ERserver xSeries 225 Type 8649 ユーザーズ・ガイド
ERserver xSeries 225 Type 8649 ユーザーズ・ガイド
お願い 本書および本書がサポートする製品をご使用になる前に、 29 ページの『付録 B. 特記事項』に記載 されている情報をお読みください。 本マニュアルに関するご意見やご感想は、次の URL からお送りください。今後の参考にさせていただきます。 http://www.ibm.com/jp/manuals/main/mail.html なお、日本 IBM 発行のマニュアルはインターネット経由でもご購入いただけます。詳しくは http://www.ibm.com/jp/manuals/ の「ご注文について」をご覧ください。 (URL は、変更になる場合があります) お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示さ れたりする場合があります。 原 典: ERserver xSeries 225 Type 8649 User’s Guide 発 行: 日本アイ・ビー・エム株式会社 担 当: ナショナル・ランゲージ・サポート 第1刷 2004.
目次 安全について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . v 第 1 章 IBM xSeries 225 Type 8649 サーバーの概要 . 関連資料 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 本書で使用する注記 . . . . . . . . . . . . . . 機能および仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . サーバーが提供する機能 . . . . . . . . . . . . . 信頼性、可用性、保守容易性 . . . . . . . . . . . デバイス・ドライバーとファームウェアの更新 . . . . IBM Director . . . . . . . . . . . . . . . . . サーバー制御用各種ボタン、LED、および電源. . . . . サーバーの電源機能 . . . . . . . . . . . . . . サーバーの電源を入れる . . . . . . . . . . . サーバーの電源を切る . . . . . . . . . .
電源コード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 34 索引 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
安全について Before installing this product, read the Safety Information. Antes de instalar este produto, leia as Informações de Segurança. Pred instalací tohoto produktu si prectete prírucku bezpecnostních instrukcí. Læs sikkerhedsforskrifterne, før du installerer dette produkt. Lees voordat u dit product installeert eerst de veiligheidsvoorschriften. Ennen kuin asennat tämän tuotteen, lue turvaohjeet kohdasta Safety Information. Avant d’installer ce produit, lisez les consignes de sécurité.
Antes de instalar este produto, leia as Informações sobre Segurança. Antes de instalar este producto, lea la información de seguridad. Läs säkerhetsinformationen innan du installerar den här produkten.
安全について vii
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安全について ix
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危険: 本製品のケーブルおよび本製品用のアクセサリーに付いているケーブルを扱 う際には、カリフォルニア州においてがん、先天性異常、または他の生殖系障害の 原因となることが疑われている化学物質の鉛が露出しているため注意してくださ い。ケーブルを扱った後は手を洗ってください。 重要: すべての「注意」と「危険」の注意書きには番号が付いています。この番号は、英 語の Caution と Danger と対応する翻訳文の「注意」と「危険」を相互参照するの に使用します。 たとえば、「Caution」の注意書きに数字の 1 が付いていた場合、IBM Safety Information 小冊子を見ればその注意書きに対応した 1 の翻訳文が見つかります。 この資料で述べられている手順を実施する前に「注意」と「危険」の注意書きをす べてお読みください。もし、サーバーあるいはオプションに追加の安全情報がある 場合はその装置の取り付けを開始する前にお読みください。 安全について xi
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第 1 章 IBM xSeries 225 Type 8649 サーバーの概要 IBM® Eserver xSeries 225 Type 8649 サーバーは、 IBM X-Architecture™ テクノロ ジーを基にした高性能サーバーです。マイクロプロセッサーのアップグレードを通 して、対称多重処理 (SMP) サーバーにアップグレードすることが可能です。優れた マイクロプロセッサー性能、効率的なメモリー管理、柔軟性、信頼性の高いデー タ・ストレージが必要とされるネットワーク環境に理想的な製品です。 性能や、使いやすさ、信頼性、拡張機能は、このサーバーを設計する上での主な考 慮事項でした。これらの設計上の特長により、お客様の今日のニーズに合わせてシ ステム・ハードウェアをカスタマイズすることができ、将来のために柔軟な拡張機 能が提供されます。 ご使用のサーバーは Enterprise X-Architecture テクノロジーを使用しており、それに よりパフォーマンスと信頼性の向上が促進されます。詳しくは、 4 ページの『サー バーが提供する機能』および 6 ページの『信頼性、可用性、保守容易性』を参
ご使用のサーバーのモデルによっては、追加の資料が IBM xSeries Documentation CD に入っている場合があります。 ご使用のサーバーには、お客様が受け取った資料には記載されていないフィーチャ ーが付いている場合があります。このようなフィーチャー情報を記載するために資 料が時々更新されるか、またはご使用のサーバー資料には記載されていない情報を 追加するために技術更新が入手可能になる場合があります。このような更新は IBM Web サイトから入手できます。以下の操作を行って、更新済み資料または技術更新 があるかどうかを調べます。 1. http://www.ibm.com/pc/support/ にアクセスします。 2. 「Learn」セクションで「Online publications」をクリックします。 3. 「Online publications」ページ上にある「Brand」フィールドで「Servers」を選 択します。 4. 「Family」フィールドで「xSeries 225」を選択します。 5.
機能および仕様 次の表は、ご使用のサーバーの機能と仕様を要約したものです。ご使用のサーバー のモデルによっては、一部の機能が利用不能であったり、一部の仕様が適用されな い場合があります。 サーバーの Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムを使用して、システ ム・ボード上のマイクロプロセッサーのタイプを確認できます。 表 1.
サーバーが提供する機能 このサーバーは、SMP (対称多重処理)、データ・ストレージ、ディスク・アレイ・ テクノロジー、およびメモリー管理における最先端の技術を活用できるように設計 されています。以下に、このサーバーに組み込まれている特徴を説明します。 v IBM X-Architecture 設計 IBM X-Architecture テクノロジーは、実証済みの革新的な IBM 設計を結集し て、強力で、スケーラブルな、信頼性の高い Intel プロセッサー・ベースのサー バーを構築します。 X-Architecture 設計には、Chipkill™ メモリー (一部のモデル のみ)、ホット・スワップ可能なハード・ディスク・ドライブ、および障害予知 (PFA)® 機能が含まれます。 v SMP を使った優れたパフォーマンス このサーバーは、最大 2 個の Intel Xeon マイクロプロセッサーをサポートしま す。ご使用のサーバーには、マイクロプロセッサーが少なくとも 1 つ搭載されて います。マイクロプロセッサーが 1 つだけの場合は、追加のマイクロプロセッサ ーを取り付けることにより、パフォーマンスを
詳しくは、システム管理ソフトウェアに付属の資料を参照してください。オプシ ョンのリモート管理アダプター II の注文は、IBM 営業担当員または IBM 特約 店にお問い合わせください。 v 統合ネットワーク環境サポート サーバーのシステム・ボードには、Broadcom Gigabit Ethernet コントローラーが 搭載されています。このイーサネット・コントローラーには、 10-Mbps、 100-Mbps、または 1-Gbps ネットワークに接続するためのインターフェースが装 備されています。サーバーは 10BASE-T および 100/1000BASE-TX 環境のいずれ かを自動的に選択します。コントローラーは、イーサネット・ローカル・エリ ア・ネットワーク (LAN) 上でデータの送受信を同時に行うことができる全二重 (FDX) 機能を提供します。このコントローラーは、Wake on LAN® テクノロジー をサポートしています。 v 冗長接続 オプションのネットワーク・インターフェース・カード (NIC) を追加すると、冗 長イーサネット接続にフェイルオーバー機能を提供することができます。プラ
信頼性、可用性、保守容易性 サーバーの設計上の 3 つの重要な要素は、信頼性 (reliability)、可用性 (availability)、保守容易性 (serviceability) (RAS) です。 RAS 機能は、お客様のサー バーに保管されたデータが保全されること、お客様が必要とするときにいつでもサ ーバーが使用できるようになっていること、万一障害が発生してもお客様が容易に 診断・修理できることを確実にするためのものです。 ご使用のサーバーは、以下の RAS 機能を備えています。 v 部品 − 1 年間、人的作業 − 1 年間の限定保証 v Advanced Configuration and Power Interface (ACPI) v Advanced Desktop Management Interface (DMI) 機能 v ファン、電圧、熱などのコンポーネントに対する 7 つの標準アラートを提供する Alert Standard Format (ASF) サポート v バックアップ・イメージへの自動 BIOS リカバリー v 自動エラー再試行またはリカバリー v エラー検出時の自
v 冗長ホット・スワップ電源機構 (一部のモデル) v システム管理機能やモニター用のスタンバイ電圧 v 構成メニューからのシステム自動構成 v 前部ベゼル上のシステム・エラー LED とシステム・ボード上の診断 LED v アップグレード可能な基本入出力システム (BIOS) および POST コード v POST、BIOS、および読み取り専用メモリー (ROM) 常駐コード用のアップグレー ド可能なマイクロコード (ローカル側または LAN 経由) v 重要プロダクト・データ (VPD)、リモート保守を容易にする、不揮発性メモリー に保管されたシリアル番号情報および交換部品番号を含む。 v Wake on LAN 機能 v xSeries サーバー管理 デバイス・ドライバーとファームウェアの更新 UpdateXpress プログラムは、ほとんどの xSeries サーバーおよびサーバー・オプシ ョン用に用意されています。このプログラムは、サーバーでサポートされている、 インストール済みのデバイス・ドライバーおよびファームウェアを検出し、使用可 能な更新をインストールします。 UpdateXpress プ
IBM Director IBM Director を使用して、ネットワーク管理者は、次のことが行えます。 v リモート・システムのハードウェア構成の詳細を表示する。 v マイクロプロセッサー、ディスク、メモリーなど、重要なコンポーネントの使用 状況やパフォーマンスをモニターする。 v 各種のプラットフォーム上の IBM および IBM 以外の Intel ベース・サーバー、 デスクトップ・コンピューター、ワークステーション、モバイル・コンピュータ ーを、個別にまたは大きなグループとして、集中的に管理する。 IBM Director は、包括的な基本的ワークグループ・ハードウェア管理機能を提供し ます。主な機能は、次のとおりです。 v システムの可用性を最大化するための拡張自己管理機能 v 複数のオペレーティング・システム・プラットフォームのサポート。Microsoft Windows 98、Windows 2000、Windows XP Professional、Novell NetWare、IBM OS/2、SCO UnixWare、Linux、Caldera OpenUNIX が含まれます。 v IBM
この Web ページは、製品のライフ・サイクル全体を通してコスト削減と可 用性の向上を目指すIBM の拡張管理ツール・ポートフォリオにリンクして います。 サーバー制御用各種ボタン、LED、および電源 下の図は、サーバー上のコントロール・ボタンと LED を示しています。 AC 電源 LED この LED は、サーバーの一部のモデルの後部にある各ホット・スワップ電 源機構の上にあります。通常の動作時には、AC および DC 電源 LED の 両方がオンになっています。その他のすべての LED の組み合わせは、IBM xSeries Documentation CD に収録された「ハードウェア・メインテナンスお よびトラブルシューティング・ガイド 」を参照してください。 CD イジェクト・ボタン このボタンを押して、CD を CD-ROM ドライブから解放します。 CD-ROM ドライブ活動 LED この LED が点灯しているときは、CD-ROM ドライブが使用中であること を示します。 DC 電源 LED この LED は、サーバーの一部のモデルの後部にある各ホット・スワップ電 源機構の上にあります。通
イーサネット・リンク状況 LED この LED は、サーバーの後部のイーサネット・コネクター上にあります。 この LED が点灯しているときは、イーサネット・ポートにアクティブな接 続があることを示します。 イーサネット送受信活動 LED この LED は、サーバーの後部のイーサネット・コネクター上にあります。 この LED が点灯しているときは、サーバーとネットワーク間にアクティビ ティーが存在することを示します。 ハード・ディスク・ドライブ活動 LED この LED が点滅しているときは、ハード・ディスク・ドライブが使用中で あることを示します。 ホット・スワップ・ハード・ディスク・ドライブ活動 LED サーバーの一部のモデルでは、それぞれのホット・スワップ・ドライブに、 ハード・ディスク・ドライブ活動 LED が付いています。この緑色の LED が点滅しているときは、ドライブが使用中であることを示します。 ホット・スワップ・ハード・ディスク・ドライブ状況 LED 一部のサーバー・モデル上には、各ホット・スワップ・ハード・ディスクご とに状況 LED が付いています。あるドライブ用の状況 LED が連続的
サーバーの電源機能 サーバーが AC 電源に接続されているが、電源が入っていない場合、オペレーティ ング・システムを実行することはできず、コア・ロジックはすべてシャットダウン されています。ただし、サーバーは、サーバーの電源をオンにするように求めるリ モート要求には応答できます。電源オン LED が点滅しているときは、サーバーは AC 電源に接続されているが、電源が入っていないこと (スタンバイ・モード) を示 しています。 サーバーの電源を入れる 注: 1. サーバーの電源を入れる前に、モニターなどのすべての外部装置の電源を入れま す。 2.
ンについては、ご使用のオペレーティング・システムの資料を参照してください。 注: サーバーの電源をオフにした後、少なくとも 5 秒間待ってから、電源制御ボタ ンを押して再度サーバーの電源をオンにしてください。 次のいずれかの方法で、サーバーの電源を切ることができます。 v オペレーティング・システムからサーバーの電源を切る (オペレーティング・シ ステムがこの機能をサポートしている場合)。オペレーティング・システムの正常 シャットダウンの後で、サーバーの電源が自動的に切れます。 v 電源制御ボタンを押して、オペレーティング・システムの正常シャットダウンを 開始し、サーバーの電源を切る (オペレーティング・システムがこの機能をサポ ートしている場合)。 v オペレーティング・システムが機能を停止している場合、電源制御ボタンを 4 秒 以上押したままにして、サーバーの電源を切る。 v オプションのリモート管理アダプター II がサーバーに付いている場合、リモート 管理アダプター II のユーザー・インターフェースからサーバーの電源を切る。 v 重大なシステム障害に自動的に応答して、サーバーの電源が自動的に切れる
第 2 章 サーバーの構成 次の構成プログラムが、サーバーに付属しています。 v Configuration/Setup ユーティリティー このプログラムは、サーバーにある基本入出力システム (BIOS) コードの一部で す。このプログラムを使用して、シリアル・ポートの割り当ての構成、割り込み 要求 (IRQ) 設定の変更、起動装置の順序の変更、日時の設定、およびパスワード の設定を行うことができます。このユーティリティー・プログラムの使用法につ いての詳細は、 『Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムの使用』を 参照してください。 v IBM ServerGuide Setup and Installation CD この CD には、ご使用のサーバー用に設計されたソフトウェア・セットアップ・ ツールおよびインストール・ツールが入っています。ご使用のサーバーのインス トール時にこの CD を使用して、基本のハードウェア機能を構成します。この CD の使用について詳しくは、 18 ページの『ServerGuide Setup and Installation CD の使用』を参照
v エラー・ログの表示と消去 Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムの開始 次の手順を実行して、Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムを開始しま す。 1. サーバーの電源を入れます。 2. Press F1 for Configuration/Setup というプロンプトが表示されたら、F1 キー を押します。始動パスワードと管理者パスワードの両方を設定している場合は、 管理者パスワードを入力しないと、完全な Configuration/Setup ユーティリティ ー・メニューにアクセスできません。管理者パスワードを入力しない場合は、限 定された Configuration/Setup ユーティリティー・メニューが使用可能です。 3.
「Enable」です。装置を使用不可にした場合、その装置は構成できず、オペレー ティング・システムは装置を検出できません (これは、装置を切り離すのと同じ ことです)。オンボード SCSI コントローラーが使用不可にされ、SCSI アダプタ ーが取り付けられていない場合、サーバーは SCSI 機能を持ちません。イーサネ ット・コントローラーが使用不可にされ、イーサネット・アダプターが取り付け られていない場合、サーバーはイーサネット機能を持ちません。 この選択項目は、完全な Configuration/Setup ユーティリティー・メニューにのみ 含まれています。 v Date and Time この項目を選択して、サーバーの日付と時刻を 24 時間形式 (時:分:秒) で設定し ます。 v System Security パスワードを設定するときは、この項目を選択します。パスワードについての詳 細は、 17 ページの『パスワード』を参照してください。サーバーのカバーが取り 外されるたびに、シャシー侵入検出器がユーザーに警報を出すようにすることも できます。 – Power-on Password 始動パスワ
v Advanced Setup 拡張ハードウェア機能の設定を変更するときは、この項目を選択します。 重要: このオプションの構成が正しく行われていないと、サーバーが誤動作する 可能性があります。十分に注意して、画面の指示に従ってください。 – Power Management Setup この項目は、システム電源設定を使用可能または使用不可にするときに選択し ます。これには、Wake on LAN 機能のような自動パワーオン設定も含まれま す。 – Chipset Feature この項目は、システム・ボード上のコア・チップ・セットの機能を制御する設 定値を変更するときに選択します。 重要: IBM サービス技術員による指示がない限り、このオプションは変更し ないでください。 – Processor Control この項目は、マイクロプロセッサー・キャッシュおよびハイパー・スレッドを 使用可能または使用不可にするときに選択します。ハイパー・スレッドのデフ ォルト状態は「Enabled (使用可能状態)」です。 重要: IBM サービス技術員による指示がない限り、このオプションは変更し ないでください。 v
パスワード 「System Security」選択項目から、始動パスワードおよび管理者パスワードの設 定、変更、削除を行うことができます。「System Security」選択項目は、完全な Configuration/Setup メニューにのみ含まれています。 始動パスワードのみを設定している場合は、システムの始動を完了させるために、 始動パスワードを入力する必要があります。これにより、完全な Configuration/Setup ユーティリティー・メニューにアクセスできます。 管理者パスワードの使用目的は、システム管理者がこのパスワードを使用して、 Configuration/Setup ユーティリティーの全体メニューへのアクセスを制限することで す。管理者パスワードのみを設定している場合は、システムの始動を完了させるた めにパスワードを入力する必要はありませんが、Configuration/Setup ユーティリティ ー・メニューにアクセスするには、管理者パスワードを入力することが必要です。 ユーザー用の始動パスワードとシステム管理者用の管理者パスワードを設定してい る場合、どちらかのパスワードを入力
管理者パスワード 管理者パスワードを設定している場合、完全な Configuration/Setup ユーティリティ ー・メニューにアクセスするには、管理者パスワードを入力する必要があります。 パスワードには、最大 7 文字 (A∼Z、a∼z、0∼9 ) の任意の組み合わせを使用で きます。 ServerGuide Setup and Installation CD の使用 ServerGuide Setup and Installation CD では、IBM サーバー専用に設計された使いや すいセットアップおよびインストール・プログラムを提供しています。 ServerGuide プログラムは、サーバー・モデルおよび取り付けられているハードウェア・オプシ ョンを検出し、セットアップ時にその情報を使用してハードウェアを構成します。 ServerGuide プログラムは、更新デバイス・ドライバーを提供し、場合によってはそ れを自動的にインストールして、オペレーティング・システムのインストールを単 純化します。 ServerGuide の最新バージョンが入手可能になった場合、ServerGuide Setup
ServerGuide プログラムは、以下の機能を備えています。 v システム日付および時刻を設定します。 v 取り付けられた SCSI RAID アダプターまたはコントローラーを検出し、SCSI RAID 構成プログラムを実行する (RAID 機能付きオンボード SCSI コントロー ラーには適用されません)。 v ディスケットを使用せずに、ライセンス交付を受けた内部コード (ファームウェ ア) レベルを更新する。 v システム BIOS コードおよびサポートされるオプションのマイクロコード (ファ ームウェア)のレベルをチェックして、より新しいレベルを CD から入手可能か どうかを判別する。ディスケットを使用せずに更新できます。 v サーバー環境に合わせて SCSI RAID アダプター設定を容易に調整できるパフォ ーマンス最適化プログラムを提供する。 v デフォルト・ドライブ上にシステム区画を作成する。セットアップ後に、サーバ ー固有のユーティリティー・プログラムを実行できます。 v 取り付けられているハードウェア・オプションを検出し、ほとんどのアダプター およびデバイス用の更新デバイス・ドライバーを
– 「カスタム構成」方式は、サーバーに使用できるすべてのプログラムを表示 し、ユーザーがどのプログラムを実行するのかを決めます。 – 「複製構成」方式は、同じモデルである他のサーバーにセットアップ選択内容 を複製するオプションを提供します。 v 「カスタム構成」方式を選択する場合、以下の機能はオプションです。「エクス プレス構成」方式を選択する場合は、検出されたハードウェアに応じて、以下の 機能の一部または全部を実行します。 – 「日付と時刻の設定」機能が提供されているので、これらの設定値にアクセス するために Configuration/Setup ユーティリティー・プログラムを使用する必要 はありません。 – 「ハード・ディスクの消去」機能が提供されており、すべてのハード・ディス ク上のすべての区画を削除できます。サーバーに SCSI RAID アダプターが取 り付けられている場合、SCSI RAID アダプターの構成をデフォルトの工場設 定値に復元することを選択できます。 – ServerGuide プログラムが、サーバーの BIOS コードとサポートされているオ プション用のマイクロコード (ファーム
は限りません。どのモデルが実行するのかを調べるには、ServerGuide Setup and Installation CD を開始して、オンライン解説を表示してください。 セットアップが完了した後、サーバーを再始動し、プロンプトが表示されたら Alt+F1 を押すと、システム区画内のプログラムにアクセスできます。「システム区 画」メニューは、ご使用のサーバー・モデル上で使用できるプログラムを表示しま す。 標準的なオペレーティング・システムのインストール ServerGuide プログラムを使用すると、インストール時間を短縮できます。 ServerGuide プログラムは、インストールするハードウェアやオペレーティング・シ ステムに必要なデバイス・ドライバーを提供します。ここでは、標準的な ServerGuide オペレーティング・システムのインストール方法について説明します。 注: フィーチャーおよび機能は、 ServerGuide プログラムのバージョンによって少 し異なることがあります。 1.
注: 可用性および機能は、サーバー・モデルや取り付けられたハードウェアによっ て異なることがあります。 ハードウェア構成の選択内容が入っているセットアップ複製ディスケットを作成で きます。このディスケットを使用して、同じモデルの他のサーバーに構成の選択内 容を複製します。 オペレーティング・システム複製ディスケットも作成できます。ここには、複数の インストールを完了させるのに必要な情報が入ります。すべてのオペレーティン グ・システムがオペレーティング・システム複製ディスケットをサポートするわけ ではありません。 ServerGuide を使用しないオペレーティング・システムのインストール サーバーのハードウェアがすでに構成済みであり、ServerGuide プログラムを使用し てオペレーティング・システムをインストールしないことに決めた場合は、以下の 手順で、IBM Support Web ページから最新のオペレーティング・システム・インス トール説明書をダウンロードしてください。 1. http://www.ibm.com/pc/support/ にアクセスします。 2.
v ご使用のサーバーの RAID 機能付きオンボード SCSI コントローラーがサポート するのは、RAID レベル 1 だけであり、そのコントローラーにホット・スペア・ ドライブが取り付けられた場合です。オプションの ServeRAID コントローラー を取り付けると、その他の RAID レベルも使用可能です。 v ご使用のサーバーに ServeRAID コントローラーが取り付けられていると、 ServeRAID マネージャーを使って RAID 機能付きオンボード SCSI コントロー ラーを他のサポートされる RAID レベル用に構成できます。 v 「ServerGuide Setup and Installation」CD を使って、RAID 機能付きオンボード SCSI コントローラーは構成できません。 v RAID 1 のミラーリングされたペアを作成する場合、すべてのドライブは同一チ ャネル上に存在している必要があります。 v RAID 機能付きオンボード SCSI コントローラーを使用している場合に限り、オ ペレーティング・システムが 1 次ドライブ上にインストールされた後で、ミラー リングをセッ
SCSI ハード・ディスク・ドライブのフォーマット ロー・レベル・フォーマットは、ハード・ディスク・ドライブからデータをすべて 除去します。保管したいデータがある場合は、この手順を実行する前に、ハード・ ディスクをバックアップしてください。ドライブのフォーマットは、以下の手順で 行います。 注: SCSI ハード・ディスクをフォーマットする前に、それがミラーリングされた対 の一部でないことを確認してください。アダプターのリストから、ドライブをフォ ーマットするコントローラー (チャネル) を選択します。「Mirroring Properties」 を選択して、そのドライブのミラーリング値が「None」に設定されていることを確 認します。 1. アダプターのリストから、ドライブをフォーマットするコントローラー (チャネ ル) を選択します。 2. 「Device Properties」を選択します。 3. 矢印キー (↑ または ↓) を使用して、フォーマットするドライブを強調表示しま す。 4. 矢印キー (← または →) または End キーを使用して、右方向にスクロールしま す。 5.
Gigabit Ethernet コントローラーの構成 イーサネット・コントローラーは、システム・ボードに組み込まれています。この コントローラーは、10-Mbps、100-Mbps、および 1000-Mbps ネットワークに接続す るためのインターフェースを備え、ネットワーク上でデータの送受信を同時に行え る全二重 (FDX) 機能を提供します。サーバーのイーサネット・ポートが自動ネゴシ エーションをサポートしている場合、コントローラーは、ネットワークのデータ転 送速度 (10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T) を検出し、自動的にその速度で、 全二重または半二重モード (該当する方) で動作します。イーサネット・コントロー ラーは、チーミング、優先パケット、ロード・バランシング、フォールト・トレラ ンス、仮想 LAN などのオプション・モードをサポートして、パフォーマンス、セ キュリティー、およびスループットを向上します。これらのモードは、内蔵イーサ ネット・コントローラー、およびサポートされるイーサネット・アダプター上のコ ントローラーに適用されます。 ジャンパーを設定したり、コン
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付録 A.
http://www.ibm.com/pc/support/ に進み、指示に従ってください。資料については、 IBM Publications Ordering System の次のアドレスで注文できます。 http://www.elink.ibmlink.ibm.com/public/applications/publications/cgibin/pbi.cgi ヘルプおよび情報を WWW から入手する WWW 上では、 IBM Web サイトが IBM xSeries および IntelliStation 製品、サー ビス、およびサポートに関する最新情報を提供しています。 IBM xSeries 情報のア ドレスは、http://www.ibm.com/eserver/xseries/ です。 IBM IntelliStation 情報のアド レスは、http://www.ibm.com/pc/intellistation/ です。 IBM 製品のサポートされるオプションなどのサービス情報は次のアドレスで検索で きます。 http://www.ibm.
付録 B.
当版に関する特記事項 © Copyright International Business Machines Corporation 2004. All rights reserved.
サーバーの廃棄・譲渡時のハードディスク上のデータ消去に関するご注意 これらのサーバーの中のハードディスクという記憶装置に、お客様の重要なデータ が記録されています。従ってそのサーバーを譲渡あるいは廃棄するときには、これ らの重要なデータ内容を消去するということが必要となります。 ところがこのハードディスク内に書き込まれたデータを消去するというのは、それ ほど簡単ではありません。「データを消去する」という場合、一般に v v v v v データを「ゴミ箱」に捨てる 「削除」操作を行う 「ゴミ箱を空にする」コマンドを使って消す ソフトウェアで初期化(フォーマット)する 付属のリカバリー・プログラムを使い、工場出荷状態に戻す などの作業をすると思いますが、これらのことをしても、ハードディスク内に記録 されたデータのファイル管理情報が変更されるだけで、実際にデータが消された状 態ではありません。つまり、一見消去されたように見えますが、Windows® などの OS のもとで、それらのデータを呼び出す処理ができなくなっただけで、本来のデー タは残っているという状態にあるのです。 従いまして、特殊なデータ回復のための
重要事項 プロセッサーの速度とは、マイクロプロセッサーの内蔵クロック速度を意味します が、他の要因もアプリケーション・パフォーマンスに影響します。 CD-ROM ドライブ速度には、変わる可能性のある読み取り速度を記載しています。 実際の速度は記載された速度と異なる場合があり、最大可能な速度よりも遅いこと があります。 主記憶装置、実記憶域と仮想記憶域、またはチャネル転送量を表す場合、KB は約 1000 バイト、MB は約 1 000 000 バイト、GB は約 1 000 000 000 バイトを意味 します。 ハード・ディスクの容量、または通信ボリュームを表すとき、MB は 1 000 000 バ イトを意味し、GB は 1 000 000 000 バイトを表します。ユーザーがアクセス可能 な総容量は、オペレーティング環境によって異なります。 内蔵ハード・ディスクの最大容量は、IBM から入手可能な現在サポートされている 最大のドライブを標準ハード・ディスクの代わりに使用し、すべてのハード・ディ スク・ベイに取り付けることを想定しています。 最大メモリーは標準メモリーをオプション・メモリー・モジュールと取
バッテリー・リターン・プログラム この製品には、密封された鉛酸、ニッケル・カドミウム、ニッケル水素、リチウ ム、およびリチウム・イオン・バッテリーが含まれている場合があります。特定の バッテリー情報については、お手元のユーザー・マニュアルまたはサービス・マニ ュアルを参照してください。バッテリーは、正しくリサイクルするか廃棄する必要 があります。リサイクル施設がお客様の地域にない場合があります。米国以外での バッテリーの廃棄については、 http://www.ibm.com/ibm/environment/products/batteryrecycle.
電源コード IBM は、IBM 製品を安全に使用するための、接地接続機構プラグ付き電源コードを 提供しています。感電事故を避けるため、常に正しく接地されたコンセントで電源 コードおよびプラグを使用してください。 34 xSeries 225 Type 8649: ユーザーズ・ガイド
索引 日本語, 数字, 英字, 特殊文字の順に配列されてい ます。なお, 濁音と半濁音は清音と同等に扱われて います。 [ア行] アダプター、仕様 3 イーサネット 活動 LED 10 構成 25 システム・ボードに組み込まれた 25 チーミング 25 ハイパフォーマンス・モード 25 モード 25 リンク状況 LED 10 イーサネット・コントローラーの構成 25 イジェクト・ボタン ディスケット 9 CD-ROM 9 温度 3 オンライン資料 2 [カ行] 開始 サーバー 11 LSI Logic Configuration ユーティリティー 23 拡張セットアップ 16 可用性機能 6 環境 3 関連資料 1 「危険」の注記 2 機能 サーバー 3, 4 信頼性、可用性、保守容易性 6 ServerGuide 19 キャッシュ制御 16 コア・チップ・セット制御 16 構成 イーサネット 25 Configuration/Setup ユーティリティー 13 LSI Logic Configuration ユーティリティー 13 ServeRAID プログラム 13 ServerGuide Setup
IBM Configuration/Setup ユーティリティー・プログラム (続き) 使用 13 メニュー選択項目 14 IBM Director 8 パスワード 使用 17 設定 15 忘れる、始動パスワードを 17 発熱量 3 ビデオ 3 ビデオ・コントローラー 3 ファームウェア、更新 7 複数のサーバーのセットアップ 21 プロセッサー制御 16 放出音響ノイズ 3 保守容易性機能 6 ホット・スワップ・ドライブ、仕様 3 L LED ハード・ディスク・ドライブ活動 10 AC 電源 9 DC 電源 9 LSI Logic Configuration ユーティリティー 13 開始 23 ハード・ディスクのフォーマット 24 LSI Logic Configuration を使用したハード・ディスクの フォーマット 24 [マ行] マイクロプロセッサー キャッシュ 16 仕様 3 メモリー仕様 3 モード、イーサネット N 25 NOS インストール ServerGuide を使用しない 22 ServerGuide を使用する場合 21 [ヤ行] ユーティリティー ServeRAID マ
W Web サイト ServerGuide 18 索引 37
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部品番号: 90P1769 Printed in China 古紙配合率 100% の再生紙を使用しています (1P) P/N: 90P1769