User's Manual
はじめに
24 Intel
®
PRO/Wireless 2011
アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド
MU
は、セルの変更やローミングが必要になるまで、この
AP
との通信を
続けます。
MU
は、起動時にフルスキャンを行います。フルスキャンを行う際は、
チャネルのシーケンシャル・セットをスキャン範囲として使用します。こ
の範囲内の各チャネルに対し、
CCA(Clear Channel Assessment)
をテストし
ます。通信可能なチャネルが見つかると、
MU
は、
Net_ID(ESS)
およびブ
ロードキャスト
BSS_ID
とともにプローブをブロードキャストします。
AP
からプローブ応答を受け取ると、
MU ACK(Mobile Unit Acknowledgement)
を送信し、近接度に応じて分類された
AP
テーブルに
AP
を追加します。
AP
パケットの送信に失敗すると、同じチャネルに対してもう一度
MU
プ
ローブを送信します。制限時間内に応答を受け取ることができなかった場
合は、シーケンス内の次のチャネルにプローブを送信します。受信範囲内
のすべてのチャネルにプローブが送信されるまで、このプロセスが繰り返
されます。
MU
は、予想されるビーコンが確認できなかったり、再送回数が限度を越
えたりすると、設定されている時間間隔で部分的スキャンを行います。こ
のスキャンでは、近くにある
AP
として
AP
テーブルに分類されている
AP
をスキャンします。
MU
は、各チャネルに対して
CCA
をテストします。
MU
は、チャネルが送信可能であれば、
Net_ID(ESS)
およびブロードキャ
スト
BSS_ID
とともにプローブをブロードキャストします。
MU
は、
AP
か
らのプローブ応答に対して
ACK
を返送し、
AP
テーブルを更新します。
AP
パケットの送信に失敗すると、
MU
は同じ同じチャネルに対してもう
一度プローブをブロードキャストします。制限時間内にプローブ応答を受
け取ることができなかった場合、その
AP
を範囲外の
AP
として
AP
テー
ブルに分類します。このプロセスは、近くにある
AP
として
AP
テーブル
に分類されているすべての
AP
に対して行われます。
MU
は、
AP
を切り替えることにより、通信範囲内でのローミングが可能
です。ローミングが行われるのは、以下のような場合です。
•
関連付けされていない
MU
が、使用可能な
AP
と関連付けまたは再度
関連付けしようとした場合
•
サポートされている転送レートが変わったり、
MU
がより速い転送
レートの別の
AP
を見つけた場合