HP 6400/8400 Enterprise Virtual Array ユーザーガイド - Japanese (5697-2032, July 2012)

34 OpenVMS および Tru64 UNIX での障害シナリオ (続き)
障害の影響障害の原因
可能なパスにフェイルオーバーします。 データが失われたり、壊れた
りすることはありません。
OpenVMS OS は、MVTIMEOUT 値を超えるまでの間、ボリューム
Mount Verify 状態として報告します。超えた場合は、ボリュームは
サーバーパス障害
Mount Verify Timeout 状態になります。 データが失われたり、壊れた
りすることはありません。
Tru64 UNIX すべての I/O が停止しました。 アプリケーションが
I/O エラーを返しました。 システムディスクに I/O 障害が発生する
と、システムにパニックが発生する可能性があります。 書き込みが完
了していない、またはフラッシュされていないことによるデータの消
失が予想されます。 再起動後にファイルシステムの検査が必要な場合
があります。
OpenVMS OS は、MVTIMEOUT 値を超えるまでの間、ボリューム
Mount Verify 状態として報告します。超えた場合は、ボリュームは
ストレージパス障害
Mount Verify Timeout 状態になります。 データが失われたり、壊れた
りすることはありません。
Tru64 UNIX I/O は、引き続き利用可能なパスにフェイルオーバー
します。 データが失われたり、壊れたりすることはありません。
Linux
35 Linux での障害シナリオ
障害の影響障害の原因
OS が再起動し、自動的にディスクチェックを実行します。 HSV ディ
スクは、システムによって自動的にマウントされる場合を除いて、手
動でチェックする必要があります。
サーバー障害 (ホストの電源を入れなおす)
短期的: I/O がサスペンド状態になり、データが失われる場合があり
ます。
長期的: I/O エラーによって I/O が停止し、データが失われます。
害の発生したドライブを復旧するには、HBA ドライブの再ロードが必
スイッチ障害 (SAN スイッチが無効)
要です。再マウントの前に、障害の発生したドライブで fsck を実行す
る必要があります。
短期的: I/O がサスペンド状態になり、データが失われる場合があり
ます。
長期的: I/O エラーによって I/O が停止し、データが失われます。
ライバーを再ロードできません。システムの再起動が必要であり、再
コントローラー障害
マウントの前に障害の発生したディスクで fsck を実行する必要があり
ます。
短期的: I/O がサスペンド状態になり、データが失われる場合があり
ます。
長期的: I/O エラーによって I/O が停止し、データが失われます。
ライバーを再ロードできません。システムの再起動が必要であり、再
コントローラーの再起動
マウントの前に障害の発生したディスクで fsck を実行する必要があり
ます。
短期的: I/O がサスペンド状態になり、データが失われる場合があり
ます。
長期的: I/O エラーによって I/O が停止し、データが失われます。
害の発生したドライブを復旧するには、HBA ドライブの再ロードが必
サーバーパス障害
要です。再マウントの前に、障害の発生したドライブで fsck を実行す
る必要があります。
短期的: I/O がサスペンド状態になり、データが失われる場合があり
ます。
長期的: I/O エラーによって I/O が停止し、データが失われます。
害の発生したドライブを復旧するには、HBA ドライブの再ロードが必
ストレージパス障害
障害シナリオ 135