Ozonic 37-Key Audio/MIDI Interface and Controller User Guide
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< コントローラに
MIDI CC
を割当てる方法
編集したいコントローラを選択した後、次の方法で割当てられている
MIDI CC
ナンバーを変更することができます。:
1. EDIT
ボタンを押し、続いて
CTRL ASGN
キーを押します。
LCD
には現在割当てられている
MIDI CC
ナンバーが表示されます。
CC
のシンボルが点滅します。
2.
数値キーを使って新しい
MIDI CC
ナンバーを入力します。
3. ENTER
キーを押して確認します。
< ジョイスティック
Ozonic
のジョイスティックは
2
次元的(前後左右の
4
方向)に動き、
4
系統の
MIDI
コントローラと一体化しています。ファクトリープリセット
1
の
「
GM Preset
」をロードする時ジョイスティックを左から右に動かすとフィルタのカットオフ周波数(
MIDI CC 74
)メッセージが送信され、ジョ
イスティックを左から右に動かすとフィルタ・レゾナンス(
MIDI CC 71
)メッセージが送信されます。
Reason
の
Malström
シンセでこの方法を試
すと、大変に興味深い音色の効果が得られます。
この他の
2
系統のコントローラはプリセットで
OFF
(
MIDI CC 0
)に設定され、ロータリーダイヤルやフェーダー(付録
B
を参照)から送信ができ
る
MIDI
メッセージを送るように設定することも可能です。これら
2
系統の予備コントローラに
MIDI
メッセージを割当てる場合、既に割当てられて
いるカットオフ周波数やレゾナンスのメッセージとは逆の方向に動くことになります。また、カットオフ周波数やレゾナンスのメッセージを別の
MIDI
メッセージに変更することもできます。
CTRL SEL
キーを使うことで、ジョイスティック
4
系統のコントローラを編集することができます。ジョイスティックコントローラの各種コント
ロールは以下の通りです。
Left to Right B18
Right to Left B19
Bottom to Top B20
Top to Bottom B21
< アフタータッチ機能
アフタータッチ・ストリップは
Ozonic
キーボードの鍵盤の下にある圧力の変化を感じ取る素材でできています。アフタータッチではアコースティッ
クの楽器音を豊かに再現できます。
Ozonic
の鍵盤を弾く時に鍵盤を押さえる強さを変えてみて下さい。
アフタータッチ・ストリップは、
Ozonic
のロータリーダイヤルやフェーダーと同じく割当て可能なコントローラです。フェーダーなどと同様に付
録
B
の
MIDI
メッセージを割当てることができます。多くのプリセットの中では特別ですが、アフタータッチに割当てる必要はありません。
アフタータッチ・ストリップの便利な設定:
<
OFF =
アフタータッチ・ストリップからは
MIDI
データは送出されません。
<
131 =
アフタータッチ・ストリップはチャンネル・アフタータッチを割当てます。
<
001 =
アフタータッチ・ストリップからモジュレーションを割当てます。
MIDI
入出力
MIDI
入力端子と
MIDI
出力端子は、
Ozonic
の接続や電源供給の方法により異なる用途で使われます。
<
MIDI
入力端子について
Ozonic
の入力端子に接続された外部
MIDI
機器は
FireWire
端子を通してデータを送信します。
FireWire MIDI
出力端子をもう1つ使うことで可能に
なります。シーケンサーの
MIDI
機器のセクションを選択すると
Ozonic FireWire MIDI
入力端子が2つ表示されます。1つめは
Ozonic
コントロー
ラのデータを受信するのに使われます。もう
1
つは
Ozonic
の
MIDI
入力端子に接続された外部
MIDI
機器からのデータを受信するのに使われます。
Ozonic
は他の
MIDI
機器にとっての
MIDI
から
FireWire
へのインターフェイスの働きをします。
<
MIDI
出力端子
Ozonic
は他の
MIDI
機器と連動することができます。初期設定(
Ozonic
の電源を入れた時)では、全てのコントローラのデータは
FireWire
出力端
子と同様
MIDI
出力端子から送出されます。
複数の入力ドライバに対応するホストアプリケーションをお使いの場合、
Ozonic
の
MIDI
入力端子と
Ozonic
のトップパネルを使って、
MIDI
データ
を録音し
Ozonic
の
MIDI
出力端子を通してそれを全て送出することができます。
重要:
Ozonic
は
MIDI THRU
(
MIDI
スルー)の機器ではありません。よって
Ozonic
の
MIDI
入力端子で受信した
MIDI
データは
Ozonic
の
MIDI
出
力端子へは直接送信されません。しかし、
Ozonic
が
FireWire
ケーブルでコンピュータと接続されている場合、
MIDI
入力端子で受信するデータ
は
MIDI
出力端子に転送することができます。これはコンピュータにデータが一旦送信され、コンピュータら戻ってくるからです。この場合、
ホストからの
MIDI OUT
モードが有効になっている必要があります。
< ホストからの
MIDI OUT
モード
ホストからの
MIDI OUT
モードでは
Ozonic
から
MIDI
データがどのルートで送信されるかを決定します。ホストからの
MIDI OUT
モードが有効の時、
Ozonic
の
MIDI
出力端子に送信されるデータは
FireWire
ストリームと
Ozonic
の
MIDI
コントローラからのデータと合流します。お使いのシーケン
サーで
Ozonic
を出力デバイスとして選択した場合、シーケンサーからの全てのデータは
Ozonic
の
MIDI
出力端子に送られます。
ホストからの
MIDI OUT
を有効にする方法:
1 EDIT
ボタンを押します。
2 MIDI OUT
キーを押します。
LCD
画面には
MIDI plug
のシンボルが表示され
MIDI
出力端子はホストからのデータを送信するよう設定されます。編集モードは自動的に解除されます。