HP Smart Zero Core 4.4 Administrator's Guide

ンター、オーディオ デバイスなど一部のデバイスは、リダイレクトのために追加のオプションを使
用します。
RDP での大容量記憶装置のリダイレクトの使用
初期設定では、RDP セッションは、高レベルのドライブ リダイレクトを使用してすべての大容量記
憶装置をリモート ホストにリダイレクトします。USB フラッシュ ドライブ、USB DVD-ROM ドラ
イブ、外付け USB ハードディスク ドライブなどのデバイスをシステムに接続すると、クライアント
はそのデバイスを検出してローカル ファイル システムにマウントします。その後、RDP が、マウン
トされたドライブを検出してリモート ホストにリダイレクトします。リモート ホスト内では、その
ドライブが Windows エクスプローラーで新しいディスク ドライブとして表示され、<デバイス ラベ
> on <クライアントのホスト名>という名前が付けられます(例:Bill_USB on
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この種類のリダイレクトには 3 つの制限があります。
デバイスを取り外すためのアイコンがリモート ホストのタスクバーに表示されません。このた
め、デバイスを取り外す前に、コピーされたデータが同期されるまでの時間を十分に取り、デバ
イスが壊れないようにしてください。通常、ファイル コピーのダイアログが消えてから待機す
る必要がある時間は 1 秒未満ですが、デバイスの書き込み速度およびネットワークの遅延時間に
よっては、最大で 10 秒間待機することが必要になる場合があります。
クライアントでサポートされているファイル システムのみがマウントされます。サポートされ
ているファイル システムは、FAT32NTFSISO9660CD-ROMUDFDVD-ROM、お
ext3 です。
デバイスはディレクトリとして扱われるため、フォーマットやディスク ラベルの変更といった
ドライブでよく行われる作業はできません。
大容量記憶装置のリダイレクトは、必要に応じて無効にできます。そのためには、USB リダイ
レクトを無効にします。次に、以下の表で説明しているように、レジストリ キー エントリを変
更します。
4-8 USB リダイレクトの無効化
レジストリ エントリ 設定する
説明
root/USB/root/holdProtocolStatic 1
接続が設定または設定解除されたときに USBR タイプが
自動的に変更されないようにします
root/USB/root/protocol local
デバイスをリモート セッションにリダイレクト
するため
RDP 接続が試行されないようにします
USB 容量記憶装置のローカル マウントを完全に無効にするか、USB 容量記憶装置のリダイレク
トのみを無効にして他のデバイスのリダイレクトを許可するには、クライアント ファイル システム
で、udev ルール/etc/udev/rules.d/010_usbdrive.rules を削除します。
RDP 接続機能
の概要
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