User Guide --ProtectTools --Windows XP and Windows Vista (January 2007)
内部または外部からの不正なアクセスの防止
機密データや顧客情報を含むコンピュータが内部または外部からアクセスされると、不正なユーザが
社内ネットワーク リソースに侵入したり、金融サービス、役員、または研究開発チームからのデー
タ、または患者記録や個人の財務データなどの個人情報を入手したりできてしまう可能性がありま
す。 不正なアクセスを防止するには、以下の機能が役立ちます。
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ブート前認証機能が有効になっていると、オペレーティング システムへのアクセスの防止に役
立ちます。 以下の項目を参照してください。
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53 ページの 「スマート カードの電源投入時認証サポートの有効/無効の設定」
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54 ページの 「内蔵セキュリティの電源投入時認証サポートの有効/無効の設定」
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46 ページの 「Java Card への名前の割り当て」
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65 ページの 「Drive Encryption for HP ProtectTools」
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Embedded Security for HP ProtectTools は、以下の方法で、コンピュータ本体に保存されている
機密のユーザ データまたは証明情報を保護するために役立ちます。
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34 ページの 「セットアップ手順」(内蔵セキュリティのセットアップ)
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37 ページの 「Personal Secure Drive(PSD)の使用」
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Credential Manager for HP ProtectTools は、以下方法で、不正なユーザがパスワードを入手した
り、パスワードで保護されたアプリケーションにアクセスしたりできないようにするために役立
ちます。
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14 ページの 「セットアップ手順」(Credential Manager のセットアップ)
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21 ページの 「シングルサインオンの使用」
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Device Access Manager for HP ProtectTools を使用すると、IT 管理者は、機密情報をハードドラ
イブからコピーできないように、書き込み可能なデバイスへのアクセスを制限することができま
す。
61 ページの 「簡易構成」を参照してください。
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Personal Secure Drive 機能では、以下の方法で機密データを暗号化し、認証なしではアクセスで
きないようにします。
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34 ページの 「セットアップ手順」(内蔵セキュリティのセットアップ)
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37 ページの 「Personal Secure Drive(PSD)の使用」
強力なパスワード ポリシーの作成
いくつもの Web ベースのアプリケーションやデータベースに対して強力なパスワード ポリシーを使
用する必要が生じた場合、Credential Manager for HP ProtectTools で以下の方法により、パスワード
やシングルサインオンのための保護されたリポジトリが提供されます。
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14 ページの 「セットアップ手順」(Credential Manager のセットアップ)
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21 ページの 「シングルサインオンの使用」
セキュリティを強化するために、Embedded Security for HP ProtectTools は次に、ユーザ名とパスワ
ードのリポジトリを保護します。 これにより、ユーザはメモに残したり覚えたりしなくても、複数の
強力なパスワードを保持することができます。
34 ページの 「セットアップ手順」(Embedded
Security のセットアップ)を参照してください。
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第 1 章 セキュリティの概要
JAWW