User's Manual
はじめに
14 Intel
®
PRO/Wireless 2011
アクセス・ポイント製品リファレンス・ガイド
AP
の内部スタック・インターフェースは、
AP
に宛てられたすべてのメッ
セージを処理します。
各
AP
には、
転送
を簡単に行うために、宛先およびインターフェースに関
する情報が保存されています。
AP
は、
ARP(Address Resolution Protocol)
要
求パケットが送られてくると、このパケットの受信インターフェースでは
なく、すべての有効なインターフェース
(
イーサネット、
PPP
、無線、
WLAP)
を介してこのパケットを転送します。
AP
データベースは、
ARP
応
答パケットを受信すると、宛先アドレスとともに受信インターフェースを
記録します。
AP
はこの情報を使用して、あらゆる送信パケットを正しい
宛先に転送します。宛先が未知のパケットは、イーサネット・インター
フェースに転送されます。
送信されてきた
ARP
要求パケットは、他の
MU
にエコーバックされます。
指定時間内に使用されなかった宛先またはインターフェースは、データ
ベースから削除されます。これらの宛先またはインターフェースに対する
送受信が行われると、データベースはリフレッシュされます。
フィルタリングとアクセス制御
AP
は、
AP
と関連付けする
MU
や、
AP
を介して転送されるデータ・パ
ケットを制限する機能を備えています。フィルタを使用して無線ネット
ワークからブロードキャスト
/
マルチキャスト・パケットを除去すること
により、ネットワーク・セキュリティを確立したり、パフォーマンスを向
上させたりできます。
ACL(Access Control List)
には、
AP
との関連付けが許可されている
MU
の
MAC
アドレスが記載されています。
ACL
を使用することにより、不正ア
クセスを防いで、セキュリティを確立することができます。