User's Manual
はじめに
30 Intel
®
PRO/Wireless 2011
アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド
じて鍵とこのテキストを数学的に結み合わせることにより、暗号化または
スクランブルを行います。この後、このデータをネットワークを介して送
信します。受信側のデバイスは、この暗号テキストを解読またはスクラン
ブル解除し、元のメッセージを生成します。不正ユーザは、このアルゴリ
ズムを知ることはできますが、適切な鍵がなければ暗号データを解読でき
ません。鍵を持っているのは送信データの送信者と受信者だけです。
インテルは、
IEEE 802.11
の第
8
項に規定されている
WEP(Wired Equipment
Privacy)
アルゴリズムを使用して暗号化および解読を行います。
WEP
で
は、プレーン・テキストの暗号化および解読の両方に対して同じ鍵を使用
します。通常は、外部の鍵管理サービスが鍵を配布します。この鍵は、セ
キュリティを保つために、定期的に変更する必要があります。
IEEE 802.11
には、
オープン・システム
と
共有鍵
という
2
種類の
認証方式
が規定されています。
オープン・システム認証方式
は、ヌル認証アルゴリ
ズムです。
共有鍵認証方式
は、
AP
と
MU
の双方が
認証鍵
を共有して元の
メッセージに対して
チェックサム
を実行するアルゴリズムです。
デフォルトでは、
IEEE 802.11
対応のデバイスは、任意の無線デバイスが
認証なしで
AP
と関連付け可能な
オープン・システム・ネットワーク
上で
動作します。無線デバイスは、有効な共有鍵があれば
AP
と関連付けでき
ます。
認証管理メッセージ
(
パケット
)
はユニキャストされ
(
つまり、認
証メッセージは
1
つの
AP
から
1
つの
MU
に対してのみ送信されます
)
、
ブロードキャストやマルチキャストは行われません。
1.3.11 HTTP
、
HTML Web
サーバのサポート
HTTP(Hypertext Transfer Protocol)
は、
Web
のネイティブ言語です。
HTTP
プ
ロトコルは、ブラウザ
(
ユーザ
)
からサーバへの要求を生成し、サーバか
らブラウザへの応答を返します。この機能により、
Web
ベースのフォー
マットを使用して、設定やファームウェアのダウンロードを行うことがで
きます。
Web
ページは、
HTML(Hypertext Markup Language)
で書かれています。
HTML
を使用すると、テキスト、グラフィック、ポインタ、または他の
Web
ページやページ
/
ドキュメント内の任意の位置に対するリンクなどを
含む
Web
ページを作成できます。ポインタは、
URL(Uniform Resource