HP Smart Zero Core 4.4 Administrator's Guide

RDP でのスマート カード リダイレクトの使用
初期設定では、スマート カードは高レベルのリダイレクトを使用してリダイレクトされるため、セッ
ションおよびその他のリモート アプリケーションへのログインにスマート カードを使用できます。
スマート カードによるログインを有効にするには、ログイン画面または[接続設定][スマートカー
ド ログインを許可する]チェック ボックスにチェックを入れます。これにより、ユーザーはあらかじ
め資格情報を指定することなく接続できるようになります。その後、RDP クライアントが RDP セッ
ションを開始し、ユーザーはスマート カードを使って認証するよう求められます。
このテクノロジでは、スマート カード リーダーのドライバーがクライアントにインストールされて
いる必要があります。初期設定では、CCID および Gemalto ドライバーがインストールされているた
め、市販の多くのスマート カード リーダーがサポートされています。追加のドライバーをインス
トールするには、ドライバー/usr/lib/pkcs11/に追加します。
注記: スマート カードによるログインが
有効になっている場合
、ネットワーク レベル認証
はサ
ポート
されず
、自動的に無効
になります
RDP オプションの設定
ユーザーの操作環境を最適にするために、[接続の設定][操作環境]タブを使用して、[接続速度]
[LAN]に設定します。帯域幅を減らす必要がある場合は、接続速度を[モデム]設定すると、すべての
操作環境オプションが無効になります。
以下の表で説明している追加オプションを設定するには、[オプション]タブのチェックボックスを使
用します。
4-9 一般的な接続オプション
接続オプション 説明
移動イベントを有効にする 初期設定では有効になっています。ポインティング デバイスが動かされるたびに
メッセージを RDP サーバーに送信します。これを無効にすると、ツールチップなど
「マウス ポインターを合わせる」ことで表示されるオプションが、ほとんどの場合表
示されなくなります
データ圧縮を有効にする 初期設定では有効になっています。データ圧縮を無効にするとサーバーおよび
クライ
アント
CPU 使用量を減らすことができますが、これによってネットワーク
帯域幅
が大幅
に増加します
暗号化を有効にする 初期設定では有効になっています。すべてのトラフィックを TLS または RC4 暗号化
でエンコードします。無効にすると、クライアントおよびホストの CPU 使用量が削
減されます
ビットマップの更新を強制する 初期設定では有効になっています。ビットマップが表示されていない場合でも保存し
ます。これにより、クライアントのメモリ
使用量が増加しますが
、背景画像
の再描画
機能が向上します
管理者コンソール
に接続する
初期設定では無効
になっています
。有効にすると、RDP を使用できるようになり
RDP が無効になっていて管理者コンソールのみが
有効になっているサーバーに接続
できます。主にデバッグのために使用します
送信するホスト名 指定されたテキスト文字列を、そのシステムのホスト名ではなくクライアントのホス
ト名として送信します
RDP 接続機能
の概要
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