User guide

8 コンピューターのメンテナンス
コンピューターを最適な状態に保つには、定期的なメンテナンスを行うことが非常に重要です。この
章では、[ディスク デフラグ][ディスク クリーンアップ]などのツールの実行によって、コンピュー
ターのパフォーマンスを向上させるための情報を提供します。また、プログラムおよびドライバーの
更新、コンピューターの清掃手順、コンピューターの持ち運びに関する情報も提供します。
パフォーマンスの向上
誰もが高速なコンピューターを望んでいますが、[ディスク デフラグ][ディスク クリーンアップ]
どのツールを使用して定期的なメンテナンス作業を実行することにより、コンピューターのパフォー
マンスを向上させることができます。また、コンピューターが古くなるにつれて、より大容量のドラ
イブの取り付けやメモリの増設を検討する可能性が出てきます。
ドライブの取り扱い
ドライブを取り扱う場合、以下の点に注意してください。
ドライブの着脱を行う前に、コンピューターをシャットダウンします。コンピューターの電源が
切れているのか、スリープ状態か、またはハイバネーション状態なのかわからない場合は、まず
コンピューターの電源を入れ、次にオペレーティング システムの通常の手順でシャットダウン
します。
ドライブを取り扱う前に、塗装されていない金属面に触れるなどして、静電気を放電してくださ
い。
リムーバブル ドライブまたはコンピューターのコネクタ ピンに触れないでください。
ドライブをドライブ ベイに挿入するときは、無理な力を加えないでください。
バッテリのみを電源として使用している場合は、メディアに書き込む前にバッテリが十分に充電
されていることを確認してください。
ドライブを発送するときは、気泡ビニール シートなどの緩衝材で適切に梱包し、梱包箱の表面
に「コワレモノ―取り扱い注意」と明記してください。
ドライブを磁気に近づけないようにしてください。磁気を発するセキュリティ装置には、空港の
金属探知器や金属探知棒が含まれます。空港のベルト コンベアなど機内持ち込み手荷物を
チェックするセキュリティ装置は、磁気ではなく X を使用してチェックを行うので、ドライブ
には影響しません。
ドライブ ベイからのドライブの取り外し、ドライブの持ち運び、送付、保管などを行う前に、
ドライブからメディアを取り出してください。
オプティカル ドライブ内のディスクへの書き込みが行われているときは、キーボードから入力
したり、コンピューターを移動したりしないでください。書き込み処理は振動の影響を受けやす
い動作です。
外付けハードドライブに接続したコンピューターをある場所から別の場所へ移動させるよう
場合は、事前にスリープを開始して画面表示が消えるまで待つか、外付けハードドライブを適切
に取り外してください。
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8 章 コンピューターのメンテナンス