User's Manual

はじめに
Intel
®
PRO/Wireless 2011
アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド
29
メッセージおよびマルチキャスト・メッセージをバッファリングすると、
DTIM
間隔値
とともに次の
DTIM
を送信します。
DTIM
通知によって
PSP
モードの
MU
がスリープ状態にならないようにするには、
PSP
モードの値
DTIM
の値以下にしてください。
PSP
モードの
MU
は、ビーコンを受信
してウェイクアップし、ブロードキャスト・メッセージおよびマルチキャ
スト・メッセージの受信状態になります。
TIM
は、圧縮されたバーチャル・ビットマップで、メッセージをバッファ
リングしている
PSP
モードの
AP
に関連付けされ
MU
を識別します。
AP
TIM
を送信すると、
MU
はポーリング要求を送信します
MU
は、
ブロードキャスト・インジケータ・ビット・セットを持つビーコンから
DTIM
カウント
のフィールド値を確認することにより、次の
DTIM
が送信
される前に残っているビーコン数を認識できます。これにより、
MU
は、
DTIM
および後続の
BC/MC
パケット送信
用のレシーバをオンにすること
できます。
1.3.10
データの暗号化
有線または無線ネットワーク上で動作する
Intel PRO/Wireless 2011 LAN
バイスには、情報が盗聴される危険が伴ないます。このような危険は、不
正ユーザが情報を不法に取得するために誰かの情報を盗聴することによっ
て生じます。物理的な接続が行われない無線接続の場合は特に、このよう
な盗聴の被害を受けやすくなります。
暗号化
は、情報の盗聴を防ぎ、データのセキュリティを向上させる上で
最も効率的な手段です。暗号化を行うには、情報のスクランブルおよび
コード化が必要です。通常、この処理は、ネットワークを介して情報を送
信する前に、
アルゴリズム
と呼ばれる数式を使用して行います。アルゴ
ズムは、データをスクランブルするための命令または数式の集合です。
は、データの暗号化または解読を行うためにアルゴリズムによって使用さ
れる特定のコードです。
解読
は、受信した暗号データの復号およびスク
ンブル解除を表します。
通常、ホスト・コンピュータまたはフロントエンド・プロセッサ
(
同じデ
バイスを表します
)
は、暗号化および解読の両方を行います。暗号化と解
読のどちらを行うかは、データの送受信の方向によって決まります。これ
らのデバイスは、プレーン・テキストを用意し、通常はアルゴリズムに応