Japanese Product Guide
規格準拠
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鉛フリー 2LI/Pb フリー 2LI ボード
電子業界は欧州連合 (EU) の有害物質の使用制限指令 (RoHS) 適合製品へと移行しつつありま
す。RoHS 指令は 6 種類の物質の使用を制限しています。そのうちの 1 つが鉛です。鉛は、
RoHS 制限物質の中で最も一般的に使用されており問題の多い物質です。
RoHS では、電子製品の非常に限られた場所で鉛の使用が例外的に許可されています。許容され
る最大鉛濃度レベル値 1000 ppm が RoHS 準拠の電子製品に対して策定されています。
鉛フリー/Pb フリーは、RoHS 準拠製品のニックネームとしてよく使用 (誤用) されています。こ
の場合、「鉛フリー/Pb フリー」とは RoHS 規制で要求されている鉛分が取り除かれていること
を意味し、1000 ppm 未満の不純物としての鉛分が含有されている可能性はあります。
「鉛フリー 2LI/Pb フリー 2LI」という語は、鉛フリーのセカンドレベル・インターコネクト
(2LI) を意味します。コンポーネントのプリント基板への接続に使用されるボール、リード、パッ
ドは鉛フリーですが、ファーストレベル・インターコネクト (FLI) は鉛フリーではありません。
FLI での鉛の使用は、RoHS の「フリップチップ」または「ダイダンプ」インターコネクト例外と
して許容されています。
インテル・デスクトップ・ボード DP55WG は、鉛フリー・セカンドレベル・インターコネクト
製品です。
表 19 は、ボードおよび関連資料に表示される鉛フリー・セカンドレベル・インターコネクト・マ
ークを示します。これらのマークは JEDEC 規格 J-STD-609 「Marking and Labeling of
Components, PCBs and PCBAs to Identify Lead, Lead Free and Other Attributes (鉛、鉛
フリー、その他の属性を識別するためにコンポーネント、PCB、PCBA に付けられるマーキングお
よびラベル)」に基づくものです。
インテルの鉛フリーへの取り組みの詳細については、下記を参照してください。
http://www.intel.com/technology/silicon/leadfree.htm
。