コダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/c デジタル カメラ ユーザーズ ガイド P/N 6B8991
Eastman Kodak Company 343 State Street Rochester, New York, 14650 © Eastman Kodak Company, 2004 コダックおよびコダック プロフェッショナルは、イーストマン コダック社の商標です。
目次 1 はじめに お客様登録...................................................................................................................................................................1-1 安全上のご注意..........................................................................................................................................................1-2 安全性について ..................................................................................................................................................
目次 画像表示パネル................................................................................................................................................ 2-10 画像表示パネルを表示する ......................................................................................................................... 2-11 ボタンを無効にする....................................................................................................................................... 2-12 画像表示パネルを消す ..................................................
目次 Raw 出力解像度の設定 ......................................................................................................................................4-6 JPEG 出力解像度の設定 .....................................................................................................................................4-6 カードのフォーマット .....................................................................................................................................4-7 画面コントラストの変更 ..............................................
目次 D- ダイアルのドライブ領域......................................................................................................................... 5-20 1 コマ撮影 .......................................................................................................................................................... 5-20 連続撮影 ............................................................................................................................................................. 5-21 セルフタイマー.........................
目次 クリック WB..........................................................................................................................................................7-3 現在の画像をクリック WB に使用 .........................................................................................................7-3 [ 保存済み WB 設定 ] メニューの表示 ..................................................................................................7-3 保存済み WB 設定の使用 .............................................................................
目次 画像の編集........................................................................................................................................................... 9-4 コダック プロフェッショナル DCS Photo Desk .................................................................................... 9-5 コダック プロフェッショナル ERI File Format Module......................................................................... 9-5 カメラがコンピュータに接続されている場合の撮影ワークフロー...................................................... 9-6 コンピュータおよび電源への接続......
目次 ロケーション バー....................................................................................................................................11-7 画像の選択..........................................................................................................................................................11-7 オーバー露光表示 ............................................................................................................................................11-8 画面コントラストおよび輝度の変更 ...........................
目次 付録 A: 仕様 バーストの深さ......................................................................................................................................................... A-4 付録 B: レンズの互換性 SIGMA レンズ................................................................................................................................................................ B-1 CANON レンズ........................................................................................................................................
1 はじめに このたびはコダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/c デジタル カメラ (DCS Pro SLR/c) をお買い上げいただき、ありがとうござい ます。このデジタルカメラシステムは、35 mm 判フルサイズの CMOS センサーを搭載しており、高解像度、高品質なデジタル画 像を撮影することができます。ご使用の前に、このユーザーズ ガイドをよくお読みになり、十分ご理解いただき、末永くご愛 用くださいますすようお願いいたします。 お客様登録 お客様登録カードにご記入いただき、必ずご返送ください。 2003 年 12 月 3 日 1-1
はじめに 安全上のご注意 安全性について • 当社が推奨していないアクセサリは使用しないでください。 発熱や破損の原因となります。 取り扱いについて • カメラをパソコンに接続するときに、リピーターを使用しな しでください。カメラが故障したり、性能が著しく低下する ことがあります。 • IEEE1394 ケーブルをカメラまたはパソコンに接続するときに、プ ラグを差し込む向きを確認して差し込んでください。方向が間 違っていると、カメラやパソコンを損傷することがあります。 • メモリーカードは壊れやすいので、お取り扱いには十分ご注 意ください。メモリーカードを落とした場合、カードが破損 してすべてのデータが失われる場合があります。 • 背面表示パネルでメモリーカードアイコンが点滅していると き、カードスロットのカードビジーランプが点滅していると きは、カメラがメモリーカードからデータを読み出している か、メモリーカードにデータを書き込んでいます。このと き、カメラからメモリーカードを取り出したり、バッテ リー、またはパワーモジュールを取り外して電源を切らない でください。メモリーカード内のデータがすべて失
はじめに ご使用前の確認事項 — カメラをお使いになる前に、ユーザーズガイドをお読みいた だき、記載事項にしたがって正しく使用してください。 — カメラを不安定な場所に置いたり、落としたりしないでくだ さい。カメラの故障の原因となるばかりでなく、破損部でけが をする可能性があります。 — 埃の多い場所でカメラを使用しないでください。カメラに埃 がたまり、故障の原因となります。 — カメラを水につけたり、水をかけたりしないでください。ま た塩水に触れる可能性がある場所で使用したり、水その他の液 体に浸さないでください。付属の AC アダプター兼バッテリー チャージャーを水につけたり、水をかけたりしないでください。 — カメラ内部に異物を入れないでください。高圧部分に接触し た場合に、ショートしたり、火災や感電の原因となります。 —当社が推奨していないアクセサリーを使用しないでください。 カメラ故障の原因となります。 —コンセントや延長コードに電気的に大きな負荷をかけないで ください。火災や感電の原因となります。 —コード類は、踏まれたり、ものに挟まれたり、下敷きになら ないところで使用してください。特にカメラ
はじめに 放置しないでください。 —ご自身でカメラを修理、改造したり、分解しないでください。 感電したり、カメラの動作に異常をきたすことがあります。こ の場合、保証が無効になることがあります。 —以下の場合、カメラを修理する必要があります。 • 液体をカメラにこぼしたり、カメラ内部に異物が入ってし まった場合 • カメラが強い雨にさらされたり、水で濡れてしまった場合 ( カメラはある程度の湿気に耐えるように設計されています が、防水仕様ではありません。) • ユーザーズガイドにしたがってカメラを操作しても正常に動 作しない場合 • カメラを落とすなどして、ボディが破損した場合 • カメラが性能上明確な変化を示した場合 —当社が推奨していないアクセサリーを使用しないでください。 カメラ故障の原因となります。 —コンセントや延長コードに電気的に大きな負荷をかけないで ください。火災や感電の原因となります。 —コード類は、踏まれたり、ものに挟まれたり、下敷きになら ないところで使用してください。特にカメラに接続されたコー ドが無理やり外れた場合、カメラのコネクタ部の故障の原因と なります。 —雷のときには、カメラ
はじめに 放置しないでください。 —ご自身でカメラを修理、改造したり、分解しないでください。 感電したり、カメラの動作に異常をきたすことがあります。こ の場合、保証が無効になることがあります。 —以下の場合、カメラを修理する必要があります。 • 液体をカメラにこぼしたり、カメラ内部に異物が入ってし まった場合 • カメラが強い雨にさらされたり、水で濡れてしまった場合 ( カメラはある程度の湿気に耐えるように設計されています が、防水仕様ではありません。) • ユーザーズガイドにしたがってカメラを操作しても正常に動 作しない場合 • カメラを落とすなどして、ボディが破損した場合 • カメラが性能上明確な変化を示した場合 2003 年 12 月 3 日 1-5
はじめに 電波障害 この装置は、FCC ルールの Part 15 記載の仕様に基づくクラス B デ ジタル装置に関する制限に準拠していることがテストおよび確 認済みです。これらの規制は、住宅地域で使用されたときに適 切な受信障害防止策を提供することを目的としています。本装 置は、無線周波エネルギーを発生、使用し、放射することがあ ります。取扱説明書に従って設置および使用されない場合、受 信障害を引き起こすことがあります。しかし、特定の設置条件 では障害が発生しないという保証はありません。本装置のス イッチをオンオフすることにより、本装置がラジオやテレビ ジョン受信機に受信障害を引き起こしていることが確認された 場合は、次の方法の 1 つまたはいくつかをお試しになるようお 勧めします。 • 受信アンテナの向きを変えるか設置場所を変更してください。 • カメラと受信機の間隔をあけてください。 • カメラの電源を、受信機の接続されているコンセントとは別 のコンセントに差し込んでください。 • 販売店または経験を積んだラジオまたはテレビ技術者に相談 してください。 VCCI この装置は、情報処理装置等電波障害自
2 各部の名称と機能 各部の名称 カメラ前面 ストラップ取り付け部 プレビューボタン リモコン受光部 レンズ着脱 ボタン 縦位置シャッター ボタン 2003 年 12 月 3 日 拡張端子 2-1
各部の名称と機能 カメラ背面 ISO 感度設定ボタン ファインダー AE ロックボタン 露出補正ボタン ホットキー マイクロフォン キャンセルボタン デリートボタン タグ / 録音ボタン メニューボタン ナビボタン OK ボタン ステータスボタン 5-Way スイッチ 画像表示パネル カードドアラッチ 背面表示パネル カードドア カードビジーランプ カメラ上面 D ダイヤル ( ドライブ ダイヤル ) ホットシュー S ダイヤル ( シャッ ターダイヤル ) C ダイヤル ( コマンド ダイヤル ) シャッターボタン 測光モードボタン ファンクションボタン 上部表示パネル AF モードボタン モードレバー ホットキー 露出補正ボタン ISO 感度設定ボタン AE ロックボタン 視度補正レバー 2-2 2003 年 12 月 3 日
各部の名称と機能 カメラ底面 ストラップ取 り付け部 三脚ネジ穴 ネームプレート バッテリースロット カメラ左側面 シンクロ端子 コイン電池スロット ビデオポート IEEE1394 ポート シリアルポート バッテリー 2003 年 12 月 3 日 2-3
各部の名称と機能 カメラ右側面 縦位置シャッター ボタン カードスロット部 CF 取り出しボタン CF カードスロット カードビジーランプ SD/MMC カード スロット 2-4 2003 年 12 月 3 日
各部の名称と機能 コントロールダイヤル D ダイヤル ( ドライブダイヤル ) オートブラケティング撮影 ミラーアップ撮影 セルフタイマー撮影 (2 秒 ) セルフタイマー撮影 (10 秒 ) ドライブエリア 連続撮影 1 コマ撮影 電源オフ S ダイヤル / モードレバー マニュアル露出 シャッタースピード優先オート 絞り優先オート プログラムオート S ダイヤル モードレバー 2003 年 12 月 3 日 2-5
各部の名称と機能 電源を入れる バッテリーまたはパワーモジュールをカメラのバッテリース ロットに入れて、カメラに電源を供給します (3-1 ページ参照 )。 • D ダイヤルを回して (1 コマ撮影 ) に合わせると、電源 が入ります。D ダイヤルを回して に合わせると、カメ ラの電源が切れます。 ファインダーとフォーカススクリーン 8 x 10 フォーマット用クロップ線 中央部分測光範囲表示 オートフォーカスフレーム フラッシュ表示 露出メーター表示 オートブラケティング表示 合焦表示 絞り値表示 シャッタースピード表示 AE ロック表示 備考: フォーカススクリーンを交換しないでください。交換の 必要がある場合は、ご購入された販売店、またはお客 様相談センターまでお問い合わせください。 2-6 2003 年 12 月 3 日
各部の名称と機能 ボタンの名称と機能 ホットキー キャンセルボタン デリートボタン タグ / 録音ボタン メニューボタン ナビボタン OK ボタン ステータスボタン 5-Way スイッチ 5-Way スイッチ 5-Way スイッチは、OK ボタンとそれを囲む 4 方向のキーで構成 されています。OK ボタンに関しては 2-8 ページを参照してくだ さい。 画像表示パネルを表示しているときは、メニューの選択や表示 する画像を切り替えるのに使用します。( 下図を参照 ) 5-Way スイッチの左右ボタンの機能 • 画像表示モードで表示画像を切り替えます。 • ズーム表示モードでズームボックスが有効なとき、ズーム ボックスを左右に移動させます。 • アドバンスモードのメニュー表示でタブを切り替えます。 • メニューが表示されている場合に、右を押すと選択された項 目が有効になり、左を押すと無効になります。 5-Way スイッチの上下ボタンの機能 • 画像表示モードを切り替えます。 • ズーム表示モードでズームボックスが有効なとき、ズーム ボックスを上下に移動させます。 • メニュー表示で選択する項目を
各部の名称と機能 OK ボタン • 画像表示パネルが消えているときに、画像表示パネルを表示 します。画像表示モードが表示されます。 • メニュー表示で選択された項目を実行します。 • ズーム表示モードでズームボックスを有効にします。 • ズーム表示モードでズームボックスが有効なとき、ズームの 拡大率を変更します。 • 確認のメッセージが表示されたとき、変更を適用して確認画 面を終了します。 キャンセルボタン • 画像表示モードで画像表示パネルを消します。 • メニュー表示で変更を適用せずにメニューを終了します。 • ズーム表示モードでズームボックスが有効なとき、ズーム ボックスを無効にします。 • 確認のメッセージが表示されたとき、変更を適用せずに確認 画面を終了します。 メニューボタン • 画像表示パネルが消えているとき、画像表示パネルを表示し ます。最後に選択したメニューが選択された状態で表示され ます。 • 画像表示パネルが画像表示モードのときにメニュー表示に切 り替えます。最後に選択したメニューが選択されます。 • 画像表示パネルにメニューが表示されているときに、画像表 示モードに切り替え
各部の名称と機能 ホットキー ホットキーにはよく使う機能を割り当て、ショートカットキー として使用します。 備考: ステータスボタンは、背面表示パネルに表示されるア イコンに関連する機能へのショートカットキーとして 使用できます。ホットキーには、ステータスボタンから ショートカットできない機能も割り当てることができ ます。 • 画像表示パネルが消えているとき、画像表示パネルを表示し ます。ホットキーの一番目に割り当てられているメニューが 表示されます。 • 画像表示パネルを表示しているとき、ホットキーに割り当て られたメニューが選択されます。 • ホホットキーに割り当てたメニューを表示し、それを切り替 えます。ホットキーを押したまま、5-Way スイッチの左また は右を押します。 ステータスボタン ステータスボタンは背面表示パネルに表示されるアイコンに関 連するメニューを表示させるショートカットキーとして使用し ます。 • 背面表示パネルで最後に選択したアイコンが反転表示され、 画像表示パネルにそのアイコンに関連したメニューが表示さ れます。 • 背面表示パネルのアイコンに関連したメニューを画像表示パ
各部の名称と機能 液晶モニター 上部表示パネル 電子音設定表示 絞り値表示 シャッタースピード表示 測光モード表示 リモコンモード表示 撮影可能枚数 オートブラケティング表示 ISO 感度設定表示 露出補正表示 画像表示パネル AF モード表示 バッテリーチェック表示 画像表示パネルでは撮影した画像を確認したり、メニューを操 作して各種瀬て値を行います。 • カメラで撮影した画像を表示させ、確認することができます。 備考: 画像表示パネルには極端に明るいピクセル、または暗 い ( 点灯しない ) ピクセルが存在することがあります。 これは液晶パネルの特性で、故障ではありません。この 場合でも、露出、色、カメラの制御、画像の品質等に はまったく影響なく、カメラの機能と性能をすべて使 用することができます。 • 撮影に関する設定やカメラの設定を行います。 備考: 左図の表示画面は、アドバンスモード時のものです。 ベーシックモードでは、一部のメニューのみが表示さ れます。 2-10 2003 年 12 月 3 日
各部の名称と機能 画像表示パネルを表示する 画像表示パネルを表示するには、OK ボタン(OK) 、メニューボタ ン(MENU) 、ナビボタン(NAV) 、ステータスボタン(STATUS) 、 ホットキー(HOTKEY)のいずれかを押します。ただし押すボタン によって、画像表示パネルを表示するときの状態が異なります。 ボタンの種類 画像表示パネルの状態 ショート カット機能 OK ボタン(OK) 最後に選択した画像表示モー ドが表示されます。 ナビボタン (NAV) 最後に選択した画像表示モー ドが表示されます。 メニューボタン (MENU) 最後に選択したメニューが選 択されて表示されます。 ステータス 背面表示パネルで選択されて ボタン(STATUS) いるアイコンに関連するメ ニューが選択されています。 ホットキー (HOTKEY) 2003 年 12 月 3 日 ホットキーの一番目に割り当 てられているメニューが選択 されています。 2-11
各部の名称と機能 ボタンを無効にする 誤ってボタンを押して画像表示パネルを表示させてしまわない ように、ボタンを押しても画像表示パネルが表示しないように 設定できます。 1. メニューボタン(MENU)を押したまま、5-Way スイッチの左 右ボタンを使用して [ 表示 ] タブを選択します。 2. メニューボタン(MENU)を放します。 3. 5-Way スイッチの上下を押して、[Display Activation] メニューを 選択します。 4. 5-Way スイッチの右を押して、目的の項目を選択します。 [Enable All] - カメラの左側のボタン(メニューボタン、ナ ビボタン、ホットキー、ステータスボタン)、または OK ボ タンを押して画像表示パネルを表示することができます。 [OK only] - カメラの左側のボタン(メニューボタン、ナビ ボタン、ホットキー、ステータスボタン)を押しても、画 像表示パネルは表示しません。 [Disable OK] - OK ボタンを押しても画像表示パネルは表示し ません。 5.
各部の名称と機能 背面表示パネル 背面表示パネルには、以下の情報が表示されます。 ステータス情報 撮影に関する設定情報 - 画像表示パネ ルのメニューへのショートカットアイ コンとしても機能します。 表示画像に関する情報が表示されます。 ヘルプメッセージ 選択されているメニュー項目の情報が 表示されます。 操作に関する情報が表示されます。 撮影に関する設定情報 : 画像表示パネルが消えているとき、ま たはシャッターボタンを半押ししているときに、カメラの撮影 設定が表示されます。ステータスボタン(STATUS)を使用して、 画像表示パネルのメニューへのショートカットとしても機能し ます。 備考: 下図に表示画面はアドバンスモード時のものです。ベー シックモードでは、一部の情報のみが表示されます。 CF カード SD カード /MMC 画像のアスペクト比 ホワイトバランス ISO 感度 Raw 画像の出力解像 JPEG 画像の出力解像 撮影可能枚数 JPEG 画像の画質 表示画像に関する情報 : 画像表示パネルで撮影した画像を表示 しているとき、選択した画像の情報が表示されます。 ホワイト
各部の名称と機能 メニュー画面 画像表示パネルのメニューで様々な撮影の設定を行うことがで きます。 アドバンスモードでは画面上部に5つのタブが表示され、メ ニューが機能によってそれぞれのタブに整理されて配置されて います。(ベーシックモードではタブはなく、メニューは 1 ページのみとなります。 ) 撮影タブ:撮影に関わるメニューが表示されます 表示タブ:画像表示に関わるメニューが表示されます 画像タブ:撮影画像の 処理に関わるメニューが表示されます ツールタブ:カメラの設定に 関するメニューが表示され ます カスタムセッティ ング:カスタム セッティ ング メニューが 表示され ます メニュー画面の操作 1. (アドバンスモードのみ)メニューボタン(MENU)を押し たまま、5-Way スイッチの右または左を押してタブを選択 します。 2.
各部の名称と機能 3. 5-Way スイッチの上下を押してメニューを選択します。 4. 5-Way スイッチの右を押すと、ポップアップメニューが表示 されます。5-Way スイッチの上下ボタンで項目を選択します。 メニューによってはさらにポップアップメニューが表示さ れることもあります。 5. 目的の項目を選択したら、OK ボタンを押して決定します。 ステータスボタンによる メニュー操作 ステータスボタン(STATUS)を使用して、背面表示パネルに表示 されるアイコンに関連するメニューを選択することができます。 1. ステータスボタン(STATUS)を押すと、背面表示パネルで 選択されたアイコンが選択され、画像表示パネルに関連す るメニューが表示されます。ステータスボタン(STATUS) を押している間、メニュー画面は有効になりません。 2. ステータスボタン(STATUS)を押したまま、5-Way スイッチ で背面表示パネルのアイコンを切り替えます。選択された アイコンに関連するメニューが画像表示パネルでも選択さ れます。 3.
各部の名称と機能 ホットキーによるメニュー操作 ホットキー(HOTKEY)は頻繁に使うメニューを割り当てること ができ、それぞれのメニューへのショートカットキーとして使 用することができます。ホットキー(HOTKEY)には自由にメ ニューを割り当てることができます。 以下の手順で、ホットキー(HOTKEY)に割り当てられたメ ニューを表示させます。 1. ホットキー(HOTKEY)を押すと、1 番面に割り当てられた メニューが表示されます。 2. ホットキー(HOTKEY)を押したまま、5-Way スイッチの右ま たは左を押して、割り当てられている他のメニューに切り 替えます。ホットキー(HOTKEY)を押している間はメ ニューは無効のままです。 3.
各部の名称と機能 レンズ このカメラでは、キヤノン EF レンズ、またはキヤノン EF マウ ントに対応したシグマのレンズを使用することができます (B-1 ページを参照 )。 レンズを取り付ける 1. D ダイヤルを回し に合わせます。 2. レンズのリヤキャップと、カメラのボディキャップを取り 外します。 3.
各部の名称と機能 レンズを取り外す • レンズ着脱ボタンを押したまま、レンズを反時計回りに回し ます。 備考: レンズマウント面には、電気情報接点、レンズとカメ ラの連動装置があります。キズや汚れがつくと誤動作や 故障の原因となります。リヤキャップを外したまま、レ ンズのマウントを下に置かないでください。 2-18 2003 年 12 月 3 日
各部の名称と機能 視度調整 視度調整により、ファインダー内の像をよりはっきりと見れる ようになります。視度を調整できる範囲は、-3 ~ +1 dpt です。 • ファインダーをのぞきながら、ファインダー中央のオート フォーカスフレームがはっきり見えるように、視度補正レ バーを左右にスライドさせてください。 2003 年 12 月 3 日 2-19
各部の名称と機能 プレビューボタン プレビューボタンにより被写界深度を確認できます。被写界深 度とは被写体に対してピントの合う前後の範囲のことです。 • プレビューボタンを押して、ファインダーから被写界深度を 確認することができます プレビューボタンを押すと、露出モードがプログラムオート (P)またはシャッタースピード優先オート(S)のときは制 御される絞りまで絞られます。露出モードが絞り優先オート (A)またはマニュアル露出のときは設定してある絞りまで絞 り込まれます。ファインダーをのぞくことで、そのときの絞 りのおおよその被写界深度を確認することができます。 被写界深度 ある点にピントを合わせると、その前後にもピントが合う範囲 が存在します。被写界深度とはそのピントの会う範囲のことを 指します。被写界深度は、撮影距離、レンズの焦点距離、絞り によって変化し、ピントを合わせているときは被写界深度を考 慮する必要があります。被写界深度はピントを合わせた点の手 前に浅く、奥に深くなります。 レンズの絞りを絞る(f 値を大きくする)と、被写界深度が深 くなり、ピントが合う範囲が前後に広くなります。逆に絞りを
各部の名称と機能 ホットシュー ホットシューには対応のスピードライトを直接取り付けること ができます。対応のスピードライトは、10-1 ページを参照して ください。 注意 : 対応のスピードライト以外を使用しないでください。高 電圧や接続アダプターによりカメラが損傷する可能性が あります。 シンクロ端子 シンクロコードを必要とするストロボを使用する場合は、シン クロコードをシンクロ端子に接続します。 注意 : シンクロ端子に 250V 異常の電圧がかかるストロボは使用 できません。250V を超えるシンクロ電圧のものは使用で きません。 警告 : シンクロ端子に電源コードなどを接続しないください。 感電したり、カメラが損傷する可能性があります。 拡張端子 拡張端子には別売りのレリーズケーブルなどを接続して使用す ることができます。 2003 年 12 月 3 日 2-21
各部の名称と機能 ファインダーキャップ セルフタイマーやリモコンによる撮影を行うとき、ファイン ダーキャップを使用してファインダーに光が入らないようにし ます。 備考: ファインダーキャップをネックストラップに取り付け ます (2-23 ページを参照 )。ストラップを使用して逆光を 防ぐこともがきます。 1. ファインダーからアイピースカップを取り外します。 2.
各部の名称と機能 ストラップ カメラにはネックストラップとハンドストラップが付属してい ます。 ネックストラップを取り付ける • ファインダーキャップ (2-22 ページを参照 ) をスライドさせ、 ネックストラップの端をストラップ取り付け部に通します。 ストラップを強く引いてバックルに固定します。 ハンドストラップを取り付ける 1. ストラップをハンドストラップパッドに取り付けます。 2. ストラップに 3 つ穴のバックルを固定し、カメラ上部の取 り付け部にストラップを通します。 3. ストラップのもう一方の端をカメラ底部のストラップ取り 付け部に通します。 4. 図のように、カメラ上部の取り付け部を通したストラップ をバックルに通します。 5. 6. 7. 8. ストラップの両端をパッドの中央に持ってきます。 上側のバックルをストラップ取り付け部に固定します。 上側のストラップの端をパッドの中にしまいます。 図のように、カメラ底部の取り付け部に掛けたストラップ をパッド中央で 2 つ穴のバックルに通します。 9.
3 カメラに電源を入れる このカメラには次の付属品が含まれています。 • コダック プロフェッショナル DCS Pro バッテリー ( バッテリー ) • コダック プロフェッショナル DCS Pro DC パワー モジュール ( パワー モジュール ) • コダック プロフェッショナル DCS Pro チャージャー /AC アダプ ター ( チャージャー兼アダプター ) • コイン型リチウム電池 CR 2032 ( ほとんどの電池販売店でお求 めになれます ) • 国際規格電源コード セット 備考: コダック プロフェッショナル DCS Pro 14n のバッテリーを 使用してカメラを動作させることもできます。 バッテリー パワー モジュール チャージャー兼アダプター コイン型リチウム 電池 CR 2032 カメラには、パワー モジュールとバッテリーのどちらを使用し ても電源を供給できます。室内で撮影する場合は、パワー モ ジュールを使用することが多いでしょう。屋外での撮影では、 バッテリーを使用します。 パワー モジュールのケーブルがチャージャー兼アダプターに接 続されている場合、チャージャー
カメラに電源を入れる パワー モジュールを使用してカメラに電源を入れる 1. カメラのバッテリー スロットにパワー モジュールを入れて、 ラッチ ラッチを時計回りに回します。 2. パワー モジュールを DC コードでチャージャー兼アダプ ターに接続します。 3. 適切な国際規格電源コードを使用して、チャージャー兼ア ダプターをコンセントに差し込みます。 チャージャー兼アダプターに電源が入ると、パワー ランプ が緑色に点灯します。 備考: DC コードが接続されているときには、バッテリーを充 電することはできません。 バッテリーを使用してカメラに電源を入れる バッテリーの充電 パワーランプ 1. DC コードがチャージャー兼アダプターに接続されている場 合は、取り外します。 2.
カメラに電源を入れる 3. チャージャー兼アダプターのバッテリー スロットにバッテ リーを挿入します。 充電 LED の色は、充電処理の状態によって変化します。 色 動作 充電状態 緑 1 回点滅 0 ~ 50% 完了 緑 2 回点滅 50 ~ 70% 完了 緑 3 回点滅 70% 以上完了 緑 点灯 充電完了 赤 1 秒に約 1 回点滅 充電を保留 赤 速い点滅 エラー状態 4. 充電が完了したらバッテリーを取り出します ( 緑のランプ が点灯します )。 5.
カメラに電源を入れる バッテリーの挿入 / 取り外し • バッテリーをカメラのバッテリー スロットに入れて、ラッチ を時計回りに回します。 • バッテリーを取り外すには、ラッチを反時計回りに回転させ てバッテリーを抜き出します。 バッテリー状態のチェック 3-4 上部表示パネルのバッテリー アイコンを見れば、挿入されてい るバッテリーの充電状態がわかります。バッテリー アイコンが 点滅しているときは、バッテリーの交換が必要です。この場合、 シャッターはロックされます。 2003 年 12 月 3 日
カメラに電源を入れる バッテリーの節約 カメラには、以下のようなバッテリー節約機能があります。 • 一定時間カメラを操作しないと、低電力モードに切り替わり ます (5-2 ページを参照 )。 • 一定時間カメラを操作しないと、露出計がオフになります (5-3 ページを参照 )。 • 一定時間どのデジタル ボタンも操作しないと、画面表示パネ ルが消灯します (5-2 ページを参照 )。 バッテリーの性能を最大限に引き出すには、使用していないと きはカメラの電源をオフにするか、バッテリーを取り外します。 バッテリーの節約の詳細については、http://www.kodak.
カメラに電源を入れる CR 2032 コイン型リチウム電池 内蔵されている CR 2032 コイン型リチウム電池は、カメラの電 源が入っていない間の日付と時刻を保持します。このバッテ リーの平均寿命は約 1 ~ 2 年です。交換用のコイン型リチウム 電池はお近くのカメラ販売店でお求めください。 1. コイン型リチウム電池の + マークと電池ボックスの + マー クが同じ側を向くようにして、電池を電池ボックスにはめ こみます。 コイン型リチウム電池は別の向きにセットすることもでき ますが、それではカメラ内で機能しません。電池を誤った 向きに挿入してもカメラは故障しませんが、日付と時刻は 保持されません。 2. 電池ボックスをカメラの電池ボックス スロットにスライド して挿入します。 バッテリーの廃棄 3-6 廃棄および再利用については、お住まいの自治体 ( 米国の場合 は Electronics Industry Alliance: www.eiae.
4 基本操作 この章では、ベーシック モードで利用できるファンクション と、画像の構図、ピント合わせ、および撮影の基本操作につい て説明します。 ベーシック モード ご使用のカメラでは、2 種類のモードでデジタル ファンクショ ンにアクセスできます。ベーシック モードとアドバンス モード です。ベーシック モードでは、一部の設定のみ変更することが でき、他の設定は出荷時のままになります。その他のデジタル ファンクションはすべて出荷時設定に設定されています。カメ ラに慣れたら、アドバンス モードに変更してデジタル ファンク ションのすべてにアクセスしてください。 ベーシック モードのファンクションは次のとおりです。 • ISO • ホワイト バランス • Raw 出力解像度 • JPEG 出力解像度 • カードフォーマット • 画面コントラスト • オーバー露光表示 • 時刻 / 日付 • ファームウェア • ユーザー モード 2003 年 12 月 3 日 4-1
基本操作 ベーシック モードの設定 1. 画像表示パネルがオフになっている場合は、メニュー ボ タンを押して画像表示パネルを画像表示モードでオンにし ます。 画像表示パネルがオンで画像が表示されている場合は、メ ニュー ボタンを押してベーシック モード メニューを表示 します。 備考: ベーシック モードでは、左図のメニュー画面が表示さ れます。 2. タブ メニューが表示されている場合は、カメラがアドバン ス モードになっています。ベーシック モードに切り替える には、メニュー ボタンを押したまま 5 方向コントロール ス イッチの右を押して、ツール タブを選択します。 3. 5 方向コントロール スイッチの上または下を押して、[ ユー ザー モード ] を反転表示します。 4. 5 方向コントロール スイッチの右を押して、ユーザー モー ド メニューを表示します。 5. 5 方向コントロール スイッチの下を押して [ ベーシック ] を 反転表示します。 6. OK ボタンを押します。 ベーシック モード メニューが表示されます。 メニュー選択 1.
基本操作 デジタル表示パネル このデジタル表示パネルは、ベーシック メニューの表示時に現 れます ( アドバンス モードでは、表示される情報が増えます )。 撮影関連ステータス情報 : 画像表示パネルがオフになっている か、シャッター ボタンを軽く半押しすると、デジタル表示パネ ルに撮影関連情報が表示され、画像表示パネルの関連メニュー オプションへのショートカットが提供されます。 表示関連ステータス情報 : 画像表示パネルが画像表示モードの場 合は、デジタル表示画面に選択した画像の情報が表示されます。 ヘルプ メッセージ : 画像表示パネル上で選択したオプションに 関する情報、または 操作に関する情報が表示されます。 デジタル表示パネルを使用して デジタル表示パネルとデジタル表示ボタンを使用すると、メ メニュー オプションを反転表示 ニューをショートカットして表示することができます。 する 1. デジタル表示ボタンを押すと、デジタル表示パネルで選択 されているアイコンが反転表示され、画像表示パネルに関 連するメニューが表示されます ( メニューは無効な状態で 表示されます )。 2.
基本操作 ISO の設定 ISO は、カメラのイメージャーの光に対する感度を決定します。 ISO を上げると感度は高くなり、下げると低くなります。 ISO の範囲は 160 ~ 1600 です。 ISO 設定は、1/3 ずつ変更できます。 1. ベーシック メニューで [ISO] を選択し、該当する設定を反 転表示します。 2.
基本操作 ホワイト バランスの設定 ホワイト バランス設定は、ライティングに合わせて選択し、画 像が正確な色を再現するように調整します。ホワイト バランス オプションを指定すると、それ以降に撮影されるイメージにそ の設定が適用されます。 ホワイト バランス オプションには、オート、デイライト、タ ングステン、蛍光灯、およびフラッシュがあります。 ショートカット • デジタル表示パネルのショートカットを使用して、この機能 にアクセスすることもできます。 1.
基本操作 Raw 出力解像度の設定 Raw ファイルに使用できる解像度は次の 3 種類です。 13.5 MP—フル解像度 Raw データ (4500 x 3000) 6.0 MP—1/2 解像度 Raw データ (3000 x 2000) 3.4 MP—1/4 解像度 Raw データ (2250 x 1500) 1. [ 撮影 ] メニューから [Raw 出力解像度 ] を選択し、解像度を 反転表示します。 2. OK ボタンを押します。 備考: 画素数は、アスペクト比に応じて変わります。 ショートカット • デジタル表示パネルのショートカットを使用して、この機能 にアクセスすることもできます。 備考: 高い ISO を選択した場合は、解像度を一部使用できません。 JPEG 出力解像度の設定 JPEG ファイルの解像度には次の 4 種類があります。 13.5 MP—フル解像度 JPEG データ (4500 x 3000) 6.0 MP—1/2 解像度 JPEG データ (3000 x 2000) 3.4 MP—1/4 解像度 JPEG データ (2250 x 1500) 0.8 MP—0.
基本操作 カードのフォーマット カードが正しくフォーマットされていなかったり、カードの データが壊れた場合は、カードをフォーマットしてください。 カードを数回のセッション (24 または 36 など ) で使用した場合 は、カードの全容量を使用するために、使用するカメラでカー ドをフォーマットすることもできます ( 画像を削除してもカー ドの全容量を元に戻すことはできません )。 カードは PC DOS フォーマットでフォーマットされます。 備考: アドバンス モードでは、クイックフォーマットとフル フォーマットのどちらも使用できます。ベーシック モー ドでは、クイックフォーマットを使用することができ ます。 1. カードを挿入します。 2. ベーシック メニューから [カードフォーマット] を選択して、 [CF カード ] または [SD カード /MMC] を選択します。 3.
基本操作 画面コントラストの変更 コントラストを変更して、画像表示パネルに表示される画像を 明るくしたり暗くしたりすることができます。 備考: コントラストの変更は画像表示パネルの画像表示にの み影響し、保存された画像には影響しません。 1. ベーシック メニューから [画面コントラスト] を選択します。 2. OK ボタンを押します。 2 つのスライダー バーとグレー スケール バーが表示され ます。 3. 5 方向コントロール スイッチの上下を押して、表示される 画像を明るくしたり、暗くしたりします。 4.
基本操作 オーバー露光表示をオンまたは オフにする 1 コマ画像表示モードまたは複数画像表示モードでは、画像内 のオーバー露光領域を表示することができます。 1. ベーシック メニューから [ オーバー露光表示 ] を選択し、 [ オン ] を反転表示します。 [ オーバー露光表示 ] をオフにするには、[ オフ ] を反転表 示します。 2.
基本操作 ファームウェア ファームウェアは、カメラ内部で動作してカメラの操作を制御 するソフトウェア プログラムです。最新のファームウェアはコ ダックの Web サイトからダウンロードすることができます。カ メラのファームウェアを更新することにより、新たな機能を追 加したり、動作をより安定させることができます。 備考: コダック プロフェッショナル DCS ファームウェアを初 めてダウンロードする場合は、電子メール アドレスを 入力してカメラを登録する必要があります。登録後は、 DCS ファームウェアおよびソフトウェアのページで電子 メール アドレスを入力するだけで、ファームウェアの ダウンロード ページにアクセスできます。Web での操 作、ファイルのダウンロード、および圧縮されたソフ トウェア ファイルを開く操作に慣れていない場合は、 経験のある友人に助けてもらうことができます。 ファームウェア バージョンの チェック 現在カメラで使用しているファームウェアのバージョン情報を 表示できます。 1.
基本操作 ファームウェアの更新 1. コンピュータの Web ブラウザを使用して、 www.kodak.com/go/dcs にアクセスします。 2. 電子メールアドレスを入力して、[Continue] ボタンをクリックします。 3. 登録のページが表示される場合は、カメラを登録します。 4. ファームウェア [DCS Pro SLR/c] を選択して、[Download Software] ボタンをクリックします。 5. ファームウェアのダウンロード ページの情報をすべて読み ます。ここには、互換性のあるコダック プロフェッショナ ル DCS ホスト ソフトウェア、バグ修正、新機能、およびそ の他の関連情報に関するデータを始めとして、ファーム ウェアの更新に関する重要な情報が記載されています。 6. ご使用のオペレーティング システム用のダウンロード ファイルを選択します。WINDOWS マシンの場合は、「.exe」 で終わるファイル名をクリックします。MACINTOSH マシンの 場合は、「.hqx」で終わるファイル名をクリックします。 7.
基本操作 13. ベーシック メニューから [ ファームウェア ] を選択し、[ 更 新 ] を反転表示します。 14. OK ボタンを押します。 ファームウェアの更新中は、進行状況表示画面が表示され ます。更新には約 30 秒かかります。 重要 : ファームウェアがカメラのメモリに書き込まれる と、カメラが再起動し、新しいファームウェアが 読み込まれます。これには最大 15 秒かかる場合が あり、その間、カメラは機能していないように見 えます。再起動中は、カメラのコントロールを調 整したり、カメラの電源をオフにしてオンにした りしないでください。 15. 画像表示パネルが再びオンになったら、OK ボタンを押して 更新メッセージを確認します。 16.
基本操作 時刻 / 日付の設定 時刻と日付のスタンプが各画像ファイルに関連付けられています。 コイン型リチウム電池 CR 2032 により、カメラの電源が入って いないときに時刻と日付を保持することができます。このバッ テリーの電気がなくなった場合は、バッテリーを交換して時刻 と日付を再設定する必要があります。 1. ベーシック メニューから [ 時刻 / 日付 ] を選択します。 2. 5 方向コントロール スイッチの右または左を押して、時 間、分、または秒を選択します。5 方向コントロールの上 または下を押して値を変更します。 3. 年、月、および日に対して、手順 2 を繰り返します。 4.
基本操作 ホットキーボタンを使用してメ ニュー オプションを反転表示 する ホットキー ボタンは、頻繁に使用するデジタル ファンクショ ンへのショートカットとして機能します。 ベーシック モードでは、ホットキー設定を変更できません。アド バンス モードでは、初め 5 種類のメニューがホットキーに割り 当てられており、割り当てる機能を変更することもできます。 ベーシック モードでホットキーを使用してファンクションにア クセスするには、アドバンス モードでファンクションにホット キーを割り当てておく必要があります (5-9 ページを参照 )。 ホットキー ボタンを使用してファンクションにアクセスする手 順は次のとおりです。 1. ホットキー ボタンを押して、1 番目に割り当てられている メニューを表示します。 2. ホットキー ボタンを押したまま、5 方向コントロール ス イッチの右または左を押して、割り当てられている他のメ ニューを反転表示することができます。このときメニュー 表示は無効のままです。 3.
基本操作 画像の構図、ピント合わせ、撮影 1. カメラを正しく持ちます。 • ひじで体を支えたまま左手でカメラを注意深く持ちます。 • カメラのハンド グリップを右手でつかみます。 • 片足を半歩前に出して立ち、上半身を安定させます。 2. 被写体をファインダーの中央に合わせて、シャッター ボタ ンを軽く半押しします。 被写体にピントが合っていると、ファインダーにフォーカ ス インジケータ が表示されます。 オートフォーカスでピントが合わないと、フォーカス イン ジケータが点滅します。マニュアル フォーカスを使用して ください。 ヒント • フォーカス エリアの外側にあるものにピントを合わせ て撮影するには、フォーカス エリアを選択しなおすか、 フォーカス ロック (8-4 ページを参照 ) を行います。 • オートフォーカスが苦手な被写体については、8-2 ペー ジを参照してください。 3.
5 カメラのセットアップ この章では、コダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/c デジタル カメラ (DCS Pro SLR/c) をセットアップする手順について説明しています。ほと んどのツールには、画像表示パネルの [ ツール ] メニューからアクセ スします。このメニューを表示するには、アドバンス モードに切り 替える必要があります。下記を参照してください。 ユーザー モードの切り替え カメラには次の 2 つのユーザー モードがあります。 アドバンス モードすべてのデジタル ファンクションへのアクセ スを提供します。 ベーシック モードいくつかのデジタル ファンクションへのアク セスを提供します。 • アドバンスモードからベーシックモードに切り替える場合は、[ツー ル ]タブの[ ユーザーモード ]から[ ベーシック ]を選択します。 • カメラがベーシック モードになっている場合は、[ ユーザー モード ] を選択して、[ アドバンス ] を選択します。 2003 年 12 月 3 日 5-1
カメラのセットアップ 省電力の設定 カメラおよび画像表示パネルについて、別々に省電力時間を設 定できます。 カメラ バッテリ電源の節約のため、一定時間使用されない場合、カメ ラは低電力モードになります。 1. [ツール] メニューから [省電力モード] を選択して [カメラ] を選択し、目的のタイムアウトを反転表示します。 2. OK ボタンを押します。 備考: カメラの省電力モード時間を過ぎると、画像表示パネ ルと上部表示パネルの両方がオフになります。省電力 モードの状態を終了するには、D- ダイアルをオフにし てから、1 コマ撮影に合わせます。または、シャッター ボタンを軽く半押しします。 備考: 電源がオンになっているコンピュータに IEEE 1384 でカメ ラが接続されている場合、カメラは省電力モードの状態 になりません。IEEE 1394 で接続されている限り、カメラは 動作状態を保ち、DCS Camera Manager ソフトウェアがコン ピュータで実行されているかどうかを確認します。 画像表示パネル 1.
カメラのセットアップ カスタム設定 カスタム設定メニューを使用すると、カスタム設定を変更でき ます。以下に、カスタム設定の完全なリストを示します。 1. [CSM] タブから変更する項目を選択します。 2. OK ボタンを押します。 カスタム設定表 カスタム設定 ミラーアップ 撮影 説明 オプション ミラー ロックアップが機能 0.
カメラのセットアップ カスタム設定 電子音 説明 様々なカメラ機能への電子 音の割り当て オプション AF 完了時 • [ オフ ] 備考:また、電子式機能を • 1 ビープ 使用して、AF ロック ( 初期値 ) 電子音のオン / オフ を切り替えることも 撮影準備 できます。 (5-27 ページを参照 )。 • オフ ( 初期値 ) • 1 ビープ • 2 ビープ • 3 ビープ カード フル • オフ ( 初期値 ) • 1 ビープ • 2 ビープ • 3 ビープ 半押しタイマー カメラの露光測光システム がオフになるまでの待機 時間 10 秒 ( 初期値 ) 30 秒 1分 5分 適用しない 5-4 2003 年 12 月 3 日
カメラのセットアップ ファームウェア ファームウェアは、カメラ内部で動作してカメラの操作を制御 するソフトウェア プログラムです。 以下のことが可能です。 • 現在のファームウェア バージョンについての情報を表示する • Kodak Web サイトから新しいファームウェア バージョンをダ ウンロードして、カメラのファームウェアを更新する (5-6 ページを参照 ) • オプションのファームウェア機能を使用する 備考: ファームウェアをダウンロードする前に、カメラの登 録が必要です (1-1 ページを参照 )。 ファームウェア バージョンの チェック 1. [ ツール ] タブの [ ファームウェア ] から [ バージョン ] を選 択します。 2.
カメラのセットアップ コンピュータにファームウェア をダウンロードする • コンピュータでインターネットに接続して、コダックのウェ ブサイト http://www.kodak.co.jp/go/professional にアクセスします。 ダウンロード サイトから最新のファームウェアをダウン ロードすることができます。 ファームウェア機能 新しい特別な機能はファームウェアに組み込まれ、キーを使用 してのみ利用できます。 ファームウェア機能をカメラで使用するには、説明書と認証番 号を含むキットを最初に購入する必要があります ( ファーム ウェア機能を使用する各カメラに 1 つ必要です )。添付の説明 書では、カメラで機能を使用する方法が説明されています。 ファームウェアの更新 1. コンピュータの Web ブラウザを使用して www.kodak.com/go/dcs. にアクセスします。 2. 電子メール アドレスを入力して、[Continue] ボタンをクリッ 3. 4. 5. 6. 7.
カメラのセットアップ ファイルが表示されます。 9. readme ファイルに記載された情報を読みます。 10. ファームウェア ファイル (proslrc.bin) をメモリ カードの ルート ディレクトリにコピーします。 重要 : カメラのファームウェアはメモリ カードを使用 して更新する必要があります。IEEE 1394 インター フェースを使用してファームウェアを更新するこ とはできません。 11. カードを直接カメラに挿入します。 12. フル充電されたバッテリーをカメラに取り付けて、カメラ の電源をオンにします。 13. [ ツール ] メニューから [ ファームウェア ] を選択し、[ 更新 ] を反転表示します。 14.
カメラのセットアップ フォルダおよびファイルの命名 カメラで作成されるファイルおよびフォルダの名称には連続し た通し番号が付きます。また、フォルダで許可する変更の最大 数を指定することもできます。 [ 通し番号 ] — 名称には連続した数字が順番に割り当てられ、 新しいカードが挿入されても 0 にリセットされません。 [ 自動リセット ] — 新しいカードが挿入されると、自動的に名 前は 0 にリセットされます。 [ 手動リセット ] — 現在使用中のカードでのフォルダまたは ファイルの名称を 0 にリセットします。 [ 保存可能ファイル数 ] — 指定された保存可能ファイル数に達 すると、フォルダに画像を保存できなくなります。 1. [ ツール ] ニューから [ 名称の設定 ] を選択し、[ 通し番号 ]、 [ 自動リセット ]、[ 手動リセット ]、または [ 保存可能 ファイル数 ] を反転表示します。 2. [ 保存可能ファイル数 ] を選択した場合、100 ~ 1000 を選択 します。 3.
カメラのセットアップ ホットキーの設定 ホットキーは、頻繁に使用されるデジタル ファンクションへの ショートカットを提供します。カメラには、5 つのホットキー の設定が組み込まれています。ワークフローに応じて、ホット キーの設定をクリアしたり、別のデジタル ファンクションへの ホットキーにリセットすることができます。 備考: デジタル表示ボタンは、撮影に不可欠な機能への ショートカットとなります。ホットキーには、ステー タス ボタンからショートカットできない機能も割り当 てることができます。 1. [ ツール ] メニューから [ ホットキー] を選択し、[ 設定 ] または [ 削除 ] を選択して、ホットキーの位置 (1 ~ 5) を選択します。 2. [ 削除 ] を選択した場合は、OK ボタンを押します。この場 合、ホットキーの位置は割り当てられません。 [ 設定 ] を選択した場合は、左の図のような指示が表示さ れます。OK ボタンを押します。 3. メニューを移動して、割り当てる機能を反転表示します。 4. ホットキー ボタンを押します。 5.
カメラのセットアップ ジョブトラッカーの使用 コダック プロフェッショナル DCS Photo Desk ソフトウェアでは、 個々の画像に IPTC (International Press Telecommunication Council: 国際新 聞電気通信評議会 ) データを入力して付加することができま す。その IPTC データをカメラのメモリに読み込み、カメラ内で 撮影画像のヘッダーに埋め込むことができます。ジョブトラッ カーファイルには拡張子 .IPT が付きます。 1.
カメラのセットアップ ジョブトラッカーファイルを カードから読み込む 1. カードをカメラに挿入します。 2. [ ツール ] メニューから [ ジョブトラッカー] を選択し、[ 読 み込み ] を反転表示します。 3. [ カード読み込み ] を選択します。 カメラにカードが 2 枚入っている場合、読み込むジョブト ラッカーファイルが保存されているカードを選択します。 4. 読み込むファイルを反転表示します。 5.
カメラのセットアップ ジョブトラッカーファイルをカ メラのメモリから読み込む 1. [ ツール ] メニューから [ ジョブトラッカー] を選択し、[ 読 み込み ] を反転表示します。 2. [ メモリから読み込み ] を選択して、いずれかのファイルを 反転表示します。 3. OK ボタンを押します。 選択したジョブトラッカーファイルが使用可能となり ます。 言語の選択 画像表示パネルおよび背面表示パネルに表示される言語 ( 英 語、日本語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン 語、簡体字中国語、ポルトガル語、または韓国語 ) を選択する ことができます。 1. [ ツール ] メニューから [ 言語 ] を選択して、いずれかの言語 を反転表示します。 2.
カメラのセットアップ 設定のリセット デジタル設定とカメラ設定を、出荷時のデフォルトに戻し ます。 1. [ ツール ] タブの [ 設定のリセット ] を選択します。出荷時の 設定に戻したい部分を、[ デジタル設定 ]、[ カメラ設定 ]、 または [ 両方 ] から選択します。 2. OK ボタンを押します。 3. OK ボタンを押して変更を受け入れ、確認画面を閉じます。 時刻 / 日付の設定 時刻と日付のスタンプが各画像ファイルに関連付けられて います。 カメラにコイン型リチウム電池 CR 2032 が入っていると、最大 で 14 日間、日付と時刻が保持されます。カメラに電源を入れた ときに、この電池は充電されます。このバッテリーの電気がな くなった場合は、バッテリーを交換して時刻と日付を再設定す る必要があります。 1. [ ツール ] タブの [ 時刻 / 日付 ] を選択します。時刻を変更す るときは [ 時刻 ]、日付を変更するときは [ 日付 ] を選択し ます。 2.
カメラのセットアップ 縦位置シャッターボタン カメラの縦位置シャッター ボタンをロックまたはロック解除で きます。または [ オート ] に設定することもできます [ オート ] — 縦位置シャッター ボタンはカメラがポートレート 撮影位置 ( 時計回りにまたは半時計回りに 90°回転 ) になった ときに動作します。 [ ロック解除 ] — 縦位置シャッター ボタンはカメラが任意の撮 影位置になったときに動作します。 [ ロック ] — 縦位置シャッター ボタンは動作しません。 1. [ ツール ] メニューから [ 縦位置シャッター ] を選択して、 [ オート ]、[ ロック ] または [ ロック解除 ] を選択します。 2.
カメラのセットアップ 長時間露光モード 長時間露光機能をカメラで有効または無効にできます。この機 能を有効にすると、長時間露光のノイズが低減されます。 以下のいずれかを選択できます。 [ オフ ] この機能をオフにした状態で長いシャッター速度を使 用して撮影すると、機能を有効にすることを推奨するメッセー ジが表示されます。 [1/8 - 1 秒 ] 最大 1/2 秒までの露光にお勧めします。 [ 以上 1 秒 ] これを選択すると、ISO およびシャッター速度設定 を指定することにより、より長時間の露光中に高画質の画像を 撮影できます。[ 以上 1 秒 ] は、[ 手動 ] または [ シャッター ス ピード優先 AE] 露光モードとともに使用してください。 1. [ 撮影 ] メニューから [ 長時間露光モード ] を選択します。 2. [ オフ ]、[1/8 - 1 秒 ]、[ 以上 1 秒 ] のいずれかを選択します。 3.
カメラのセットアップ インターバル撮影 インターバル撮影は、指定した時間内に指定した間隔で連続し たイメージを自動的に撮影する機能です。つぼみの開花の撮影 や無人での観察には、インターバル撮影を使用できます。 指定した時間が過ぎると、指定した数のイメージが撮影できて いなくてもインターバル撮影は無効になります。たとえば、1 秒間隔で 60 回露光するようにインターバル撮影を設定した場合 に、結果的にバッファがいっぱいになり、カメラが 1 秒間隔で の撮影を続けられなくなったとします。この場合、カメラは 15 枚撮影できていなくても、60 秒 (60 x 1 秒 ) 経過すると撮影を終 了します。 インターバル撮影では以下の項目を設定することができます。 開始 — インターバル撮影を有効または無効にします。 枚数 — 指定した時間内に撮影するイメージの数 間隔 — 露光の間隔 待機時間 — インターバル撮影機能の開始 5-16 2003 年 12 月 3 日
カメラのセットアップ インターバル撮影の設定 オプ ション メニュー 開始 手順 範囲 初期値 1. [ ツール ] メニューから [ インターバ ル撮影 ] を選択して、[ オン ] また は [ オフ ] を反転表示します。 2. OK ボタンを押します。 枚数 1. [ ツール ] メニューから [ インターバ 1 - 9999 10 ル撮影 ] を選択して、[ 枚数 ] を反 転表示します。 現在設定されている枚数が表示さ れ、1 桁目が反転表示されます。 2. 5 方向コントロールの上または下を 押して、1 桁目を変更します。 3. 5 方向コントロールの左右を押して 変更する桁を反転表示して、上下で 数値を変更します。 間隔 4. OK ボタンを押します。 1. [ ツール ] メニューから [ インターバ 3 秒~ ル撮影 ] を選択して、[ 間隔 ] を選 択します。 10 秒 23:59:59 ( 時 :分:秒) 2.
カメラのセットアップ オプ ション 待機 時間 メニュー 手順 範囲 初期値 1. [ ツール ] メニューから [ インターバ 1 秒~ ル撮影 ] を選択して、[ 待機時間 ] を選択します。 1秒 23:59:59 ( 時 :分:秒) 2. 5 方向コントロールの左または右を 押して、時間、分、および秒を選択 します。5 方向コントロールの上ま たは下を押して数値を変更します。 3.
カメラのセットアップ ISO ISO 感度は、カメラのイメージャーの光に対する感度を設定し ます。ISO を上げると感度は高くなり、下げると低くなります。 ISO の範囲は 160 ~ 1600 です。 ISO は、1/3 ずつ変更できます。 画像表示パネルのメニューまたはカメラのダイヤルで、ISO を 設定できます。 画像表示パネルでの ISO 設定 1. [ 撮影 ] メニューから [ISO] を選択して、希望する設定を選 択します。 2. OK ボタンを押します。 ショートカット • デジタル表示パネルのショートカットを使用して、この機能 にアクセスすることもできます。 カメラのダイヤルによる ISO 設定 1. ISO ボタンを押しながら、C- ダイアルを回転して ISO 値を選 択します。希望する値が表示されたらボタンを離します。 ISO 設定は、1/3 ずつ増加します。 2.
カメラのセットアップ ドライブ モード D- ダイアルのドライブ領域 D- ダイアルのドライブ領域を使用して、ミラー ロックアップ、 セルフタイマー、連続撮影、1 コマ撮影機能にアクセスします。 ミラー ロックアップ セルフ タイマー (2 秒 ) セルフ タイマー (10 秒 ) 連続撮影 1 コマ撮影 1 コマ撮影 1 コマ撮影モードでシャッター ボタンを押すと、画像が 1 つだ け撮影されます。そのため、撮影するたびにシャッター ボタン を押す必要があります。 • D- ダイアルを回して 5-20 に合わせます。 2003 年 12 月 3 日
カメラのセットアップ 連続撮影 連続撮影モードでシャッター ボタンを完全に押すと、1.
カメラのセットアップ セルフタイマー 自分を撮影する場合、またはカメラのブレをなくす場合に、セ ルフ タイマーを使用します。セルフタイマーを使用する前に、 三脚を使用するかカメラを平らな面に置きます。 セルフタイマーを [10 秒 ] に設定した場合、シャッター ボタン を完全に押してから 10 秒後にシャッターがレリーズされます。 セルフタイマーを [2 秒 ] に設定した場合、シャッター ボタン を完全に押してから 2 秒後にシャッターがレリーズされます。 画像の構成を決めたら、シャッター ボタンを軽く押して、 フォーカスを調整します。シャッター ボタンを完全に押し込む と、ファインダーの表示が消え、セルフタイマーが起動します。 セルフタイマーのカウントダウン中は、電子音のビープが聞こ え、最後の 2 秒間は短い間隔で鳴ります。上部表示パネルに、 残り時間のカウントダウンが表示されます。 1. D- ダイアルを回して、2 秒または 10 秒に合わせます。 2.
カメラのセットアップ ミラー ロックアップ ミラー ロックアップ ファンクションはミラーを上げますが、 一定時間後までシャッターの始動を延期します。クローズアッ プで撮影する場合、または長い望遠レンズを使用する場合、ミ ラー ロックアップを使用します。 1. D- ダイアルを回して UP に合わせます。 2. シャッター ボタンを軽く押し、オート フォーカスおよび 露光を設定します。 3. シャッター ボタンを完全に押します。 ミラーが上がり、露光値が固定されます。 4.
カメラのセットアップ リモート コントローラ この組み込みアクセサリ機能を使用すると、カメラの前から 16 ft (5 m)、または左右両側 30 度の最大 9.8 ft (3 m) 離れた場所よりカメ ラのシャッターをレリーズすることができます ( カメラの左側か ら使用する場合、レンズにより制限があることもあります )。 備考: リモート コントローラを使用する前に、ファインダー 接眼窓をファインダー キャップで覆い、ファインダー に逆光が入るのを防いでください (2-22 ページを参照 )。 リモート コントローラにはバッテリーを取り付け済み です。 30 3m リモート コントローラの設定 30 5m 3m リモート コントローラで以下のようにします。 . 1. 遅延時間を選択します。 を選択すると、転送ボタンを押した直後にシャッター がレリーズされます。 ... を選択すると、転送ボタンを押してから 3 秒後に シャッターがレリーズされます。3 秒のカウントダウン中 は電子音が鳴ります。 2.
カメラのセットアップ カメラをリモート コントロール リモート コントローラを使用する場合は、AF またはマニュアル モードに設定する フォーカスを使用してシーンに対してピントを設定してから、 レンズを MF の位置に切り替えます。レンズが AF のままになっ ている場合、カメラがリモート コントローラから信号を受信す るとオート フォーカスが実行され、正しいフォーカスを確認で きなくなります。 1. FUNC ボタンを押したままにします。 上部表示パネルに マークが表示されます。 2. FUNC ボタンを押し続け、C- ダイアルを回してチャネル ( リ モート コントローラなどのチャネル ) を選択します。FUNC ボタンを放します。 チャネルを設定すると、 マークが上部表示パネルに表示 されます。 3. 被写体がフレーム内に収まっているか確認します。 4. シャッター ボタンを軽く押してフォーカスを設定して、次 にレンズ スイッチを MF に設定します。 5.
カメラのセットアップ リモート コントローラでミラー ロックアップを使用する リモート コントローラでミラー ロックアップ モードを使用す る場合は、AF またはマニュアル フォーカスを使用してシーンに 対してピントを設定してから、レンズを MF の位置に切り替え ます。レンズが AF のままになっている場合、カメラがリモート コントローラから信号を受信するとオート フォーカスが実行さ れ、正しいフォーカスを確認できなくなります。 1. D- ダイアルを回して UP に合わせます。 2. カメラをリモート コントロール モードに設定します。 3. シャッター ボタンを軽く押してフォーカスを設定して、次 にレンズ スイッチを MF に設定します。 4. リモート コントローラをカメラのリモート コントロール センサーに向け、転送ボタンを押します。 一定時間後に、画像が撮影され、ミラーが元の位置に戻り ます。ミラーアップ撮影機能の間隔の設定については、 5-3 ページを参照してください。 リモート コントローラ電池の交換 CR 1220 3V コイン型リチウム電池を 2 つ使用します。 1.
カメラのセットアップ 電子音の設定 さまざまな機能に対してカメラでビープ音を鳴らすことができ ます。ここでは、フォーカスの確認のビープの設定を説明しま す。その他の機能の情報については、電子音カスタム設定表 (5-3 ページを参照 ) に記載されています。 1. FUNC ボタンを 2 回押します (2 回目はボタンを押したままに します )。上部表示パネルに マークが表示されます。 2.
6 カード、フォルダ、ファイルの 設定 コダック プロフェッショナル DCS Pro Pro SLR/c デジタル カメラ (DCS Pro SLR/c) には、2 個のメモリ カードのスロットがあります。 メモリ カードに画像を保存する前に、次のように操作します。 • 画像を保存するフォルダを選択します。 • 画像を保存するフォルダを作成し、名前を付けます。 • この後に撮影する画像のファイル形式、および画像の特性な どを決定します。 メモリ カード カードは、1 枚または 2 枚を同時に挿入できます。一方のスロッ トには CF (COMPACTFLASH) カードを挿入し、もう一方のスロット には SD (SECURE DIGITAL) カードまたは MMC (MULTIMEDIA) カードを 挿入します。カードが 2 枚の場合は、両方のカードに画像を取 り込みながらバックアップをとるか、片方のカードをもう片方 のカードが一杯になるまでの予備として指定します。 CF カード COMPACTFLASH (CF) カード — ソリッド ステートまたは IBM SD カード /MMC MicroDriv
カード、フォルダ、ファイルの設定 カードの挿入 1. メディア ドアを開きます。 2. CF カードを使用する場合は、ラベル面を上にして、上のス ロットにカードを入れます SD カードまたは MMC カードを使用する場合は、ラベル面 を下にして、下のスロットにカードを入れます カードを 2 枚使用する場合は、どちらのカードを最初に挿 入してもかまいません。 3. メディア ドアを閉じます。 カードの取り出し 1. メディア ドアを開きます。 注意 : カメラがカードにアクセスしているときは、カード ビ ジー ランプと背面表示パネルのカード アイコンが点滅し ます。カード ビジー ランプが点滅しているときはカード を取り出さないでください。カードを取り出すと、記録さ れている画像ファイルがすべて壊れる可能性があります。 カード アイコン 2. CF カードを取り出すには、取り出しボタンを押します。SD カードまたは MMC を取り出すには、カードの端を押してか ら取り出します。 カードを 2 枚取り出す場合は、どちらのカードを最初に取 り出してもかまいません。 3.
カード、フォルダ、ファイルの設定 画像フォーマット ご使用のカメラは画像を Raw ファイルまたは JPEG ファイルとし て保存できます。 Raw (.dcr) ファイルは、コダック プロフェッショナル DCS Photo Desk によって開くことができます。Raw データは画像情報を劣 化させることなく調整や保存が可能で、「デジタル ネガ」と考 えることができます。画像の全情報を保存するため、DCS Photo Desk で使用できる DCS 固有の画像強調を適用できます。 JPEG (.
カード、フォルダ、ファイルの設定 1. カードが 1 枚の場合は、[ 撮影 ] メニューから適切なカード ([CF カード ] または [SD カード /MMC]) を選択し、[Raw]、 [JPEG]、または [Raw+JPEG] を選択します。 カードが 2 枚の場合は、[ 撮影 ] タブで [CF カード ]、[SD カード /MMC] から設定するカードを選択します。それぞれ のカードに保存する画像の形式を [Raw]、[JPEG]、 [Raw+JPEG] から指定します。片方のカードに画像を保存し ない場合は、そのカードの種類を選択して [ 待機 ] を指定 します。 2. OK ボタンを押します。 3.
カード、フォルダ、ファイルの設定 JPEG 画像フォーマットの選択 JPEG ファイルをカードに書き込む場合、さらにそのファイルを ERI (Extended Range Imaging) JPEG、または 標準 JPEG に指定できます。 • ERI JPEG ファイルは画像編集機能が向上しています。付属の コダック プロフェッショナル DCS ERI File Format Module を使用 すると Photoshop に取り込む前に DCS 固有の画像強調の多くを 適用できます。 ERI JPEG ファイル形式について詳しくは、 http://www.kodak.
カード、フォルダ、ファイルの設定 カードのフォーマット カードが正しくフォーマットされていない、またはカードの データが壊れた場合は、カードをフォーマットする必要があり ます。カードを数回のセッション (24 または 36 など ) で使用し た場合は、カードの全容量を使用するために、使用するカメラ でカードをフォーマットすることもできます ( 画像を削除して もカードの全容量を元に戻すことはできません )。 カードをフォーマットする方法には、次の 2 種類があります。 クイックフォーマット — ディレクトリ構造を削除しますが、 データは消去しません。クイック フォーマットは比較的短時間 で終了します。ファイルが上書きされていない場合は、クイッ ク フォーマット後に画像ファイルを復元 ([ リカバリー機能 ]) することができます。 フルフォーマット — 全情報を消去し、カードを「クリーン アップ」します。フルフォーマットは時間がかかります。フル フォーマットの後は、ファイルを復元できません。 備考: カードは PC DOS フォーマットでフォーマットされます。 1.
カード、フォルダ、ファイルの設定 削除したファイルのリカバリー リカバリー機能を使用すると、メモリ カードから直前に削除し た画像ファイルを復元できます。次のような場合に画像を復元 することができます。 • DCS カメラを使用してカードがフォーマットされた場合 • ファイルが上書きされていない場合 ファイルをリカバリーすると、「Recover」という名前のフォル ダが作成され、リカバリーされたファイルはその中に保存さ れます。 備考:「Recover」フォルダに画像を取り込むことはできません。 1. [ 撮影 ] メニューから [CF カード ] または [SD カード ] を選 択し、[ リカバリー ] を反転表示します。 2. OK ボタンを押します。 「画像の復元中」というメッセージの後に「画像の復元が 完了しました。」というメッセージが表示されます。 3.
カード、フォルダ、ファイルの設定 書き込み速度の決定 カメラがデータを CF カードへ書き込む速度を選択できます。書 き込み速度の単位はメガバイト / 毎秒です。 備考: 撮影中、画像表示をオフにすると、書き込み速度は向 上します。 書き込み速度を最も正確に測定する 方法 1. SD または MMC カードが挿入されている場合、そのカード を予備として設定し、カードを取り外します。 2. 3. 4. 5. 6. 7. CF カードをカメラに挿入します。 Raw フォーマットを選択します。 Raw 出力解像度を 13.5 に設定します。 1 コマ表示モードを選択します。 画像表示をオフにします。 1 枚以上画像を撮影します。 8.
カード、フォルダ、ファイルの設定 撮影した画像のフォルダ 撮影した画像を保存するフォルダは選択できます。新しいフォ ルダを作成して名前を付けることもできます。 重要 : フォルダを選択または作成しているときにカメラ でカードを 2 枚使用している場合は、両方のカー ドに同じフォルダが選択または作成されます。 撮影フォルダの選択 1. [ 撮影 ] メニューから [ フォルダ ] を選択し、フォルダを反転 表示します。 2.
カード、フォルダ、ファイルの設定 新規フォルダの作成 1. [ 撮影 ] メニューから [ フォルダ ] を選択し、[ 新規 ] を選択し、 次のいずれかを選択します。 • 現在の命名方式に関連付けられた新規フォルダの名前 • デフォルトの命名方式に関連付けられた新規フォルダ の名前 • 新しい命名方式を作成するためのカスタム オプション 備考: 名前の付け方は常に DCF (Digital Camera File) 規格に基づい ています。 2. [ カスタム ] を選択すると、この画面が表示され、ここで フォルダに名前を付けることができます。 名前は、3 文字の数字の後に 5 文字の英数字を続ける構成 にする必要があります ( 数字は変更できません )。 a. 文字を入力するには、5 方向コントロール スイッチの 左右で文字を反転表示して、OK ボタンを押して決定し ます。 b. 文字を変更するには、> または < を選択し OK ボタンを 押して変更する文字を反転表示し、上書きする文字を 選択して OK ボタンを押します。 c.
カード、フォルダ、ファイルの設定 画像ファイル 撮影した画像を Raw 形式、JPEG 形式、または Raw+JPEG 形式で保 存することができます。また、出力解像度、クロップ アスペク ト比、画質などの画像強調も指定できます。 クロップ アスペクト比の設定 クロップ アスペクト比を選択して JPEG 画像に適用できます。ク ロップ アスペクト比は、カメラの Raw 画像には適用されませ ん。ただし、画像が DCS PhotoDesk ソフトウェアで処理されると きに情報が保存されて適用されます (DCS Photo Desk ソフトウェア でも設定を変更することができます )。 1. [ 撮影 ] タブの [ アスペクト比 ] から [2 x 3]、[4 x 5]、または [2 x 2] を選択します。 2.
カード、フォルダ、ファイルの設定 Raw 出力解像度の設定 Raw ファイルに使用できる解像度は次の 3 種類です。 [13.5 MP] — フル解像度 Raw データ (4500 x 3000) [6.0 MP] — 1/2 解像度 Raw データ (3000 x 2000) [3.4 MP] — 1/4 解像度 Raw データ (2250 x 1500) 1. [ 撮影 ] メニューから [Raw 出力解像度 ] を選択し、解像度を 反転表示します。 2. OK ボタンを押します。 備考: 画素数は、アスペクト比に応じて変わります。 ショートカット • デジタル表示パネルのショートカットを使用して、この機能 にアクセスすることもできます。 備考: 高い ISO を選択した場合は、解像度を一部使用できません。 JPEG 出力解像度の設定 JPEG ファイルに使用できる出力解像度は次の 4 種類です。 [13.5 MP] — フル解像度 JPEG データ (4500 x 3000) [6.0 MP] — 1/2 解像度 JPEG データ (3000 x 2000) [3.
カード、フォルダ、ファイルの設定 JPEG 画質の設定 JPEG ファイルに適用される圧縮レベルを指定できます。 [ 最高 (III)] — 圧縮率が最低、ファイル サイズが大きく、画質 が最高の画像 [ 高 (II)] — 圧縮率が適度、ファイル サイズが小さく、画質が 適度の画像 [ 標準 (I)] — 圧縮率が最高、ファイル サイズが最小、画質が最 低の画像 1. [ 画像 ] メニューから [JPEG 画質 ] を選択し、[ 最高 (III)]、[ 高 (II)]、または [ 標準 (I)] を反転表示します。 2.
カード、フォルダ、ファイルの設定 オート露出補正 オート露出補正を使用して露出を調整します。 この機能を使用してエラーを訂正できますが、適切な露出設定 ( シャッター速度、絞り、ISO) の代わりとはなりません。 備考: オート露出補正と露出を修正する露出補正を混同しな いでください。 オート露出補正は、カメラの JPEG 画像に適用されます。カメ ラの Raw 画像には適用されません。ただし、画像が DCS PhotoDesk ソフトウェアで処理されるときに情報が保存されて適 用されます (DCS Photo Desk ソフトウェアでも設定を変更するこ とができます )。 1. [ 画像 ] メニューから [ オート露出補正 ] を選択し、[ オフ ] ま たは [ オン ] を反転表示します。 2. OK ボタンを押します。 露出の調整の設定 スタジオで複数のコダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/c デ ジタル カメラを使用する場合は、すべてのカメラで同じ出力が 得られるように露出を調整できます。露出の調整は 1/10 ずつ -0.5 ~ +0.
カード、フォルダ、ファイルの設定 ルックの設定 ルックは、JPEG 画像にトーン スケール調整を適用し、DCS Photo Desk ソフトウェアで調整するために Raw 画像にタグ付けします。 ルックは、カメラの JPEG 画像に適用されます。カメラの Raw 画 像には適用されません。ただし、画像が DCS PhotoDesk ソフト ウェアで処理されるときに情報が保存されて適用されます (DCS Photo Desk ソフトウェアでも設定を変更することができます )。 [ ポートレート ] — コントラストを下げ、ハイライトとシャ ドーでディテールを表します。 [ プロダクト ] — コントラストを上げ、彩度を高くします。 [ ウエディング ] — グレーの影があるプロダクト [ イベント ] — 肌の色合いを最適化する高彩度 1. [ 画像 ]メニューから[ ルック ]を選択し、[ ポートレート ]、[ プロダ クト ]、[ ウエディング ]、または[ イベント ]を反転表示します。 2.
カード、フォルダ、ファイルの設定 シャープネス 撮影する画像に適用するシャープネスのレベルを設定できます。 シャープネスは、カメラの JPEG 画像に適用されます。カメラ の Raw 画像には適用されません。ただし、画像が DCS PhotoDesk ソフトウェアで処理されるときに情報が保存されて適用されま す (DCS Photo Desk ソフトウェアでも設定を変更することができ ます )。 [ なし ] — シャープネスは適用されません。 [ 弱 ] — 最小限のシャープネスが適用されます。 [ 中 ] — 適度なシャープネスが適用されます。 [ 強 ] — かなりのシャープネスが適用されます。 1. [ 画像 ] メニューから [ シャープネス ] を選択し、[ なし ]、 [ 弱 ]、[ 中 ]、または [ 強 ] を反転表示します。 2.
7 露出の制御 ホワイト バランス ホワイト バランス設定は、照明に合わせて選択し、画像が正確 な色を再現するように調整します。コダック プロフェッショナ ル DCS Pro SLR/c デジタル カメラ (DCS Pro SLR/c) には、プリセット とクリックの 2 種類のホワイト バランスがあります。プリセッ トまたはクリック WB オプションを指定すると、それ以降に撮 影される画像にその設定が適用されます。 プリセット オプションには、オート、デイライト、タングステ ン、蛍光灯、およびフラッシュがあります。 クリック WB では、以下のことができます。 • 現在選択している画像上の領域を指定し、それ以降に撮影さ れる画像のカラー バランスにこの領域の RGB 値を使用する • 以前に保存した設定を使用する • クリック WB 設定を保存する • クリック WB 設定をカードから読み込む • クリック WB 設定をカメラから削除する ショートカット • デジタル表示パネルのショートカットを使用して、この機能 にアクセスすることもできます。 2003 年 12 月 3 日 7-1
露出の制御 プリセット ホワイト バランス • [ 撮影 ] メニューから [ ホワイトバランス ] を選択し、プリ セット オプションのいずれかを選択し、設定を選択します。 プリセット カテゴリ プリセット オプション オート • 完全オート デイライト • 標準のデイライト • 暖かいデイライト • 冷たいデイライト タングステン • 標準のタングステン • 暖かいタングステン • 冷たいタングステン 蛍光灯 • 標準の蛍光灯 • クール ホワイト フラッシュ • • • • クリック WB 7-3 ページを参照してくだ さい。 標準のフラッシュ 暖かいフラッシュ 冷たいフラッシュ スタジオ フラッシュ 選択したホワイト バランス設定の対応する色温度 (K: ケルビ ン ) が、背面表示パネルに表示されます。 7-2 2003 年 12 月 3 日
露出の制御 クリック WB 現在の画像で設定したホワイト バランス、あるいはすでに保存 されているホワイト バランス、読み込んだホワイト バランスを、 撮影する画像に適用できます。 現在の画像をクリック WB に使用 1. 画像を選択します。 2. [ 撮影 ] メニューから [ ホワイトバランス ] を選択し、スポイ トツール 押します。 を選択して画像を反転表示し、OK ボタンを 選択した画像が表示されます。 3. 5 方向コントロールの任意の方向を押し、画像のグレーの 領域の上にスポイトを移動します。 4. OK ボタンを押します。 スポイトの下の領域のピクセル値がサンプルとして抽出さ れます。 [ 保存済み WB 設定 ] メニューの 表示 1.
露出の制御 2. [OK] ボタンを押して [ 保存済み WB 設定 ] メニューを表示し ます。 保存済み WB 設定の使用 ホワイト バランスを保存するには、最初に次のいずれかを行う 必要があります。 • カメラに設定を保存する • コダック プロフェッショナル DCS Photo Desk ソフトウェアで カードにホワイト バランス設定を保存し、カードからその 設定を取り込む 1. [保存済み WB 設定] メニューから [保存済み WB 設定] を選択し、 設定を反転表示します。 2.
露出の制御 カメラへの設定の保存 1. 画像を選択します。 2. [保存済み WB 設定] メニューから [<画像 #> の保存] を選択し、 [OK] ボタンを押します。 3.
露出の制御 カードからの設定の読み込み DCS Photo Desk ソフトウェアを使用すると、カードのルート ディ レクトリに設定を保存できます ( これらのファイル名の拡張子 は .WB です )。 重要 : カメラに設定を取り込むには、ルート ディレク トリに設定を保存する必要があります。 カメラにカードを挿入して、カードに保存されている設定をカ メラ メモリに読み込むことができます。ホワイトバランスの設 定は最大 10 個まで読み込むことができます。 1. [ 保存済み WB 設定 ] メニューから [ カード読み込み ] を選択 し、カードを選択し ( カードが 2 枚挿入されている場合は )、 設定を反転表示します。 2. [OK] ボタンを押して設定を読み込みます。 設定の削除 カメラ内に保存してあるホワイトバランスで、必要のないもの を削除することができます。 1. [ 保存済み WB 設定 ] メニューから [ 設定の削除 ] を選択し、 設定を反転表示します。 2.
露出の制御 露出 露出測光モード 3 種類の露出測光モードを選択できます。被写体の照明や目的 の露出効果に最も合ったモードを選択します。 測光モードの選択 • 測光モード ボタンを押したままの状態で、C- ダイヤルを回し、 測光モードを設定します。 8 分割測光 カメラは、8 つの領域をそれぞれ記録し、領域輝度 を測定します。次にデータを分析し、主要な被写体 に対して適正な露出を設定します。 背後の照明が強かったり、照明が複雑であっても、 カメラは適正な露出を選び出します。 中央領域測光 カメラはファインダーの円内でのみ、領域輝度を測 定します。このモードは、小さな領域に基づいて露 出を決め、照明やその他の領域を考慮しない場合に 適しています。 [ ] 平均測光 カメラは領域の中央に特に重点を置いて平均輝度を測 定します。次に、平均輝度の最高露出を計算します。 露出モード 露出モードを選択する際に、シャッター速度とレンズ絞りの両 方または片方を自動またはマニュアルで設定するかどうかを選 択できます。 このカメラには以下の 4 つの露出モードがあります。 • プログラム自動露出 (P) • 絞り優
露出の制御 プログラム自動露出モード プログラム AE モードで、カメラは自動的に適切なシャッタース ピードと絞り値を選択します。シャッター スピードと絞り値の 組み合わせは、選択した露出測光モード、シーンの明るさ、ISO 設定などのさまざまな要因に基づいて決定されます。 1. D- ダイヤルをドライブ領域の希望する設定へ回します。。 2. モード セレクター レバーを「P」に設定します。 3.
露出の制御 次のグラフはプログラム自動露出モードでの露出制御を示して います。 2003 年 12 月 3 日 7-9
露出の制御 プログラム シフト カメラが選択したシャッター スピードと絞り値を、それに相当 する露出組み合わせに変更することができます。プログラム シ フトは、撮影後取り消されます。 • C- ダイアルを回して、ファインダーでシャッター スピード と絞り値の表示が変わるのを確認します。 備考 : フラッシュを使っている間は、プログラム シフトを利 用できません。 7-10 2003 年 12 月 3 日
露出の制御 絞り優先自動露出モード 絞り優先 AE モードでは、絞りを変更することで被写界深度を制 御します。絞りの設定後、カメラは適切なシャッター スピード を決定します。 より小さい絞り ( より大きい f 値 ) を選択すると、被写界深度 が大きくなります。これは、風景写真などに適しています。絞 りを大きくするほど被写界深度が小さくなり、背景がぼやける 傾向があります。これは、ポートレート写真に適しています。 1. D- ダイヤルをドライブ領域の希望する設定へ回します。 2. モード セレクター レバーを「A」に設定します。 3. シャッター ボタンを半押しし、フォーカスを確認し、C- ダ イヤルを回して希望の絞りを選択します。 4.
露出の制御 シャッター スピード優先 AE モード シャッター スピード優先 AE モードで希望のシャッター スピード を設定すると、カメラは適正な露出のための適切な絞り値を選択 します。高速シャッター スピードを選択すると、動きをストッ プさせる効果が味わえ、低速シャッター スピードを選択すると、 動いている被写体のスピード感を捕らえることができます。 1. D- ダイヤルをドライブ領域の希望する設定へ回します。 2. モード セレクター レバーを「S」に設定します。 3. シャッター ボタンを半押しし、焦点を確認し、ダイヤルを 回してシャッター スピードを設定します。 4.
露出の制御 マニュアル露出モード ファインダーの露出計を使用すると、シーンの照明に合った シャッター スピードと絞り値の両方を設定する場合に役立ちます。 1. D- ダイヤルをドライブ領域の希望する設定へ回します。 2. モード セレクター レバーを「M」に設定します。 3. シャッター ボタンを半押しして、焦点を確認します。C- ダ イヤルを回して、希望の絞り値を選択し、S- ダイヤルを回 して、シャッター スピードを設定します。 4.
露出の制御 カメラの露出計を使用して、露出値 モード セレクター レバーを回して「M」に設定します。シャッ を決定する ター ボタンを半押しすると、シャッター スピードと絞り値は ファインダーに表示され、ファインダーの露出計に選択された 露出と適正な露出の差が表示されます。たとえば、次のように 表示されます。 1.7 1.7 目盛り下 ( 露出アンダー ) 0.0 適正な露出 3.0 3.
露出の制御 バルブ設定 バルブ設定は、夜景や非常に暗い被写体に対して長時間露出が 必要な場合に使用します。バルブ設定には撮影の際、三脚を使 用してください。 備考 : バルブを使用する場合は、[1/8 - 1 秒 ] または [ 長時間露 光 ] の設定を選択します。2 秒を超える時間が必要な場 合は [> 1 秒 ] を選択します (5-15 ページを参照 )。 1. D- ダイヤルを (1 コマ撮影 ) にします。 2. モード セレクター レバーを「M」に設定します。 3. 上部表示パネルに「bulb」と表示されるまで、S- ダイヤル を半時計回りに回します。C- ダイヤルを回し、絞り値を設 定します。 4.
露出の制御 AE ロック AE ロックは、被写体上または被写体から外れた位置上にカメラ の露出値をロックする場合に使用します。この機能は、中央領 域測光モードと共に使用することをお勧めします。 1. 露出測光モードを中央領域測光に設定します (7-7 ページを参照 )。 2. 被写体をファインダーの中央に配置し、シャッター ボタン を半押しします。 3. シャッター ボタンを半押しし続け、AEL ボタンを押したま まにします。 AE ロック中は、ファインダーのシャッター スピードと絞り 値の表示がロックされ、「AEL」と表示されます。 4.
露出の制御 露出補正 意図的に画像を露出オーバーまたは露出アンダーにするには、 露出補正を使用します。 • 露出補正ボタンを押したままの状態で、C- ダイヤルを回し、 希望の補正値を設定します。 初めて露出補正ボタンを押すと、上部表示パネルに は露出オー 0.0 と表示されます。最終的な設定 バー補正を示し、 は露出アンダー補正を示します。 露出補正は、+3.0 から -3.0 の間で 1/3 ずつ設定できます。 たとえば、絞り優先 AE モードの場合、露出補正を +1.0 に設定 すると、シャッター スピードが 1 段遅くなります。シャッター スピード優先 AE モードでは、絞りが 1 段大きく (F 値が小さく ) なります。プログラム AE モードでは、シャッター スピードと 絞りの両方の値の変更は、合計 +1.0 目盛りになります。 備考 : 露出補正機能はマニュアル露出モードと同時に使用で きません。 露出補正の取り消し 露出補正は、取り消すまで有効です。 • 露出補正ボタンを押したまま、上部表示パネルに が表示されるまで、C- ダイアルを回します。 0.
露出の制御 オートブラケティング オート ブラケティングは、適切な露出を決定するのが難しい場 合に便利です。この機能を利用すると、同じ被写体の連続した 画像を、適正な露出、露出不足、露出オーバーです。 オート ブラケティングは、4 つの露出モードで使用できます。次の 表は各モードでのオート ブラケティングの効果を示しています。 モード オート ブラケティングによる変更 P モード シャッター スピードと絞り値 A モード シャッター スピード S モード 絞り値 M モード シャッター スピード 1. D- ダイヤルを回して、 AB . 2. C- ダイヤルを回し、ブラケティングの量を設定します。 ブラケティングは最大 ±3 EV で 1/3 EV ずつ変更できます。オー ト ブラケティング機能は、量を 0 に設定するまで有効です。 3. D- ダイヤルを回して目的のドライブ モードに合わせます。 カメラは 3 つの画像を適正な露出、露出不足、露出オーバーです。 たとえば、ブラケティングを 2.
露出の制御 備考 • 第 1 フレームでは、上部表示パネルに常に AB マークが表 示されます。第 2 フレームでは、AB マークがゆっくり点滅 します。第 3 フレームでは、速く点滅します。 • セルフ タイマー モードでは、カメラは自動的に 3 つの連続 した画像を撮影します。 • オート ブラケティングの作動中にドライブ モードを変更で きます。 • フラッシュ撮影にはオート ブラケティング モードを使用で きません。オート ブラケティングはフラッシュの発光レベ ルには影響を及ぼしません。 オート ブラケティングの取り消し 1. D- ダイヤルを回して、AB . 2. C- ダイヤルを回し、ブラケティングを 0.0 に設定します。 3. D- ダイヤルを回してドライブ領域に合わせます。 オート ブラケティングを露出補正 と共に使用する オート ブラケティングと露出補正モードの両方を設定して撮影 できます。露出補正とオート ブラケティングを組み合わた値が ファインダーに表示されます。たとえば、露出補正を +1.0、オー ト ブラケティングを 0.
8 ピント合わせ 自動的にピントを合わせるようにコダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/c デジタル カメラ (DCS Pro SLR/c) を設定したり ( 下記を 参照 )、オートフォーカスやフォーカス ロックが効果的でない 場合には、マニュアルでピントを合わせることができます (8-4 ページを参照 )。 オートフォーカス オートフォーカスでは、適切なピント合わせに必要な作業の多 くをカメラが行います。 備考: AF レンズにはオートフォーカスのみ使用できます。ミ ラー レンズや特別レンズには、マニュアル フォーカス モードを使用してください。 オートフォーカスのモード カメラには次の 2 つのオートフォーカス モードがあります。 フォーカス優先のシングル AF — シャッター ボタンを軽く半押 しすると、被写体が静止するまでフォーカス トラッキングが行 われます。ピントを合わせてロックすると、ファインダーに フォーカス インジケータが表示されます。ピント表示が点灯す ると、シャッターをきることができます。 レリーズ優先のコンティニュアス AF — シャッター ボタンを軽 く半押し
ピント合わせ オートフォーカスが上手く機能 しない場合 カメラには高精度の AF システムが搭載されていますが、オート フォーカスが上手く機能しない場合があります。 • 背後が空色や白だったり、被写体の色が背景と同じ色の場合 のように明暗が低い被写体の場合 • 被写体が超微光環境にある場合 • フェンス越しの動物などのように、近くの物体と離れた物体 が重なっている場合 • 高速で動いている被写体 • ビルの窓のように同じパターンが繰り返されている被写体 以上のような状況の場合、次のフォーカス方法のいずれかを使 用ください。 • フォーカス ロック (8-4 ページを参照 ) を使用し、カメラから 被写体とほぼ同じ距離にある別の物体にピントを合わせます。 • レンズを M モードに設定し、手動で焦点を合わせます。 オートフォーカス モードの選択 • AF モード ボタンを押して C- ダイヤルを回し、上部表示パネ ルの ( シングル AF モード )、または ( コンティニュ アス AF モード ) アイコンのいずれかを選択します。 オートフォーカス ゾーンの選択 アクティブなオートフォーカス ゾーンを
ピント合わせ シングル AF モードでの撮影 シングル AF モードは的からずれたメイン被写体を配置し直すと きに便利です。 1. シャッター ボタンを半押したままの状態にし、オート フォーカスを作動させます。 2. 被写体のピントが合うまでシャッター ボタンを半押しした 状態を保ちます ( フォーカス優先 )。 被写体のピントが合った場合、ファインダーにフォーカス インジケータ表示され、ピントがロックされます。 カメラが被写体のピントを合わせられない場合、フォーカ ス インジケータが点滅します。シャッター ボタンから手 を離し、もう一度半押ししてください。 3. シャッター ボタンをしっかりと押し、撮影します。 備考: カメラと被写体の距離を変更した場合、もう一度ピン トを合わせる必要があります。 コンティニュアス AF モードでの コンティニュアス AF モードは、動く被写体を撮影する場合に便 撮影 利で、被写体にピントが合う前でも撮影できます。 1.
ピント合わせ フォーカスのロック フォーカス探知範囲外の被写体の画像を撮影するには、フォー カス ロックを使用します。この機能は ( シングル AF モード ) でのみ利用できます。 1. ファインダーの中央に被写体を置き、シャッター ボタンを 半押しします。 2. 写真を配置している間はシャッター ボタンを半押しし続け ます。シャッター ボタンを完全に押し、撮影します。 マニュアル フォーカス オートフォーカス、またはフォーカス ロックが有効でない場合、 手動でピントを合わせることができます。 1. レンズのフォーカス モード スイッチを「M」に設定します。 上部表示パネルから AF モード アイコンが消えます。 2. ファインダーからのぞきながら、被写体がはっきりと鮮明 に見えるまでレンズのピント リングを回します。 備考: 最大絞りが F5.
9 撮影ワークフロー この章では、コダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/c (DCS Pro SLR/c) デジタル カメラを使った 2 種類のワークフローを紹介し ます。これらのワークフローは、スタジオでの撮影セッション や野外での撮影活動の種類によって異なる可能性があります。 次の 2 つのワークフローについて説明します。 • カメラがコンピュータに接続されていない場合の撮影 • カメラがコンピュータに接続されている場合の撮影 カメラがコンピュータに接続されていない場合の撮影ワークフロー 装置とメディアの 準備 テスト画像の 撮影と確認 画像の転送 編集 2003 年 12 月 3 日 画像の撮影 撮影画像の 確認 9-1
撮影ワークフロー 装置と媒体の準備 • 付属のソフトウェアをインストールします。 • モニタとプリンタを定期的に、たとえば 1 週間ごとにキャリ ブレートします。 • 1 つまたは複数のバッテリーを充電します。カメラにバッテ リーを入れます。 • 必要な場合は、時刻と日付を設定します。 • 露出モードを設定します。 • 露出測光モードを選択します。 • 露出モードを設定します。 • これまでに複数の (24 または 36) セッションでメモリ カード を使用している場合は、使用するカメラでカードをフォー マットして、カードの全容量を使用可能にして、「画像のリ カバリー」機能を有効化した方が良い場合があります。 • 使用するそれぞれのメモリ カードを挿入し、背面ステータ ス LCD をチェックして各カードに十分なスペースがあるかど うか確認します。必要に応じて画像を消去します。 • コンピュータのフォルダと画像フォーマットを選択します。 • 自然光に基づいて ISO を設定します。 • ホワイト バランスを設定します。 カメラでクリック WB を設定する場合、マクベス チャートま たはグレーカードを撮影し、
撮影ワークフロー テスト画像の撮影および評価 画像属性 露出 本番の撮影開始前、あるいは撮影中に、撮影した画像を分析 し、照明や絞り、シャッター スピード、さらにはデジタル部の 設定が適切かどうか確認する必要があります。 DCS Pro SLR/c のツール 画像表示パネルの画像の外見 ヒストグラム画像モードは、全体的 な画像の露出情報を提供します。 照度計は、画像内の特定領域の露出 情報を提供します。照度計は、画像 表示パネルの十字線より下における、 ピクセルの輝度チャネルの彩度を示 します。 推奨アクション 画像を見て、ツールが提供する情報 を解釈します。カメラ設定 ( 絞り、 シャッター速度、ISO) および照明を調 節します。必要な場合は、撮影をや り直します。 フォーカス ズーム画像モード 色 クリック WB は、連続して撮影する場 照明の状態が変わるたびに、必要に 合の色ずれを解消します。 応じて繰り返し実行します。 シーンの内容と 構成 画像表示パネルの画像の外見 撮影 ズーム画像モード 画像をピクセル等倍 (1:1) で表示し、ハ イコントラスト部分 ( 目など )
撮影ワークフロー 時々の確認 最高の撮影画像を得るために、撮影途中に光の条件を変えなが らテスト撮影を行い、画像を確認します。また、頻繁に画像表 示パネルをチェックして画像が正しく撮影・保存されているか 確認してください。 撮影現場にいる間に、顧客に画像を検討してもらった方が良い 場合もあります。次のいずれかの手段で画像を表示します。 • 複数の画像モードの 1 つを使用する画像表示パネル • 接続されているビデオ モニタ ( ビデオ モニタ使用時には画 像表示パネルは使用不可 ) • カメラからメモリ カードを取り外し、ノート型コンピュー タに挿入する。画像は、コダック プロフェッショナル DCS Photo Desk ソフトウェアを使用して表示します。 画像の転送 撮影セッションが完了したら、コンピュータに接続されたカー ド リーダーにメモリ カードを挿入します。DCS Photo Desk ソフト ウェアを使用して、画像を開き、調整します。 • 画像をコンピュータのハード ディスクに保存するため、 フォルダを作成します。画像を見つけやすいように、意味の ある名前を使用してください。 • CD ま
撮影ワークフロー コダック プロフェッショナル DCS Photo Desk プラットフォーム : WINDOWS 版 /MACINTOSH 版 DCS Photo Desk で Raw データに対して次の処理を適用できます。 • クロップおよび回転 • カラー バランス • シャープ • ノイズ除去 • カメラ設定のチェック • IPTC データの作成 • 印刷 • カラー モアレの除去 • 露出補正の実行 • カラー管理 コダック プロフェッショナル ERI File Format Module プラットフォーム : WINDOWS 版 /MACINTOSH 版 ERI File Format Module では展開した ERI JPEG データに対して次の処 理が適用できます。 • 回転 • カラー バランス • 露出補正の実行 • カラー管理 2003 年 12 月 3 日 9-5
撮影ワークフロー カメラがコンピュータに接続されている場合の撮影ワークフロー o コンピュータへの 接続 テスト画像の 撮影と確認 ソフトウェアの起動 周辺機器と メディアの 準備 本番の撮影 撮影画像の 確認 編集 コンピュータおよび電源への 接続 DCS Pro SLR/c をコンピュータおよび電源に接続します。 撮影ソフトウェアの起動 カメラには、コダック プロフェッショナル DCS Camera Manager が 付属しています。カメラをコンピュータに接続したら、このソ フトウェアを起動して画像撮影に使用します。ソフトウェアに 関連付けられているヘルプを参照してください。 装置と媒体の準備 • 付属のソフトウェアをインストールします。 付属の AC アダプタを電源として使用します ( バッテリーも使用 できますが、AC アダプタの供給する電源は制限されません )。 • モニタとプリンタを定期的に、たとえば 1 週間ごとにキャリ ブレートします。 • 撮影時に画像を保持するためのフォルダをコンピュータ上に 設定します。撮影した場所、時間がわかるようにフォルダの 名前を付け
10 フラッシュ撮影 ここでは、コダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/c デジタル カメラ (DCS Pro SLR/c) でフラッシュ撮影を行うときの一般的な情 報について説明します。フラッシュの動作は、ここで説明する 内容とは異なる場合があります。詳細については、フラッシュ の取扱説明書を参照してください。 互換性のあるフラッシュ ユニット DCS Pro SLR/c は、次のフラッシュのモデルと互換性があります。 SIGMA Electronic Flash EF-500 DG SUPER CANON EOS スピード ライト 220EX 420EX 550EX CANON マクロリングライ ト MR-14EX マクロツインライ ト MT-24EX ST-E2 E-TTL トランス ミッター 注意 : トリガ回路電圧が高すぎるフラッシュはカメラを損傷する 恐れがあります。シンクロ電圧が 250V 以上のものは使用 できません。 2003 年 12 月 3 日 10-1
フラッシュ撮影 アクセサリー シュー フラッシュの取り付け アクセサリー シュー • 別売りの CANON EX シリーズ スピードライトや SIGMA EF-500 DG Super フラッシュをアクセサリ シューに取り付けます。取り付 けについては、ストロボの説明書を参照してください。 スタジオ フラッシュの接続 PC ストロボ端子 • スタジオ ストロボ システムをケーブルで PC ストロボ端子に接 続します。確実に接続するため、端末には溝が付いています。 備考: PC ストロボ端子を使用する場合、上部表示パネルに 「SYc」と表示されるまで S ダイアルを回すと、最速の 1/180 秒のフラッシュ同期速度を利用できます。この設定 を利用するには、マニュアルまたはシャッター スピー ド優先露出モードでなければなりません。 備考: フラッシュ シンクロ コードの中央のプラグは、正の端 子である必要があります。 10-2 2003 年 12 月 3 日
フラッシュ撮影 使用できる機能 DCS Pro SLR/c と互換性のあるフラッシュ ユニットを使用している ときに利用できる機能を以下に示します。 • E-TTL 自動フラッシュ • ハイスピード同期 (10-4 ページを参照 ) • フラッシュ露出ロック (10-4 ページを参照 ) • フラッシュ露出補正 (10-4 ページを参照 ) • フラッシュ露出ブラケティング (10-4 ページを参照 ) • 複数フラッシュ ユニットの E-TTL ワイヤレス自動フラッシュ (10-5 ページを参照 ) 備考: 最高のフラッシュ シンクロ速度は、シャッター スピー ドが 1/180 秒の場合です。アクセサリー シューに取り付 けたフラッシュを使用してフラッシュ撮影をする際、上 部表示パネルに 200 という値が表示されている場合、実 際のシャッター スピードは 1/180 秒です。 E-TTL 自動フラッシュ E-TTL (Evaluative Through the Lens) 自動フラッシュを使用すると、正 しいフラッシュ露出が DCS Pro SLR/c によって決定されます。E-TTL 自動フラッ
フラッシュ撮影 ハイスピード同期モード ハイスピード同期モード (FP フラッシュ ) は、1/180 秒より高速 なシャッター スピードが必要な場合に使用します。たとえば、 太陽光でこのモードを使用すると、より大きい絞りを使用して 背景をぼかしたり、被写体の目にキャッチライトを入れたり、 被写体の顔の影をなくしたりすることができます。 1. フラッシュをハイスピード同期モードに設定します。 2. 露出モードを S または M に設定して、目的のシャッター ス ピードを設定します。 フラッシュ露出ロック フラッシュ露出ロック (FE Lock) は、シーンの中の特定領域の露 出を制御するために使用します。 1. フラッシュで標準またはハイスピード同期モードを選択します。 2. フラッシュの電源を入れ、フラッシュが充電されていて、 いつでもライトを点灯できることを確認します。 3. 被写体にピントを合わせます。 4. フラッシュ露出をロックするシーンの領域が、ファインダ の中央測光領域の円内に入るように、カメラを合わせます。 5. カメラの AEL ボタンを押します。 6.
フラッシュ撮影 フラッシュ結果のプレビュー カメラの被写界深度プレビュー ボタンを使用して、フラッシュ 設定の効果をプレビューできます。 1. カメラおよびフラッシュをフラッシュ撮影用に設定します。 2.
11 カメラ上の画像の操作 画像の表示 画像表示パネルに画像を表示するには、以下の操作を行います。 1. 画像表示モードを選択します。 2. 表示フォルダを選択します (11-6 ページを参照 )。 3. 画像をブラウズします (11-7 ページを参照 )。 画像表示モードの選択 • 1 コマ画像 • ヒストグラム • ズーム • 複数画像 1. 画像表示パネルがオフになっている場合は、OK ボタンを押 して画像表示パネルを画像表示モードでオンにします。 画像表示パネルがオンになっている場合は、メニュー ボタ ンを押して画像表示モードに切り替えます。 最後にアクセスした画像表示モードが表示されます。 2.
カメラ上の画像の操作 画像表示モード メニューの表示時 間の変更 画像表示モード メニューを選択すると、画像表示モード メ ニューが 1 秒間表示されます。表示時間を変更したり、画像表 示モードをオフにしたりできます。 1. [ レビュー ] メニューから [ 表示モード メニュー ] を選択し ます。画像表示モード メニューの表示時間を、[1 秒 ]、[2 秒 ]、または [3 秒 ] から選択し、メニューを表示させない ときは [ オフ ] を選択します。 2.
カメラ上の画像の操作 ヒストグラム モード ヒストグラム モードが有効になっているときは、選択画面とそ のヒストグラム、さらに次の情報が表示されます。 • 露出モード • 絞り • シャッター スピード • 露出補正 ( 適用時 ) • 撮影日時 • タグ アイコン ( 画像にタグが付けられている場合 ) • サウンド アイコン ( サウンド ファイルが録音されている 場合 ) 備考: 通常の処理では、選択したデータがヒストグラムの 「ERI」ゾーンに表示されます。ERI データは、コダック プロフェッショナル DCS Photodesk ソフトウェアの露出 / トーンを使用して復元します。 ヒストグラムの解釈 • 左側の図は露出オーバーを、右側の図は露出アンダーを示し ています。 露出オーバー 露出アンダー • 山が右に寄っているヒストグラムは、暗い色調の少ないハイ キーの画像です。山が左に寄っているヒストグラムは、明る い色調の少ないロー キーの画像です。 ハイ キー 2003 年 12 月 3 日 ロー キー 11-3
カメラ上の画像の操作 ズーム表示モード ズーム表示モードでは、選択した画像を拡大して表示すること ができます。ズーム対象領域には、ズームインしたときに表示 される画像領域が含まれます。 ズーム対象領域の有効化または 無効化 • OK ボタンを押すと、ズーム対象領域が有効になります。 ズーム対象領域が有効になっているときは、パンおよびズー ムが可能です。 • 取消ボタンを押すと、ズーム対象領域が無効になります。 ズーム対象領域が無効になっているときは、別の画像に移動 することができます。 ズーム • ズーム対象領域を有効にして、OK ボタンを押します。 ズーム レベルには、1:16 ( 初期状態、画像の 16 ピクセルを表 示パネルの 1 ピクセルで表示 )、1:4 ( 画像の 4 ピクセルを表 示パネルの 1 ピクセルで表示 )、1:1 ( 画像の 1 ピクセルを表 示パネルの 1 ピクセルで表示 ) の 3 種類があり、OK ボタンで 切り替わります。 備考: ピクセル等倍の拡大率では、ズーム対象領域は表示さ れず、十字ポインタのみ表示されます。この状態でも、 表示部分の移動は可能です。この状態で
カメラ上の画像の操作 照度計 ズーム表示モードでズーム対象領域が有効になっているときに 表示される中央の四角は、十字ポインタの中心より下のピクセ ルの輝度チャネルの彩度を示します。輝度は、EV 値 (-3 ~ 3.
カメラ上の画像の操作 表示フォルダの選択 Nav+ ボタンは、フォルダ間およびフォルダ内の画像間をすばや く移動するためのショートカットです。 備考: カメラにカードが 2 枚入っている場合、Nav+ ボタンを使 用して現在有効になっているカード内のフォルダを切 り替えることができます。 1. Nav+ ボタンを押します。 画像表示パネルがオフになっている場合は、オンになります。 最後にアクセスした画像表示モードが、Nav+ オーバーレイ で表示されます。Nav+ オーバーレイには、選択されている フォルダが反転表示され、ロケーション バーには現在選択 されている画像の位置が示されます。 2.
カメラ上の画像の操作 画像のブラウズ • 5 方向コントロール スイッチの左右を押して、選択したフォ ルダ内の画像をブラウズします。 備考: ズーム表示モードで、ズーム対象領域が有効になって いる場合は、最初に取消ボタンを押してズーム対象領 域を無効にします。 5 方向コントロール スイッチの右を押すと、フォルダ内のよ り大きい番号の画像に「進み」、左を押すと「戻り」ます。 フォルダの最後の画像を表示した後でさらに次へと「進む」 と、最初の画像が表示されます。フォルダの最初の画像を表 示した後でさらに次へと「戻る」と、最後の画像が表示され ます ( 表示が循環していることを示すために、最初の画像と 最後の画像との間には空白画面が表示されます )。 Nav+ ボタンを使用した画像の ブラウズ • Nav+ ボタンを押したまま 5 方向コントロール スイッチの左 右を押すと、10 コマ前または後の画像を表示することがで きます。 ロケーション バー ズーム対象領域が無効になっているときは、1 コマ画像モード、 複数画像モード、またはズーム表示モードで、画像表示パネル の下部にロケーション バーが表示され
カメラ上の画像の操作 オーバー露光表示 1 コマ画像表示モードまたは複数画像表示モードでは、画像内 の露出オーバー部分を点滅表示することができます。 1. 1 コマ画像モードまたは複数画像モードを選択します。 2. [ 表示 ] メニューから [ オーバー露光表示 ] を選択し、[ オフ ] または [ オン ] を反転表示します。 3. OK ボタンを押します。 オーバー露光表示をオンにした場合は、オーバー露光領域 が点滅表示されます。 画面コントラストおよび輝度の 変更 コントラストを変更して、画像表示パネルに表示される画像を 明るくしたり暗くしたりすることができます。 備考: コントラストの変更は画像表示パネルの画像表示にの み影響し、保存された画像には影響しません。 1. 1 コマ画像モードを選択します。 2. [ 表示 ] メニューから [ 画面コントラスト ] を選択します。 3. OK ボタンを押します。 2 つのスライダー バーとグレー スケール バーが表示され ます。 4. 5 方向コントロール スイッチの上または下を押して、画像 を明るくしたり、暗くしたりします。 5.
カメラ上の画像の操作 オート レビュー オート レビュー機能を有効にすると、画像を撮影したときに画 像表示パネルがオンになり、指定した時間の長さだけ画像が表 示されます。指定した時間を超えると、画像表示パネルはオフ になります。 画像が表示されている間にシャッター ボタンを軽く半押しする と、画像表示パネルがオフになります。 画像が表示されている間にいずれかのデジタル ボタンを操作す ると、画像表示パネルはオンのまま、押したデジタル ボタンに 応じて表示が変更されます。 備考: 画像を撮影するときに画像表示パネルがオンになって いる場合、オート レビュー機能は無効です。 1. [ 表示 ] メニューから [ オート レビュー] を選択して、[ オフ ]、 [3 秒 ]、[5 秒 ]、[10 秒 ] を反転表示します。 2. OK ボタンを押します。 スライド ショー 画像表示パネルおよびビデオ モニタ、または画像表示パネルだ けにカメラ画像のスライド ショーを表示することができます。 1.
カメラ上の画像の操作 3. スライド ショーで表示する画像を選択するには、[ 表示 ] メ ニューから [ スライドショー ] を選択し、[ カード内すべ て ]、[ フォルダ内すべて ]、[ カード内タグ付き ] または [ フォルダ内タグ付き ] を反転表示します。 4.
カメラ上の画像の操作 画像の削除 1 コマの画像、フォルダまたはカード内のすべての画像、また はタグの付いていない画像というように、対象となる画像を選 択して削除できます。関連する音声ファイルも削除されます。 重要 : 1 枚または 2 枚のカードに JPEG 画像、Raw 画像、 または Raw+JPEG 画像を撮影する場合、画像のコ ピーは 4 枚まで保存できます。画像を削除する と、コピーはすべて削除されます。画像のバック アップ コピーを保存するには、画像を削除する 前に 2 枚目のカードを取り出してください。 1. 画像表示パネルがオフになっている場合は、OK ボタンを押 して画像表示パネルを画像表示モードでオンにします。 画像表示パネルがメニュー モードになっている場合は、メ ニュー ボタンを 1 回または複数回押して、画像表示モード に切り替えます。 2. フォルダ内の画像をすべて削除する場合は、表示フォルダ を選択します。単一の画像を削除する場合は、その画像を 選択します。 3. 削除ボタンを押します。 4.
カメラ上の画像の操作 画像にタグを付ける 1 つまたは複数の画像にタグを付けて、さまざまな操作で使用 することができます。 • カメラ上で、タグ付き画像を削除しないように指定すること ができます。 • コダック プロフェッショナル DCS Photo Desk ソフトウェアで、 さまざまな操作の選択にタグを使用できます。 • DPOF (Digital Print Order File) 規格に対応しているプリンタは、印 刷用のタグ付き画像を認識して印刷します。カメラは DPOF 規格に従って、メモリ カードのファイルを印刷します。 DPOF 機能は JPEG 画像のみに適用されます。このオプション は Raw 画像に対しては無効です。 重要 : 1 枚または 2 枚のカードに JPEG 画像、Raw 画像、 または Raw+JPEG 画像を撮影する場合、画像のコ ピーは 4 枚まで保存できます。画像にタグを付け ると、すべてのコピーにタグが付けられます。 1.
カメラ上の画像の操作 音声ファイルの記録 画像を撮影してすぐに、または後で画像を表示する際に、音声 ファイルを記録して選択画像に付けることができます。カメラ の制御機構を使用して画像を削除したり、DCS Photo Desk ソフト ウェアを使用して画像をコピーまたは削除する場合には、音声 ファイルも同様にコピーまたは削除する必要があります。DCS Photo Desk ソフトウェアを使用せずに画像をコピーまたは削除す る場合も、音声 (.WAV) ファイルをコピーまたは削除する必要が あります。 1. 画像表示パネルがオフになっている場合は、OK ボタンを押 して画像表示パネルを画像表示モードでオンにします。 画像表示パネルがメニュー モードになっている場合は、メ ニュー ボタンを 1 回または複数回押して、画像表示モード に切り替えます。 2. 画像を選択します。 マイクロフォン 3.
12 外部ビデオ表示 画像表示パネルの画像やメニューを外部ビデオ モニタに表示す ることができます。 撮影を行うと、接続されているビデオ モニタに自動的に画像が 表示されます。このビデオ モニタ上で画像を確認して、カメラ の調整が必要かどうかを判断できます。 備考: ビデオ出力形式が正しく設定されているかどうかを チェックしてください。 接続 1. 2.5mm フォン プラグの付いたビデオ ケーブルをビデオ ポー トに接続します ( このケーブルは付属品に含まれません )。 2.
外部ビデオ表示 外部ビデオの有効化 1. [ 表示 ] メニューから [ ビデオ出力 ] を選択します。 2. [NTSC] または [PAL] を選択して、ビデオ ポートを有効にし ます。ポートを無効にするには [ オフ ] を選択します。 3.
13 コンピュータへの接続 コダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/c デジタル カメラ (DCS Pro SLR/c) の画像にコンピュータからアクセスするには、次の 2 つの方法があります。 • IEEE 1394 ケーブルを使用してカメラをコンピュータに接続し、 コダック プロフェッショナル DCS Camera Manager ソフトウェア を使用して、画像をコンピュータのハード ディスクに転送し ます。撮影プレビュー モードを使用すると、カメラで撮影し ながら、撮った画像をコンピュータに映し出すことができま す。DCS Camera Manager でコンピュータに転送した画像は、コ ダック プロフェッショナル DCS Photo Desk ソフトウェアを使用 して開いたり、調整、処理することができます。 • カメラで画像をメモリ カードに保存してから、カードを取り 出してコンピュータのカード リーダーに挿入し、DCS Photo Desk を使用して画像を開きます。 IEEE 1394 接続の利点 • 画像を撮影して数秒以内にコンピュータに表示できます。 カード リーダーの利点
コンピュータへの接続 コンピュータのカメラへの接続 注意 : カメラを接続するときには、IEEE 1394 リピータを使用し ないでください。カメラに損傷を与える恐れがあります。 IEEE 1394 ケーブルを使用して、カメラをコンピュータに接続し ます。このケーブルは、カメラの画像をコンピュータに高速に 転送するために必要です。IEEE 1394 ケーブルをカメラとコン ピュータに接続するとき、または切断するとき、コンピュータ またはカメラの電源を切る必要はありません。 コンピュータで IEEE 1394 接続を利用できる必要があります。 1. バッテリーもしくはパワー モジュールでカメラに電源を供 給します。 備考: バッテリーは、充電が切れてカメラへの電源の供給が突然止 まり、データが失われる恐れがあります。パワー モジュール を使用して電源を供給されることをお勧めします。 2. Macintosh または Windows 対応のコダック プロフェッショナル DCS ホスト ソフトウェアがまだインストールされていない 場合は、インストールします。 3.
コンピュータへの接続 ループ接続にしない限り、IEEE 1394 インターフェース カードに は複数のカメラまたは他の IEEE 1394 デバイスを接続できます ( 右の図は、許容される構成を示します )。 カメラの IEEE 1394 ポートにパススルー コネクタを接続すること はできません。このカメラは「デイジー チェーン」の最後のデ バイスとなるようにしてください。 これで、コンピュータからカメラへのアクセスが可能になりま した。カメラに付属の DCS ホスト ソフトウェア CD に収録されて いる、DCS ホスト ソフトウェア用のヘルプを参照してください。 終了 – コンピュータからの切断 カメラとコンピュータを使う処理が終了したら、次のステップ を実行します。カメラまたはコンピュータの電源を切らずに、 カメラとの接続、切断を行うことができます。 備考: WINDOWS OS のみ : コダック プロフェッショナル DCS Camera Manager が起動しているときには、コンピュータと カメラとの接続を切断しないでください。切断すると、 カメラがハングアップすることがあります。 注意 :
14 カメラの手入れ 取り扱い 以下の取り扱いに関する注意をよくお読みになって、大切に 扱っていただければ、コダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/c (DCS Pro SLR/c) デジタル カメラは今後何年にもわたって最高品質 の画像を提供することができます。 • カメラは落としたり衝撃を与えないようにしてください ( こ のカメラは耐久性が高い設計になっていますが、精密機器な ので取り扱いには注意が必要です )。 • カメラに塩水がかからないようにし、過度の水分から保護し てください。海岸で使用した場合は、使用後に乾いた布で十 分に拭いてください。 • 極度に高温の場所にはカメラを置かないでください。 • カメラの電子接点を指で触れないようにしてください。接点 に触れると、腐食が発生してカメラが正しく動作しなくなる 場合があります。 • レンズをカメラから取り外したら、レンズ マウントの電子接 点が損傷しないようにすぐにキャップを付けてください。 • 冷たくなったカメラを暖かい場所に持ち込んだ場合、結露の 問題が生じます。オートフォーカス レンズが曇ると、正確に 機能しなくなる可能性が
カメラの手入れ クリーニング 注意 : クリーニングの前にカメラからレンズを取り外してくだ さい。 1. カメラの電源を切ります。 2. AC アダプタおよびコンピュータとカメラとの接続をはずし ます。 3. 湿らせた布を使って、カメラ本体の外側、上部表示パネル、 背面ステータス LCD、画像表示パネルだけを拭きます。 備考: カメラの外側に液体クリーナやエアゾール クリーナは 使用しないでください。 4. 柔らかいきれいな布でファインダーアイピースを拭きます。 アルコールは使用しないでください。 5. ミラーやフォーカス スクリーンから埃を取り除くには、市 販のブロアを使って埃をやさしく吹き飛ばしてください。 これらの部品の表面には直接触れないようにしてください。 6.
カメラの手入れ イメージャー カメラのシャッターが開くと、撮影するシーンからの光をイ メージャーが捕らえます。この光がイメージャーによってデジ タル イメージに変換されます。イメージャーのカバー ガラスが 汚れると、画像の品質が落ちます。 イメージャーの汚れの調べ方 イメージャーはカメラの内部にありますが、汚れることがあり ます。クリーニングが必要かどうかを調べる方法は、以下の 2 つです。 • テスト イメージを見て、イメージャーの汚れを示す欠陥が ないかを調べます。 • イメージャーに汚れがついていないかを目で見て調べます。 テスト イメージでの調査 1. レンズ絞りを最高の絞り値に設定して、被写界深度が最大 限になるようにします。 2. 平らで白い物 ( きれいな白い壁など ) を撮影します。 3.
カメラの手入れ 注意 : クリーニング手順 イメージャーはとても繊細です。イメージャーのクリーニ ングの際には、次の手順に従ってください。手順に従わな い場合、カメラが破損する恐れがあります。 1. カメラの電源を切ります。 2. カメラからレンズを取り外します。 3. 充電したバッテリーを使ってカメラの電源をオンにします。 注意 : クリーニング中にバッテリーがなくなったり、カメラの 電源がオフになった場合、シャッターが閉まり、カメラ を破損する恐れがあります。 4. カメラをマニュアル露出モード「M」にします。7-13 ページ を参照してください。 5. [ ツール ] メニューの [CMOS クリーニング ] から [ 開く ] を選 択します。 6. OK ボタンを押します。 ミラーが上がり、シャッターが開きます。 7. www.kodak.com/go/dcs に掲載されている TIB の手順に従って、 イメージャーを調べます。 8. [ ツール ] メニューの [CMOS クリーニング ] から [ 閉じる ] を 選択します。 9.
カメラの手入れ 保管 長期間カメラを使わずに保管していた場合、または重要な旅行 や撮影の仕事の前には、カメラの動作を念入りにチェックして ください。 • カメラを保管する場合は、きれいな柔らかい布で包み、風通 しがよく、涼しく、乾燥していて、ほこりが少ない場所に置 いてください。 • 直射日光の当たる場所や高温の場所にカメラを保管しないで ください。 • 防虫剤などの化学薬品が使われている場所には置かないでく ださい。 • 腐食を防止するには、化学薬品が使われている場所 ( 現像所 など ) にカメラを保管しないでください。 • 引出しなどの風通しの悪い場所ではカメラを保管しないでく ださい。 • カメラを数日以上使用する予定がない場合は、バッテリーを 取り外してください。 • ときどきカメラを取り出してシャッター ボタンを押し、カ メラが正しく動作することを確認してください。 • 湿気の多い環境では、乾燥剤を入れたビニール袋にカメラを 入れて、ほこり、湿気、塩分が入らないように保管してくだ さい。 重要 : カメラの電源をオフにしていても、微量のバッテ リー電力が使用されます。したがって、数日間保 管し
15 シリアル データ収集とグローバル ポジショニング システム (GPS) シリアル ポートは、他のさまざまなデジタル製品とデータを交 換する場合に使用します。 次のシリアル ポート設定を利用できます。 • データ入力 • データ出力 • 速度 (baud) 備考: シリアル ポートのすべての設定は、カメラの電源を 切っても保存されます。 シリアル データ収集 シリアル ポートに装置を 接続する GPS ユニット以外のすべてのデバイスを接続するには、シリア ル ポートを使用します。GPS ユニットの接続方法と使い方につい ては、15-6 ページを参照してください。 1. シリアル ケーブルの正しい側をカメラのシリアル ポートに 接続します。 2.
シリアル データ収集とグローバル ポジショニング システム (GPS) データ入力モード データ入力モードを使用すると、カメラは外部接続装置からテ キスト文字列を受信します。その情報は、指定した画像ヘッ ダーに追加されます。 データ入力とデータ出力モードは同時に機能します。 備考: [ スキャン - 撮影 ] と [ スキャン - 撮影 連続 ] の機能を使 用して、シリアル バーコード スキャナーを接続できま す。ご利用については、コダック製品取り扱い店までお 問合せください。 1. [ ツール ] メニューから [ シリアルポート ] を選択して、 [ データ入力 ] を選択します。 2.
シリアル データ収集とグローバル ポジショニング システム (GPS) メニュー 選択 2003 年 12 月 3 日 動作 コメント [ スキャン スキャンされた最大 8 つのバーコード値が画 撮影 連続 ] 像ヘッダーに書き込ま れます。 ファイル タイプは RAW である必要があります。 [ スキャン - 撮影 連続 ] を選択して最大 8 つの バーコードをスキャン し、画像を撮影します。 [ ステー タス ] 15-4 ページを参照してく ださい。 このオプションは、 [ 新規 ] または [ 既存 ] を選択した場合に表示 されます。 15-3
シリアル データ収集とグローバル ポジショニング システム (GPS) データ入力ステータス [ データ入力 ] メニューから [ 新規 ] または [ 既存 ] を選択した 場合、[ データ入力 ] の [ ステータス ] オプションが利用可能に なります。[ ステータス ] を選択すると、以下の 2 つの画面のい ずれかが表示されます。 接続された装置がデータを送 信した場合、受信された最新 のデータがメッセージに示さ れます。 装置が接続されていないか、 または接続された装置が現在 データを送信していない場 合、このメッセージが表示さ れます。 データ出力モード シリアル ポートがデータ出力モードの場合、カメラはデータを 外部接続装置へ送信します。 備考: データ入力とデータ出力モードは同時に機能します。 1.
シリアル データ収集とグローバル ポジショニング システム (GPS) 2. 次に記載されている [データ出力] のオプションを選択します。 メニュー選択 ボーレートの設定 動作 [ なし ] データは転送されません。 [ 画像番号 ] 撮影した画像番号が含まれるテキスト 文字列が、接続された装置に送信され ます。 カメラと接続された装置の間でデータを送信する前に、デバイ スに必要なボーレートを設定する必要があります。 備考: ボーレートについては、装置製造業者のアドバイスに 従ってください。 1. [ ツール ] メニューから [ シリアルポート ] を選択して、[ 速 度 (baud)] を選択します。 2.
シリアル データ収集とグローバル ポジショニング システム (GPS) GPS 機能の使用 1. 適切な GPS シリアル ケーブルの末端をカメラのレリーズ ポートに接続します。 2. 3. 4. 5. ケーブルのもう一方の端を GPS ユニットに接続します。 GPS ユニット上で、NMEA の出力フォーマットを設定します。 GPS ユニット上で、ボーレートを確認します。 カメラのボーレートを、GPS ユニットに表示されるボー レートに設定します。 6. [ ツール ] メニューから [GPS] を選択します。 7.
付録 A: 仕様 寸法 高さ : 136.5 mm (5.375 インチ ) 幅 : 149.2 mm (5.875 インチ ) 奥行き : 76.2 mm (3.0 インチ ) 重量 895 g (1.97 ポンド ) ( レンズ、バッテリー、電源モジュール、記 憶媒体を除く ) 画像センサー 36 x 24 mm、12 ビット、RGB CMOS 撮像素子 総画素数 : 1385 万画素 有効画素数 : 1370 万画素 ISO 範囲 160 ~ 1600 (1/3 段ステップ ) レンズ マウント CANON EF レンズ と CANON tilt / shift レンズ。http://www.canoneos.com/ に アクセスしてください CANON マウント付 SIGMA レンズ。http://www.sigmaphoto.com/ にアクセ スしてください。 オートフォーカス システム TTL フェーズ探知システム フォーカス ポイント数 5 オートフォーカス感度 (ISO 100、 f/1.
仕様 測光感度 -1 ~ 20 EV (ISO 100 / f/1.4) 露出補正 ±3 段の範囲、1/3 段ステップで補正可能 AE ロック 可能 露出モード プログラム AE ( 変換可能 )、絞り優先 AE、シャッター スピード 優先 AE、マニュアル ファインダー ペンタプリズム ファインダー倍率(50 mm レン ズ、無限遠) 0.77X 視度調節 -3 ~ +1 dpt ファインダー アイポイント 18 mm ファインダー視野率 約 92% ( 縦横とも )。焦点距離倍率 : 1.
仕様 リモート コントロール 3 チャンネル赤外線 ( 内蔵 ) セルフタイマー あり (2 または 10 秒 ) 電子式ストロボ 対応ストロボ付き E-TTL オート フラッシュ E-TTL 付属 PC ストロボ端子 標準、または ERI JPEG 画像解像度 約 1350 万画素 : 4500 x 3000、約 600 万画素 : 3000 x 2000、約 340 万 画素 : 2250 x 1500、約 800 万画素 : 1125 x 750 Raw 出力解像度 約 1350 万画素 : 4500 x 3000、600 万画素 : 3000 x 2000、約 340 万画 素 : 2250 x 1500 画像フォーマット DCR (Raw アーカイブ ファイル )、ユーザーが選択可能な圧縮レ ベル ( 標準、または ERI JPEG) バーストの速度 1.
仕様 バッテリー残量の確認 カメラがオンのときに上部表示パネルに表示 三脚マウント 1/4 インチ バーストの深さ バーストの深さ ( バーストの画像の最大数 ) は画像解像度と ファイル形式に応じて変わります。 次の表はバーストの深さを示しています。 解像度とファイル 形式 A-4 画像の数 13.5 MP Raw 19 13.5 MP Raw + 13.5 MP JPEG 6 13.5 MP JPEG 12 6.0 MP Raw 19 3.
付録 B: レンズの互換性 このカメラでは、CANON EF 互換のレンズ、または CANON EF マウ ントを使用する SIGMA レンズを使用します。 SIGMA レンズ 詳細については、http://www.sigmaphoto.com/html/lenschart.htm にアク セスしてください。 SIGMA レンズ 8mm F4 EX CIRCULAR FISHEYE 14mm F2.8 EX ASPHERICAL HSM 15mm F2.8 EX DIAGONAL FISHEYE 20mm F1.8 DG ASPHERICAL RF 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO 28mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO MACRO 50mm F2.8 EX MACRO 105mm F2.8 EX APO MACRO 180mm F3.5 EX IF HSM APO 300mm f2.8 EX HSM APO 500mm f4.5 EX HSM MIRROR 600mm F8 APO 800mm F5.6 EX HSM 15-30mm F3.
レンズの互換性 SIGMA レンズ 24-70mm F3.5-5.6 ASPHERICAL HF 28-70mm F2.8 EX ASPHERICAL DF 28-70mm F2.8-4 HIGH SPEED ZOOM MINI ZOOM MACRO 28-80mm F3.5-5.6 ASPHERICAL HF MINI ZOOM MACRO 28-80mm F3.5-5.6 II ASPHERICAL 28-105mm F2.8-4 ASPHERICAL 28-105mm F3.8-5.6 UC-III ASPHERICAL I 28-135mm F3.8-5.6 ASPHERICAL IF MACRO COMPACT HYPERZOOM 28-200mm F3.5-5.6 ASPHERICAL MA COMPACT HYPERZOOM 28-300mm F3.5-6.3 ASPHERICAL APO 50-500mm F4-6.3 EX RF HSM APO 70-200mm F2.8 EX HSM APO MACRO SUPER II 70-300mm F4-F5.6 70-300mm F4-5.
レンズの互換性 CANON レンズ 詳細については、http://www.usa.canon.com/eflenses/pdf/spec.pdf にアク セスしてください。 CANON レンズ 2003 年 12 月 3 日 EF 14mm F2.8 EF 600mm F4L IS USM EF 15mm F2.8L USM EF 1200mm F5.6L USM EF 20mm F2.8 USM EF 400mm F5.6L USM EF 24mm F1.4L USM EF 500mm F4L IS USM EF 24mm F2.8 EF 16-35mm F2.8L USM EF 28mm F1.8 USM EF 20-35mm F3.5-4.5 USM EF 28mm F2.8 EF 24-85mm F3.5-4.5 USM EF 35mm F1.4L USM EF 28-70mm F2.8L USM EF 35mm F2 EF 28-80mm F3.6-5.6 type-5 USM EF 50mm F1.4 USM EF 28-90mm F4-5.
レンズの互換性 CANON レンズ EF 400mm F2.8L IS USM TS-E 90mm F2.
付録 C: トラブルシューティング 問題、原因、対処 問題 原因 カメラの電源がオンになら ない 対処 十分に充電したバッテリー、または電 源モジュールを使用します。 カメラからメモリ カードを取り出し、 カメラの電源をオンにしてみます。 電源モジュールの使用時に カメラの電源がオンになら ない 電源モジュールが完全に挿 ケーブルが電源モジュールに完全に挿 入されていない可能性があ 入されているか確認してください ( ります。 3-2 ページを参照 )。 • ケーブルを正しい場所に適切に挿入 すると、「カチッ」という音と感触が します。 • ケーブルを適切に「カチッ」と音が するまで押すには、かなり力を入れ て押さなければならない場合があり ます。 上部表示パネルに何も表示 されない バッテリーがなくなってい バッテリーを交換します (3-4 ページを ます。 参照 )。 バッテリーが正しく取り付 バッテリーを正しく挿入します。 けられていません。 上部表示パネルにバッテ リー アイコンの一部が表示 されない バッテリーが不足してい ます。 新しいバッテリーを用意します。 上部表示パ
トラブルシューティング 問題 シャッターが解除されない 原因 対処 バッテリーがなくなってい バッテリーを交換します (3-4 ページを ます。 参照 )。 D- ダイヤルがドライブ領域 D- ダイヤルをドライブ領域内のいずれ 外に設定されています。 かの設定に設定します (5-20 ページを参 照 )。 シングル AF モードでカメ 別の被写体にピントを合わせるか、ま ラが的確にピントを合わせ たはマニュアル フォーカスを使用しま られません。 す (8-4 ページを参照 )。 メモリ カードが挿入され メモリ カードを正しく挿入します ていないか、または正しく (6-2 ページを参照 )。 挿入されていません。 カメラがメモリ カードに 書き込み中です。 カード ビジー ランプが消えるまで待ち ます (6-2 ページを参照 )。 メモリ カードが一杯です。 新しいカードを挿入するか (6-2 ページ を参照 ) または不要な画像を削除しま す (11-11 ページを参照 )。 初期値にリセットしてみます (5-13 ペー ジを参照 )。 シャッターが解除されない カメラがロックされたよう な
トラブルシューティング 問題 表示されない情報がカメラ に保存されているようで、 カードの容量が空いている はずの容量よりも少ない 原因 対処 カメラのカードをフォーマットします WINDOWS 2000 を使用して カードから画像を削除した (6-6 ページを参照 )。 場合、容量の大きなカード には、非表示の「ごみ箱」 フォルダが存在する可能性 があります。 非表示の「ごみ箱」フォル ダが存在すると、空いてい るはずの容量よりもカード の容量が少なく表示される 可能性があります。 カメラがカメラ内のカード を認識しない カードが正常に動作してい 別のカードを試します。 ない可能性があります。 画像表示パネル メニューにアクセスでき ご使用のカードがこのカメ る場合は、カメラ内のカードをフォー ラでは正しく動作しない可 マットします (6-6 ページを参照 )。 能性があります。 カード ビジー ランプとデジ メモリ カードにデータを タル表示パネルのカード ア 書き込み中です。 イコンが点滅している 点滅が止まるまでカードを取り出さな いでください。 画像を誤って削除した リカバリー機
トラブルシューティング 問題 原因 対処 画像のコントラストが低い ヒストグラム (11-3 ページを参照 ) を使 用して、ダイナミック レンジ全体を使 用しているかどうかを確認します。ISO を変更するか (5-19 ページを参照 )、フ ラッシュを使用してみます。 ピントが合っていない被写 体がある 被写界深度 (2-20 ページを参照 ) を変更 するか、または F 値を上げてみます。 画像がぼやけている レンズのフォーカス モー レンズのフォーカス モード スイッチを ド スイッチを「M」に設定 「AF」(8-1 ページを参照 ) に設定します。 します。 シャッターを押すときに、 シャッターボタンをやさしく押すか、 手が動いたり、カメラが揺 リモート コントローラーまたは三脚を れています。 使用します。 ファインダーの画像がぼけ ている 視度調節を行います (2-19 ページを参 照 )。 カメラの画面に間違った言 語が表示される 正しい言語を選択します (5-12 ページを 参照 )。 間違った日付と時間が表示 される 日付と時間の設定が正しく 正しい日付と時間を
トラブルシューティング 問題 上部表示パネルでシャッ ター スピード アイコンに 「Err」と表示される 原因 対処 レンズ絞りリセット ス レンズを交換または修理します。 イッチが故障しています。 カメラ ファームウェアで メイン ミラーの順序が不 正になっています カメラの電源をオフにし、再度オンに します。 上部表示パネルがオンにな らない バッテリーがなくなってい バッテリーを交換します (3-4 ページを ます。 参照 )。 オートフォーカスが機能し ない レンズのフォーカス モー レンズのフォーカス モード スイッチを ド スイッチを「M」に設定 「AF」(8-1 ページを参照 ) に設定します。 します。 レンズが正しく取り付けら レンズを正しく取り付けます (2-17 ペー れていません。 ジを参照 )。 画像表示パネルの画像が見 えにくい 画像表示パネルが汚れてい 画像表示パネルをクリーニングします ます。 (14-2 ページを参照 )。 画像表示パネルが劣化して お近くのカメラ販売店までお問い合わ います せください。 外部ビデオ モニタに画像が 表示されない 2
付録 D: 保証について カメラをご使用の前に、以下の保証規定をよくお読みください。 この規定に同意いただけない場合、カメラを未使用のまま、付 属品とともに梱包してご返品ください。 コダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/c デジタルカメラ この保証内容は日本国内でのみ有効です。 保証期間内に使用説明書、本体ラベル等の注意書きにしたがっ て正しく使用されて故障した場合に、無償で修理させていただ きます。保障期間は、本製品を購入された日から 1 年間です。 保証期間中に本製品が、部品および生産工程における欠陥によ り、正常な動作をしない場合、コダックは本規定の条件、制限 にしたがい、無償で修理、または部品の交換を行います。この 無償修理には、それに伴う労力、交換部品の費用も含まれます。 本製品の部品交換を行う場合、交換部品として再生部品を使用 することがあります。またシステム全体を交換する必要がある 場合、再生されたシステムを使用することがあります。修理、 交換後の保証期間は、製品引渡し日から 30 日間です。これはも との保証期間を延長するものではなく、交換部品およびそれに かわる労力にのみ適
保証について 保証の制限 保証期間内での無償での修理または部品交換は、本製品に対し てコダックが負う唯一の義務です。 保証書にお買い上げ年月日、お名前、販売店名の記入がない場 合、修理または部品交換を無償で受け付けることはできません。 修理、部品交換のために本製品をお送りいただく場合、輸送中 の紛失、損傷についてコダックは一切の責任を負いません。 しっかりと梱包し、お客様ご自身の責任でお送りください。 本製品をお送りいただく場合の梱包の不備による損傷に対して コダックは一切の責任を負いません。 • 火災、地震、水害、落雷、その他天災地変、および公害や異 常電圧による故障、損傷 • コダックから販売されている専用アクセサリー以外を使用し たことによる故障および損傷 • 不当な修理や改造 • 使用上の誤り • ユーザーズガイドにしたがわない操作 D-2 2003 年 12 月 3 日
保証について 製品性、特定の目的への適合性に対して保証はいたしません。 本製品の購入、使用、誤動作から生じる損害について一切の責 任は負いません。またカメラの使用、誤動作による収益の損 失、カメラ使用上の過失、代替機の準備にかかる費用、サービ ス費用、顧客からの損害請求などに対する責任も負いません。 日本国外での保証 本保証規定は日本国内のみで有効です。 お客様相談センター / 修理窓口 本製品に関するお問い合わせ、または修理のご依頼は、本製品 をご購入された販売店までお問い合わせください。 コダック製品に関するお問い合わせは、コダックお客様相談セ ンターまでお願いいたします。 コダックお客様相談センター:03 - 5540 - 9001 営業日:祝日を除く月~金 9:30 ~ 17:30 修理のときにカメラを送っていただくときには、購入したとき と同じ状態で梱包してください。十分に注意して梱包してくだ さい。輸送の際の梱包における不備から生じた損傷に対してコ ダックは一切の責任を負いません。 コダックテクノサービス(株)東京ショップサービス: 〒 103-0024 東京都中央区日本橋小舟町 2-9 ヤ
保証について ウェブサイト コダック プロフェッショナルのウェブサイトでは、製品情報、 サポート情報など多くの情報を手に入れることができます。ま た最新のソフトウェア、ファームウェアなどをダウンロードす ることができます。 コダック プロフェッショナル ウェブサイト : http://www.kodak.co.jp/go/professional ダウンロードサービス : http://www.kodak.co.jp/go/DCSsoftware 登録サイト : http://www.kodak.co.
用語集 用語集 AF ( オート フォーカス ) 内臓のセンサーで、カメラは自動的にピントを合わせます。 AE ( 自動露出 ) カメラ内臓の露出計により、カメラはシャッター速度と / また は絞り値の組み合わせである適切な絞り値を決定します。 AE ( 自動露出 ) ロック カメラは自動露出ロックで露出値を決定し、記憶します。たと えば、被写体が中央にあり、コンポジションの露出値が決定し ている場合、コンポジションの変更があったり、被写体がスク リーンの中央から移動しても、背景の輝度は露出に影響を与え ません (AE ロック ボタンを使用してください。) AF ロック AF モードで、中心となる被写体の焦点をロックできます。たと えば、ファインダーの中央にお好みの被写体を配置します。同 じ設定で焦点がロックしている状態で、被写体を脇に配置しな おし、写真を撮影します。( この機能を使うにはシャッター ボ タンを半押ししてください。) EV ( 露出値 ) 一定の露出に対する光量を表す数値。これは写真の被写体の輝 度と撮像素子の感度に左右されます。写真の被写体が明るいと、 露出値は大きくな
用語集 PAL ビデオの標準方式で、毎秒 30 フレーム ( インターレース方式 ) の垂直走査周波数を持つ複合ビデオ信号です。各フレームは 525 本の走査線があり、1600 万の異なった色を持てます。 PAL (Phase Alternating Line) のビデオ形式は、主にオーストラリア や一部の極東地域、フランスを除くヨーロッパで使用されて います。PAL は 635 本の走査線を持ち、毎秒 25 フレームで表示 されます。 Raw 画像 Raw 画像フォーマットはカメラの画像センサーから直接送られ るデータです 画像がコンピュータへ送信される前はカメラ内部 の処理は行われません。 色温度 光源から作り出される光の明暗の数式。色温度の基準単位は、ケ ルビン温度 (K)。低い色温度は暖かく、黄色または赤系の光を表 すのに対し、高い色温度は冷たく、青系の光を表します。タング ステンの光の標準的な色温度は 3200 K、パソコンは 9300 K です。 自動電源オフ カメラの調整つまみを触らなければ、バッテリー節約のため自 動的にカメラの電源が切れます。 絞り レンズ内側のアイリス絞
用語集 します。 ホワイト バランス 人間の目と大脳は、光源の強度だけでなく、その色の特徴と いった光の状況の変化に適応するので、物体の色は正常、また は正確に見えるのです。たとえば、白い物体は太陽光線の下で あれ、タングステン、または蛍光のイルミネーションの下あっ ても、白く見えます。カメラを調節すれば、異なったタイプの イルミネーションの下でも、色は正確に現れます。この調節は ホワイト バランスと呼ばれます。 マイクロドライブ IBM により開発されたマイクロドライブは CompactCard メモリ スロットに取り付ける小さなハード ディスクです。マイクロ ドライブは Type II CompactFlash フォーム ファクタに組み込まれ ています。 撮像素子に届く光の量 露出は絞りとシャッター速度の組み合わ せで制御されます。 露出 露出補正 露出モード 2003 年 12 月 3 日 この機能で意図的に写真をオーバー露出にしたり、アンダー露 出にできます。 プログラム オート : カメラは正確な露出のためシャッター速度 と絞りを設定します。 シャッター優先自動 : シャッター速度を選
用語集 G-4 2003 年 12 月 3 日
索引 数字 O 4-way スイッチ、2-7 OK ボタン、2-8 A S AE ロック、7-16 SD カード、6-1 SECURE DIGITAL カード、6-1 C CF カード、6-1 COMPACTFLASH カード、6-1 CR 2032 コイン型リチウム電池、3-6 D DCS Pro SLR/c 上面、2-2 前面、2-1 側面、2-3、2-4 底面、2-3 電源を入れる、2-6 背面、2-2 メディアドア、2-4 I ISO、5-19 画像表示パネルを使用して設定する、5-19 カメラの制御機構を使用して設定する、5-19 ベーシック モードでの設定、4-4 J JPEG 解像度、6-12 画質、6-13 L LCD 低温下での応答時間、14-5 M MMC カード、6-1 MULTIMEDIA カード、6-1 2003 年 12 月 19 日 V VCCI、1-6 あ 安全上の注意、1-3 い イメージャー クリーニング、14-3 インターバル撮影、5-16 設定の変更、5-17 え 液晶モニター 画像表示パネル、2-10 上部表示パネル、2-10 背面表
索引 Raw、4-6、6-12 ベーシック モードでの設定、4-6 外部ビデオ、12-1 接続、12-1 有効化、12-2 拡張端子、2-21 カスタム設定、5-3 カスタム設定表、5-3 画像 削除、11-11 タグを付ける、11-12 表示、画像の表示を参照 画像にタグを付ける、11-12 画像の削除、11-11 画像のシャープネス、6-16 画像の選択、11-7 画像の表示、11-1 外部ビデオ、12-1 画像表示モードの選択、11-1 ズーム表示モード、11-4 照度計の十字ポインタ、11-5 ズーム対象領域の有効化または無効 化、11-4 ヒストグラム モード、11-3 複数画像モード、11-5 ブラウズ、11-7 画像のブラウズ、11-7 画像表示パネル、2-10 表示する、2-11 画像表示モード メニュー、表示時間の変 更、11-2 画像、選択、11-7 カメラ クリーニング、14-2 上面、2-2 前面、2-1 側面、2-3、2-4 底面、2-3 電源を入れる、2-6 取り扱い、14-1 背面、2-2 保管、14-5 メディアドア、2-4 カメラに電源を入れる、3-1 コダック プロフェッ
索引 自動露出ブラケティング、7-18 視度調整、2-19 絞り優先自動露出モード、7-11 シャッター優先 AE モード、7-12 仕様、A-1 上部表示パネル、2-10 ショートカット 背面表示パネル、2-15 ホットキー、2-16 初期設定、リセット、5-13 ジョブトラッカー、5-10 カメラのメモリからファイルを読み込 む、5-12 コンピュータのファイルをメモリ カードに保 存する、5-10 ファイルをメモリ カードから読み込む、5-11 シンクロ端子、2-21 す ズーム、11-4 ズーム表示モードのズーム対象領域 有効化と無効化、11-4 ズーム表示モード、11-4 ステータス バー、11-5 ステータスボタン、2-9 ストラップ、2-23 そ ソフトウェア コダック プロフェッショナル DCS Camera Manager、9-6 コダック プロフェッショナル DCS ERI File Format Module、9-5 コダック プロフェッショナル DCS Photo Desk、9-5 た タグ / 録音ボタン、2-9 縦位置シャッター ロックとロック解除、5-14 ち 長時間露
索引 ベーシック モードでの確認、4-10 ファイル JPEG 出力解像度、6-12 RAW 出力解像度、4-6、6-12 削除後のリカバリー、6-7 フォーマット、6-3 フォーマットの選択、6-3 命名、5-8 ファイルのリカバリー、6-7 ファインダー、2-6 フォーカス、8-1 ロック、8-4 フォーカス モード、8-1、8-2 マニュアル、8-4 フォルダ クロップ アスペクト比の設定、6-11 作成、6-10 撮影した画像の選択、6-9 命名、5-8 フォルダおよびファイルの命名、5-8 複数画像モード、11-5 ブラケティング、7-18 フラッシュ撮影、10-1 プログラム自動露出モード、7-8 へ ベーシック メニュー、使用法、4-2 ベーシック モード、4-1 ISO の設定、4-4 オーバー露光表示をオンまたはオフにす る、4-9 カードのフォーマット、4-7 解像度の設定、4-6 画面コントラストの変更、4-8 時刻と日付の設定、4-13 設定、4-2 デジタル表示パネル、4-3 ファームウェア バージョンの確認、4-10 ファームウェアの更新、4-11 メニュー オプションへのホッ
索引 ろ 露出、7-1 露出測光システム、7-7 選択、7-7 露出補正、7-17 露出モード 画像の撮影、7-7 絞り優先自動、7-11 シャッター優先自動、7-12 プログラム自動、7-8 マニュアル、7-13 ロック、フォーカス、8-4 わ ワークフロー、9-1 カメラがコンピュータに接続されていない場 合、9-1 画像の転送、9-4 画像の編集、9-4 撮影、9-3 装置と媒体の準備、9-2 テスト画像の撮影および評価、9-3 時々の確認、9-4 カメラがコンピュータに接続されている場 合、9-6 画像の転送、9-4 画像の編集、9-6 コンピュータおよび電源への接続、9-6 撮影、9-6 撮影ソフトウェアの起動、9-6 装置と媒体の準備、9-6 テスト画像の撮影および評価、9-6 時々の確認、9-6 2003 年 12 月 19 日 I-5
索引 I-6 2003 年 12 月 19 日