User Manual
Laerdal 6 ALS Simulator
推奨項目
血圧アームには穿刺しないでください。
心音、呼吸音、腹部音と音声
ALS シミュレータは心音、呼吸音および腹部音 (正常/異常) を再現でき、
インストラクターが音の種類とボリュームを調整できます。
ALS シミュレータが、シミュレータの左から出ているケーブルを経由して
Link Box に接続されていることを確 認します。
心音、呼吸音、腹部音の聴診と音声に関する詳しい情報については
SimPad 取扱説明書をご参照ください。
自発呼吸と気道閉塞
ALS シミュレータでは、任意の回数で自発呼吸を再現できます(胸郭の上
下が目視で確認できます)。自発呼吸の動きは、右大腿部に収納されてい
る空気タンクからの圧縮空気により、胸郭内の自発呼吸バルーンが膨らむ
ことにより再 現されます。(詳しくは「使用の開始」 セ ク シ ョ ン 内 の「 大腿部
の 空 気タンクの 充 填 」を ご 参 照 く だ さ い 。)
また ALS シミュレータは、左右いずれか、または完全な気道閉塞をシミュ
レートするために、左側の肺と右側の肺の一方または両方を閉じることが
できます。
呼吸および気道閉塞の詳しい機能および操作法については SimPad 取扱
説明書をご参照ください。
使用後:
輪状甲状靭帯/頸 部 ス キ ン:
1. マジックテープ (Velcro
®
) を外して頸部スキンを取り外します。
2. 輪状軟骨部から使用済みの輪状甲状靭帯修復テープを外します。
3. 新しい修復テープを約 5 cm (2 インチ) の 長さに切ります。
4. 輪状軟骨の開口部を覆うようにテープを貼ります。これで輪状甲状靭帯
を再現します。
5. 頸部スキンをマネキンの頸部に正しく取り付けます (図 3)。注:頸部ス
キンはどの部位でも使用できるため、始めのうちはスキンをどちらかの
方向にずらして、きれいな部分が正面に来るようにすることで繰り返し
使用できます。使用可能な部位が無くなったら、新しいものと交換して
ください。
6. マジックテープ (Velcro
®
) を留 め、スキンを正しく装着します。
推奨項目
頸部スキンは、繰り返しの使用に対応するためにどの部分でも穿刺お
よび切開の手技をおこなえます。1 回使用した後、スキンをどちらかの
方向にずらすことで継続して使用できます。頸部スキンが古くなってき
たら、新しいものと交換してください。
静脈ルート確保
静脈穿刺トレーニングの終了後:
1. IV チューブ のクランプを 閉 め 、IVアームの静脈チューブからバッグの
チューブを外します。注射器に水を 100 cc 入れて静脈チューブに流し
込み、中を洗浄してください。
注:濡れないように洗面器などの上で行うことをお薦めします。
2. 注射器で空気を吹き込み、静脈内の余分な水分を取り除きます。
筋肉注射
筋肉注射のトレーニング終了後:
1. 注射パッド内部からスポンジを取り外します。
注:皮膚内部に濡れたままのスポンジを放置しないでください。
注射パッドの縮みの原因になります。
2. スポンジを水で洗い流し、一晩乾かします。
3. 乾いたら注射パッドへスポンジを戻します。注:スポンジに少量のパウ
ダーを付けると挿入しやすくなります。
4. シミュレータにパッドを取り付けます。
尿道カテーテルの使用 (外性器アップグレードキットをご購入の場合)
尿道カテーテルのトレーニング終了後:
1. 外性器アセンブリをすべて取り外します。
2. 洗面器などの上でリザーバを空にします。
3. よくすすいで一晩乾かします。
気胸バルーンの交換:
(A) 鎖骨中線部(両側):
1. 胸部スキンが接続されている肩と背中のフックを外し、スキンを取り外
します。
2. 胸部プレートを胴体から取り外します。
3. バルーンの先端にあるチューブを、胸部プレートの裏側にある Y コネク
タから切り離します (写真 11)。
4. 硬い胸部プレートの上部にある第 2 肋骨と第 3 肋骨の間からバルーン
をつまんで取り外します (写真 12)。
5. 予備のバルーンはチューブが長めになっています。使用する部位に合
うように、チューブを適切な長さに切ります。
6. 胸部プレートの上部にある第 2 肋骨と第 3 肋骨の間に新しい気胸バ
ルーンを挿入し、チューブを胸部プレートの裏側から出します。注:挿入
したときにバルーンの狭いほうのエッジが胸骨に近い位置に来るよう
にしてください (写真 13)。
7. チューブを Y コネクタに つ な ぎます。
8. 胸部プレートを胴体の元の位置に戻します。
9. 胸部スキンを胴体の上に戻し、肩と背中のフックで固定します。
10. バルーン交換キットを使って、胸部スキンの穿刺跡を修復します。
図 3
写真 11
写真 12
写真 13