HP Systems Insight Manager HP-UX用 インストール/コンフィギュレーション ガイド
HP SIMの監査ログ設定
概要
HP SIMの監査ログでは、複数の機能を設定できます。たとえば、データをログに記録するツー
ル、および最大監査ログ ファイル サイズを指定できます。HP SIMの監査ログは log.properties
ファイルで設定し、ログに記録するツールを有効または無効に設定する場合は、XMLツール定
義ファイルで行います。
ツールの動作 XMLツール定義ファイルには、単一システム対応(SSA)コマンド ツールと
マルチシステム対応(MSA)コマンド ツールのログを無効にするオプションがあります。コマ
ンド要素のログ属性では、コマンドの結果をHP SIMログ ファイルに出力するかどうかを指定
します。コマンド出力はデフォルトでログに記録されます。
監査ログ パラメータ log.propertiesファイルでは、次の監査ログ パラメータを設定できま
す。
●
ファイル名
●
ファイル拡張子
●
最大ファイルサイズ(MB)
●
ロール オーバ名のファイル拡張子
●
監査ログに書き込む項目をキューに入れるために割り当てるメモリ量
監査ログの場所 監査ログの場所は、path.propertiesファイルで設定できます。
実装
log.propertiesファイルに加えた変更は、ログ マネージャ デーモンまたはサービスを再起動す
るまでは有効になりません。mxstopおよびmxstartを使用して、HP SIMデーモンを再起動し
ます。
注意:
キュー サイズを変更するときは、十分に注意する必要があります。キュー サイ
ズの設定値が大きすぎると、ログ マネージャにより大量のシステム メモリが消
費される可能性があります。
注記:
監査ログ ファイルが最大サイズに達すると、ログ ファイルの拡張子が
MX_LOGROLLFILEEXTに変更されて、新しいファイルへの書き込みが開始されま
す。前バージョンのファイルがすでにMX_LOG_ROLLFILEEXT拡張子に変更されて
いた場合は、そのファイルは、監査ログ ファイルの自動ロール オーバになりま
す。ロール オーバは、タスクの実行が完了するまで行われません。ただし、最
大ファイル サイズを超えてから1時間が経過してもタスクが完了しない場合は、
監査ログ ファイルは別のファイルにロール オーバされます。
監査ログを設定するには、次のように操作します。
85
設定オプション