Ozonic 37-Key Audio/MIDI Interface and Controller User Guide
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DATA 3
と
DATA 2
に入力する
MSB
と
LSB
の値は
NRPN
対応のシンセサイザのデータシートに常時掲載されています(付録
F
参照)。マニュアルに
よっては
16
進数の表記しかないものもあります。
Ozonic
では
10
新方の値を入力する必要があります。この場合は
Windows
の「アクセサリ」から
「電卓」を選択して簡単に換算を行うことができます。「電卓」の「関数電卓」モードを選択し、
[16
進
]
ラジオボタンをクリックして
16
進法の値
を入力します。次に
[10
進
]
のラジオボタンをクリックして、
10
進法の値に換算します。また付録
C
には換算表をご用意しましたので、この表からも
簡単に
10
進法の値に換算することができます。
< ボタンにノートを割当てる方法
以下は、ボタンを押すとノートオンメッセージを送信し、離すとノートオフメッセージを送信するように設定する方法です。
1 EDIT
ボタンを押し、続いて
CTRL ASGN
キーを押します。
2
数値キーで「
147
」を入力します。
3 ENTER
キーを押して確認します。付録
B
に示されている通りノートオン
/
オフメッセージに該当する
MIDI CC
ナンバーです。
4 DATA 3
キーを押します。
5
数値キーを使って「
100
」を入力します。
6 ENTER
キーを押して確認します。これでボタンを押すとノートオンメッセージがベロシティ値
100
で送信されます。
7 DATA 2
キーを押します。
8
数値キーを使って「
0
」を入力します。
9 ENTER
キーを押して確認します。これでボタンを離すとノートオフメッセージが送出されます。
10 DATA 1
キーを押します。
11
数値キーを使って「
64
」を入力します。
12 ENTER
キーを押して確認します。これでボタンを押すたびに
MIDI
ノート
64
(または
E4
)が送信されます。
MIDI
ノートナンバーは付録
D
に掲載されています。
< システムエクスクルーシブメッセージとデバイス
ID
システムエクスクルーシブメッセージ(
SysEx
)を送信する場合は、個々のコントロールチャンネルナンバーは送信チャンネルを指定せず、代わ
りにデバイス
ID
を指定します。
CHAN key
キーを押しても
LCD
画面に「
c
」は表示されません。
デバイス
ID
は、
00
から
127
の間で指定することができます。通常は
127
に設定して下さい。デバイス
ID
が
127
に設定されていると、すべてのデバイ
スが
SysEx
メッセージを受信します。
コントローラに割当てられたデバイス
ID
の
SysEx
メッセージは、
DEV ID
キーを使用しても変更することはできません。このキーは
Ozonic
のグロー
バルデバイス
ID
を変更するのに使用します。
詳細については「システムエクスクルーシブメッセージとデバイス
ID
」の項を参照して下さい。
< 不揮発性メモリ
Ozonic
では、不揮発性メモリを使用しています。このため電源を一度オフにして、再起動した場合でも前回作業を中断したところから継続して作
業を行うことができます。現在のコントローラとチャンネルの割当ての設定はセットアップをメモリロケーションに保存したかどうかに関わらず
保存されています。また、プログラム、バンク
LSB/MSB
データ、グローバルチャンネル、ホストからの
MIDI OUT
、前回使用したメモリプリセッ
トについても、設定情報が保存されています。
< メモリダンプ
EDIT
を押し、続いて
MEM DUMP
鍵盤を押すと、システムエクスクルーシブメッセージのパケット(
Ozonic
で設定した
20
個のメモリ情報)を送信
します。この機能は、メモリプリセットの内容を外部記憶媒体にバックアップする場合などに便利です。
Ozonic
のメモリダンプ全体をシーケンサーに記憶させることができます。メモリダンプを呼び出す場合は、メモリダンプが保存された
MIDI
ト
ラックを再生します。このとき
Ozonic
のドライバが
MIDI
トラックの出力先となるように設定して下さい。
現在のコントローラの割当ての設定はメモリダンプ(メモリ送信)の影響を受けることはありません。メモリダンプがキーボードに送信された
後、新しいメモリ設定にアクセスするにはプリセットを保存する必要があります。
< デバイス
ID
を割当てる方法
EDIT
ボタンを押し、続いて
DEV ID
キーを押すと、
Ozonic
にデバイス
ID
を割当てることができます。この値の初期値は
127
です。メモリダンプが実
行されると、デバイス
ID
の設定状態に関わらず、ダンプした内容は全ての
Ozonic
で受信することができます。
デバイス
ID
が
127
以外の値に設定されている場合は、同じデバイス
ID
の特定の
Ozonic
で受信することができます。
Ozonic
でのデバイス
ID
が、メモ
リダンプを行ったキーボードのデバイス
ID
と異なる場合はダンプのデータは受信することができません。
DEV ID
鍵盤を押すと、
LCD
には割当てられたデバイス
ID
が表示されます。デバイス
ID
を変更するには数値キーで新しいデバイス
ID
を入力し、
ENTER
鍵
盤を押して確認します。
システムエクスクルーシブメッセージとデバイス
ID
についての詳しい情報は、本マニュアルの「
MIDI
メッセージについて」の項を参照して下さい。
< 工場出荷状態の復元
Ozonic
を工場出荷状態(デフォルト)にリセットするには、
Ozonic
の電源スイッチをオフにします。電源オフの状態で
OCTAVE UP
と
OCTAVE
DOWN
ボタン両方を同時に押したまま電源スイッチをオンにします。
注意:工場出荷時のプリセットを復元すると、メモリに保存されていたすべての設定状態は消去されます。