HP 6400/8400 Enterprise Virtual Array ユーザーガイド - Japanese (5697-2032, July 2012)
ライトバック
キャッシュ
データがキャッシュに書き込まれた時点で、書き込み動作が完了したことをホストに通知す
るコントローラープロセス。 これは、データをディスクに転送する前に発生します。 データ
がキャッシュに到達したらただちに書き込み動作が完了するため、ライトバックキャッシュ
方式によって応答時間が短縮されます。 データがキャッシュに書き込まれた後、コントロー
ラーは、可能な限り短い時間でデータをディスクドライブに書き込みます。
ラック 主にストレージシステム装置を保持および支持するために設計された床設置構造。 すべての
ラックは、EIA (米国電子工業会) 「規格 RS-310-C」に従って、パネルの搭載が可能です。
ラック設置単位 穴の反復パターンに基づくラックの高さの計測単位。 「U」スペースまたはパネルの高さに
よって表されます。 穴の反復パターンは、EIA「標準 RS-310-C」に基づいて、44.45mm (1.75
インチ) の間隔が空けられています。 たとえば、3U の装置の高さは 133.35mm (5.25 イン
チ)、4U の装置の高さは 177.79mm (7.0 インチ) です。
リダンダント電源
構成
電源の single point of failure (単一点障害) を防止することによってシステムの連続動作を可能
にする、HP エンタープライズストレージシステムのラックおよびエンクロージャーの機能。
リンク ファイバーチャネルデバイスのポートの接続。1.
2. ファブリックへの全二重接続、またはループデバイスのシンプレックス接続です。
ループ アービトレーテッドループ を参照。
ループ ID 10 進数で 0~126 の連続した番号が付けられている 7 ビットの数値で、ループ上で有効な
127 の AL_PA の値を表します (ファイバーチャネルでは、10 進数で 127~256 の数値は
AL_PA 値として許可されていません)。
ループペア コントローラーと物理ディスクドライブの間のファイバーチャネル接続。 物理ディスクドラ
イブは、ファイバーチャネルアービトレーテッドループペアを介してコントローラーに接続
されます。 ループペア 1 およびループペア 2 と呼ばれる 2 つのループペアがあります。各
ループぺアは、2 本のループ (ループ A およびループ B と呼ばれます) によって構成され、各
ループは、通常の動作中は独立して動作しますが、一方のループに障害が発生した場合は、
相互にバックアップを提供します。
冷却ファン ファン を参照。
レーザー 光波を増幅し、狭くて非常に強力なビームに集中させるデバイス。
レポートグループ エンタープライズ ストレージシステム コントローラーペアと、それに関連するディスクドラ
イブエンクロージャー。 エンタープライズ ストレージシステム コントローラーは、ループ
上の各 EMU に、固有の 10 進数によるレポート グループ番号を割り当てます。 各 EMU は、
ディスクドライブ環境情報を、それぞれのサブ エンクロージャーから収集し、エンクロー
ジャー アドレス バスを介してレポート グループのすべてのメンバーにそのデータをブロー
ドキャストします。 他のレポート グループ内のエンクロージャーからの情報は無視されま
す。
ログオン ユーザーまたはネットワーク接続が、認可されたネットワークユーザーまたは参加者として
識別される手順です。
わ
ワイン色 ホットプラグ対応のユニットを識別するために使用している方法。CRU のタブ、レバー、ま
たはハンドルがワイン (赤紫) 色に塗装されているのはこの理由からです。
割り当てポリシー 仮想ディスクの作成方法を決定するストレージシステムの規則。 2 つの値があります。すな
わち、
• Allocate Completely (すべて確保) - 仮想ディスクが物理ディスク上で要求するスペース
が、仮想ディスクがそのスペースを現在使用していない場合でも確保されます。
• Allocate on Demand (必要なときに確保) - 仮想ディスクが物理ディスク上で要求するス
ペースは、必要になるまで確保されません。
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