HP 6400/8400 Enterprise Virtual Array ユーザーガイド - Japanese (5697-2032, July 2012)

ストレージシステム構成の大幅な変更には、ディスクドライブの追加または削除、ディスクグ
ループの作成または削除、仮想ディスクの追加または削除などがあります。 構成データを保存
しておくと、ストレージシステムの再初期化が必要になるようなことがあった場合に、時間を
大幅に節約できます。 構成データは、ストレージシステム以外の場所に保存される一連のファ
イルに格納します。
構成データの保存は、HP P6000 Command View がインストールされている管理サーバーから
実行します。また、HP Storage System Scripting Utility (SSSU) を実行して HP P6000 Command
View と通信できる任意のホストからも保存を実行できます。
注記: HP SSSU の使用方法の詳細については、『HP Storage System Scripting Utility リファレ
ンス 』を参照してください。 「マニュアル」 (79 ページ) を参照してください。
1. HP SSSU のデスクトップアイコンをダブルクリックして、HP SSSU を起動します。 プロ
ンプトが表示されたら、Manager (管理サーバー名または IP アドレス)、ユーザー名、パス
ワードを入力します。
2. LS SYSTEM と入力して、管理サーバーで管理されている EVA ストレージシステムを表示
します。
3. SELECT SYSTEM system name と入力します。ここで system name は、ストレージシ
ステムの名前です。
ストレージシステムの名前では、大文字と小文字が区別されます。 名前の文字列にスペー
スが含まれる場合は、名前を引用符で囲んでください。 たとえば、SELECT SYSTEM
Large EVA と入力します。
4. CAPTURE CONFIGURATION (構成データの出力ファイルのフルパスとファイル名も指定し
ます) と入力します。
構成データは、最大 5 つのファイルに保存されます。ファイルの内容は、SSSU スクリプ
トです。 ファイル名は、ユーザーが選んだ名前で始まり、その後にリストア (復元) ステッ
プの番号が付け加えられます。 たとえば、LargeEVA.txt というファイル名を指定する
と、LargeEVA_Step1A.txtLargeEVA_Step1B などの名前が付けられた一連の構成
ファイルが生成されます。
構成ファイルの内容は、テキストエディターで確認できます。
注記: ストレージシステムが容量の異なるディスクドライブで構成されている場合、HP SSSU
の手順では、同じ容量のディスクドライブが排他的に同じディスクグループに追加される保証
はありません。 サイズとタイプの異なるディスクを含むアレイ構成を復元する必要がある場合
は、そのようなディスクグループを手動で作り直す必要があります。 コントローラーソフト
ウェアと HP SSSU CAPTURE CONFIGURATION コマンドは、このようなタイプの構成を自
動で復元するようには設計されていません。 詳細については、『HP Storage System Scripting
Utility リファレンス』を参照してください。
ストレージシステムの構成データの保存 43