HP 6400/8400 Enterprise Virtual Array ユーザーガイド - Japanese (5697-2032, July 2012)
D 非標準ラックの仕様
本付録では、EVA6400/8400 を標準ラック以外のラックに設置する場合の要件について説明
します。 ストレージシステムが正常に稼動するには、ここに示す要件をすべて満たす必要があ
ります。
ラックの仕様
コンポーネントの収納スペース
EVA コンポーネントのマウンティングブラケットを垂直マウンティングレールの裏側に取り付
けるには、設置用のスペースが必要です。 ブラケット取り付けのためのスペースは、マウン
ティングレールの幅と、ネジ、クリップナットなど、取り付け金具用に取っておく必要のある
空間を含みます。図 28 「設置スペースの寸法」に、EVA 製品系列の設置用スペースの必要寸
法を示します。 この図は、サーバーなど、ストレージシステム以外の HP 製コンポーネントの
設置スペースを示すものではありません。
図 28 設置スペースの寸法
EIA310-D 規格
ラックは、EIA (Electronic Industries Association、米国電子工業会) の「Standard 310-D, Cabinets,
Racks and Associated Equipment」を満たす必要があります。 この規格は、ラック設置用のス
ペースとコンポーネントの寸法を「U」単位で定義しています。
この規格は、Web サイト http://www.eia.org/ (英語) にアクセスして購入できます。
EVA キャビネットの寸法と許容範囲
EVA コンポーネントのラックマウント用ブラケットは、奥行きが 28.25~29.6 インチ (レール
の内側から内側まで、約 70~75cm) に設定されているマウンティングレールを取り付けたキャ
ビネットを収納できるように設計されています。
重量、寸法、およびコンポーネントの CG の測定
キャビネットの CG 寸法は、キャビネットの内側底部 (Z)、垂直マウンティングレールの先端
(Y)、およびキャビネットの設置スペースのセンターライン (X) からの測定に基づき報告してい
ます。 コンポーネントの CG 寸法は、コンポーネントを収納する U スペースの底部 (Z)、マウ
ンティングフランジの設置面 (Y)、およびコンポーネントのセンターライン (X) から測定してい
ます。 表 25 「コンポーネントデータ」に、EVA コンポーネントの CG 寸法を示します。
ラックの仕様 111