User Manual
ALS Simulator 5 Laerdal
日本語
11. 尿リザーバの蓋を外します。
12. 注射器を使って、リザーバに着色水を注入します。
13. 現場のプロトコールに基づいてトレーニングを実施します。
シミュレータの機能
心臓関連スキル:
ALS シミュレ ー タを SimPad と使用すれば、様々なECG 調律を再現すること
ができます。また、体外ペーシング(キャプチャ有または無)、除細動、およ
びカルディオバージョンを行うことができます。詳細は SimPad 取扱説明
書 を ご 参 照 くだ さ い
注:トレーニング前に、シミュレータの右側から出ているケーブルが Link
Box に接続されていることを確認してください。
1. 圧迫は、片手または両手で行うことができます。
2. 心電図モニタリング用に、リード取り付け用スナップが次のように配置
されています。
i. RA (右腕)
ii. LA (左腕)
iii. LL (左脚)
iv. RL (右脚)
注:ECG/除細動コネクタを、ご使用の臨床モニターや除細動器、体外
ペースメーカーに取り付けられない場合、追加の ECG スナップや除細動/
ペーシングケーブルをご購入ください。適切なアダプタについては販売店
にご 相 談くだ さ い 。
3. ALS シミュレータには、パドル式除細動器用のプレートと、ハートスター
ト除細動器に対応するアダプタが付属しています。除細動器を使用す
る際には、いずれかを胸部のソケットにきちんと装着しておいてくだ
さい。パドル式除細動器の場合は、パドルを胸部のプレートにしっか
りと押し付けることにより、心電図をモニタリングすることができます。
(導電ゲルや粘着パッドは使用しないで下さい。)
4. 手動での除細動では、パドルをプレートの上に置き、密着するように
しっかりと押し付けます。注:単相性および二相性の除細動器を使用で
きます。
推奨項目
注:除細動施行のプロトコールに従い、除細動時はパドルがモニタリン
グ電極と接触しないようにしてください。除細動エネルギーは 360J ま
で実施することができます。
詳しい機能および操作情報については SimPad 取扱説明書をご参照くだ
さい。
除細動中の患者/トレーナーの安全のための注意事項
1. 除細動器および関連機器に付属のすべての安全上および操作上の
指示を読み、それに従ってください。
2. シミュレータには、実際の患者に与えられるのと同じ電圧および電
流が流れます。除細動およびペーシングのトレーニング中は、すべて
の注意および安全上の措置を守らなければなりません。安全上の措
置を守らないと、操作者、実習生またはこれらの警告に従わない参
観者の負傷または死亡につながる事故が起こる危険があります。
血圧測定用アーム:
左腕の装着
シミュレータには血圧測定が可能な左腕(血圧アーム)が出荷時に装着さ
れています(
ALS シミュレ ー タ およびメガコードケリーアドバンスドのみ
)。
この血圧アームは肩の部分で約 220 度回転させる事が可能です。
注意:破損を防ぐ為、血圧アームを過剰に回転させないでください。
血圧アームの外し方:
手順 1:胸部スキンを外して胸部プレートを持ち上げ、アームのストッパー
(写真 1) を外します。手順 2:ストッパーを取り外した後、接続されている
ケーブルを外してから腕を抜きます。注:外した血圧アームをしばらく使用
しない場合は、適切な状態で保管しておいてください。
左腕の装着(標準タイプまたは創傷モデル):
シミュレータ本体には、必要なボルト・ネジなどのハードウェアが同梱され
ています (写真 2) 手順 1:接続する腕を準備し、肩にあるパッドを外しま
す。手順 2:アーム接続用のアダプター (写真 3) を、マネキン左肩の内側
にセットします。手順 3:ボルトに小さいワッシャーを通してから、外側から
アダプタへ向けて差し込みます。そして内側からワッシャー、スプリング、
およびもう一つのワッシャーという順番で通し、最後に蝶ネジで締めます
(写真 4 および 5)。注:ボルトを蝶ネジで締める際、適切な関節の動きが得
られる程度で止めておいてください。手順 4:胸部プレートを元に戻し、胸
部スキンと肩パッドを装着します。
血圧アームを再度取り付ける場合は、この逆の手順を行ってください。使
用しない腕、アダプタおよびハードウェア一式は、適切な状態で保管して
おいてください。
血圧アームは、聴診および触診での血圧測定ができます。コロトコフ音の
ボリューム、聴診間隙の有無の設定が可能です。血圧値は 2mmHg 刻みで
設定できます。
1. 付属の血圧測定用カフを血圧アーム (左腕) に取り付 けます。
2. カフに付いている透明チューブを、シミュレータの左腕付け根から出て
いるコネクタにつなぎます (写真 10)。
3. シミュレータのケーブルと透明な空気チューブ両方が、シミュレータの
右側から出て Link Box に接続されていることを確認します。
血圧測定用アームの詳しい機能および操作法については SimPad 取扱説
明書をご参照ください。
写真 1
写真 2
写真 3
写真 4 - 内部
胴体左側
写真 5 - 外部左側
肩(標準または創傷モデル)
写真 10