキサーを
使用
する
:
1.
モニター
・
ミックスを
送信
するハードウエア
出力
に
対応
するタブを
選択
します
。例
えばアナログ
出力
7/8
へルーティングされるモニター
・
ミ
ックスを
作成
するには
、「
Monitor 7/8
」
を
選択
します
。
2.
ハードウエア
入力
のレベルフェーダーとソフトウエア
・
リターン
・
チャンネルのレベルフェーダーを
調整
して
、
モニター
・
ミックスが
適切
な
音
量
で
聞
こえるようにします
。
•
ミキサーの
左側
にある
8
チャンネルにはハードウエアの
「
ライブ
」
の
入力
シグナルを
表示
します
。例
えば
入力端子
1
と
2
にマイクとギ
ターをそれぞれ
接続
した
場合、
これらの
機器
からのシグナルはミキサーのチャンネル
1
と
2
に
送信
されます
。
•
「
Software Return
(
ソフトウエア
・
リターン
)」
のチャンネル
8
系統
は
DAW
の
出力
に
対応
します
。
•
ミキサーの
右側
で
一番右
の
2
チャンネルは
、(
Fast Track Ultra 8R
のリアパネルに
装備
された
)
ミキサーに
関連
するハードウエア
出
力
ペアへ
送信
されるモニター
・
ミキサーのマスター
出力
に
対応
します
。
ミキサーはモニタリングの
目的
でのみ
使用
されることに
注意
して
下
さい
。
ハードウエア
入力端子
で
受信
する
全
てのシグナルは
変
更
されることなく
直接
DAW
へ
送信
されます
。
モニター
・
ミキサーはこれらの
入力
シグナルのコピーを
受信
してほぼゼロのレイテ
ンシーでモニター
・
ミックスを
作成
することができます
。
モニター
・
ミキサーに
変更
を
加
えても
録音(
または
DAW
)
に
影響
を
与
える
事
はなく
、
モニター
・
ミックスの
出力
は
実際
に
録音
されるわけではありません
。
例
えば
、
ボーカリストが
録音中
にギターのサウンドを
聞
きたくない
場合
は
、
ボーカリストのモニター
・
ミックスのうちギターのチャン
ネルをミュートするだけですが
、
この
場合
DAW
に
決
して
影響
しません
。
ヒント
:
ヘッドフォン
出力
1
と
2
の
両方
はアナログ
出力
1/2
と
3/4
に
実際
にハードウエアで
接続
されていることに
注意
し
て
下
さい
。
モニター
・
ミックス
をヘッドフォン
出力
1
また は
2
にル ーティングする
場合
に
は
、
それぞれ
「
Monitor 1/2
」、
「
Monitor 3/4
」
のタブを
選択
します
。










