HP 6400/8400 Enterprise Virtual Array ユーザーガイド - Japanese (5697-2032, July 2012)
4. システムを再起動して、新しく追加したパラメーターをロードします。
• Solaris 10 の場合は、Oracle のソフトウェアダウンロード Web サイト (http://
www.oracle.com/technetwork/indexes/downloads/index.html (英語)) にアクセスして、最
新のパッチをインストールします。 [Servers and Storage Systems] の下で、[Solaris 10] を
選択します。必要なソフトウェア/パッチをインストールしたら、ホストを再起動します。
Solaris 10 では、コントローラーと LUN の認識が自動で行われるため、新しい LUN の追
加後にそれ以外の操作を行う必要はありません。
1. Solaris 10 x86/64 の場合は、パッチ 138889-03 以降がインストールされていること
を確認します。 SPARC の場合は、パッチ 138888-03 以降がインストールされてい
ることを確認します。
2. /kernel/drv/sd.conf ファイルに次の行を追加して、再試行回数を増やします。
sd-config-list="HP HSV","retries-timeout:10";
3. /etc/system ファイルに次の行を追加して、I/O タイムアウトの値を 30 秒に減らしま
す。
set sd:sd_io_time=0x1e
4. システムを再起動して、新しく追加したパラメーターをロードします。
lpfc ドライバーを使用する Emulex FCA の設定
lpfc ドライバーを使用する Emulex FCA を設定するには、以下の手順に従ってください。
1. サポートされている最新バージョンの lpfc ドライバーを使用していることを確認します
(http://www.hp.com/storage/spock (英語) を参照)。
このサイトにアクセスするには、HP Passport へのサインアップが必要です。 SPOCK の使
用方法の詳細については、『Getting Started Guide』(http://h20272.www2.hp.com/Pages/
spock_overview/introduction.html (英語)) を参照してください。
2. /kernel/drv/lpfc.conf ドライバー設定ファイルで、次のパラメーターを編集して、
SAN インフラストラクチャ用に FCA をセットアップします。
topology=2;
scan-down=0;
nodev-tmo=60;
linkdown-tmo=60;
3. FCA を 1 枚だけ使用しマルチパス構成を使わない場合は、次のパラメーターを編集して、
コントローラーが再起動する際のデータ消失を防止します。
nodev-tmo=120;
4. マルチパス用に VxVM (Veritas Volume Manager) DMP を使用する場合 (シングルまたはマ
ルチ FCA 構成) は、次のパラメーターを編集して VxVM が正しく動作するようにします。
no-device-delay=0;
5. ファブリックトポロジでは、永続バインディングを使用して SCSI ターゲット ID をアレイ
ポートの WWPN (World Wide Port Name) にバインドします。 これによって、システム
が再起動しても、SCSI ターゲット ID は変化しません。 永続バインディングは、設定ファ
イルを編集するかまたは lputil ユーティリティを使用して設定します。
注記: ターゲット ID を順番に割り当てることと、SAN 内の各ホストで EVA が同じター
ゲット ID をもつようにすることをお勧めします。
EVA6400/8400 を対象にした次の例は、ターゲット 20 および 21 (lpfc インスタンス 2)
の WWPN 50001fe100270938 および 50001fe100270939 へのバインディングと、
ターゲット 30 および 31 (lpfc インスタンス 0) の WWPN 50001fe10027093a および
50001fe10027093b へのバインディングを示します。
60 アプリケーションサーバーの設定