User's Manual
メモリーの問題
v 問題が解決するまで、「アクション」の欄の推奨アクションを、リストされている順に実行してください。
v どのコンポーネントがお客様による交換が可能な部品 (CRU) か技術員により交換される部品 (FRU) かを判断する
には、 59 ページの『第 3 章 System x3105 Type 4347 の部品リスト』を参照してください。
v 処置のステップの前に「(トレーニングを受けたサービス技術員のみ)」とある場合は、そのステップはトレーニン
グを受けたサービス技術員のみが実行する必要があります。
現象 処置
表示されるシステム・メモリー
容量が、取り付けた物理メモリ
ー容量より少ない。
1. 以下の点を確認します。
v システム・ボード上のエラー LED が何も点灯していない。
v メモリー・モジュールが正しく取り付けられているか。
v 正しいタイプのメモリーが取り付けられているか。
v メモリーを変更した場合には、Configuration/Setup ユーティリティー・プログ
ラムを使用して、メモリー構成を更新した。
v すべてのメモリー・バンクが使用可能になっている。サーバーが問題を検出
したときにメモリー・バンクを自動的に使用不可にしたか、メモリー・バン
クが手動で使用不可にされた可能性があります。
2. POST エラー・ログでエラー・メッセージ 289 がないかどうかを確認します。
v DIMM がシステム管理割り込み (SMI) によって使用不可にされていた場合
は、その DIMM を交換します。
v ユーザーまたは POST により DIMM が使用不可にされた場合は、
Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムを実行して、その DIMM
を使用可能にします。
3. メモリー診断を実行します。
4. サーバーのメモリーが最小構成 (512 MB DIMM が 1 つ) より多く取り付けら
れている場合は、メモリー・ミスマッチがないか、また取り付けた DIMM の数
が正しいか調べます (オプションのメモリー・モジュールの取り付けに関して詳
しくは、「
ユーザーズ・ガイド
」を参照してください)。
5. 以下のコンポーネントを取り付け直します。
a. DIMM
b. (トレーニングを受けたサービス技術員のみ) システム・ボード
6. ステップ 5 にリストされたコンポーネントを、リストに示された順序で一度に
1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを再始動します。
36 IBM System x3105 Type 4347: 問題判別の手引き